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職場の「心理的な安全性」を高める

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

私はスクラムヒューマンパワーのスタッフに、
役職無しで呼んでもらうようにしています。
みんな社長ではなく、「日原さん」と呼んでくれます。
時には「社長!これ買ってください!」「社長、これが食べたいです!」
なんて言われるときもありますけれど・・・ 笑。

社長になりたいと思って会社を設立したのではなく、
全員が主役、主人公のフィールドを創りたいという
ミッションから会社を設立しました。
ひとりひとりが「新たな価値」を創造して、現状の課題を分析し、
新規事業を構築していけるように、
「イノベーション」を起こしていこうと立ち上がりました。

それぞれがプロフェッショナルに、プライド、
誇りを持てる志高い仕事をして欲しい、
どんな仕事でもお客様をイメージして、
高品質を提供できるようにしていきたいと考えています。
そして、理想の組織を作っていきたいと思います。

昨今は、うつなど心の病が多く、
休業したり転職したりする方が多くみられます。
離職の理由が会社の雰囲気にあることが多いです。
仕事はやり甲斐があるものの、人間関係に問題があって
出社拒否になるパターンもあります。
そういった組織はルールも曖昧で、
上司部下間の報連相もできないような状態にあります。

私は人材サービスを提供していますので、
会社を訪問するためによく職場を観察します。
これからは「心理的な安全性」を高めることが
緊急かつ重要な要件になります。
新卒の採用を検討する中小企業には、
この「心理的な安全性」を重視した職場のデザインを提案しています。

「心理的な安全性」とは、素直にお互いの意見交換ができ、
誰でも気兼ねなく会話ができる状態です。
組織・チーム全体が成長に向けた違和感を持つことなく、
ビジョンを共有できるよう努めることです。

私もサラリーマン時代に製造メーカーで人事総務部に在籍していました。
繁忙期は工場の生産ラインで組立、塗装で
補助的な作業をして現場の協力をした経験があります。
工場の使命は「納期を守る」ことでした。
納期を守る為に、前工程のスタッフが後工程の作業に協力したり、
夜遅くまで残業し、Oneteamで乗り切ったことがありました。
総務部は夜食を用意したり、休憩中は笑い声もあり、
忙しいにも関わらず楽しく仕事ができる環境でした。
これも「心理的な安全性」が高い環境です。

グーグル社は、2012年に調査を行った
「プロジェクトアリストテレス」の中で、
4年の歳月をかけ「効果的なチームはどのようなチームか」を
調査・分析しました。

リサーチチームが見出したのは、
真に重要なのは「誰がチームのメンバーであるか」よりも、
「チームがどのように協力しているか」だということでした。
様々な協力の仕方がある中で、圧倒的に重要なのが
「心理的な安全性」であり、心理的な安全が高いチームは離職率が低く、
収益性が高いと結論づけました。
心理的な安全性の研究結果には、
「業績の向上、イノベーションやプロセス改善が進みやすい」
「意思決定の質が上がる」「情報・知識が共有される」
「チームの学習が促進される」などに有効性があったと証明されています。

多くの中小企業はいまだ7つの習慣の中にあります。
刃を研ぐ時間もなく、仕事、作業に振り回され、
肝心な心理的な安全性を考慮できていません。
この変革期、危機に「心理的な安全性」に
フォーカスしてみるのもよいのではないでしょうか?


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