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勇気、覚悟、魂を磨く

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

岸田内閣がスタートしますね。初入閣する方も大勢いらっしゃいます。
論戦を繰り広げ、批判も糧に、
強いリーダー、政治家に成長してほしいと思います。

孫氏の兵法に「戦わずして勝つ」とあります。
これは戦争による損益を考えた思想で、勝った時に
最上の利益が得られるのは、自分も相手も無傷の状態であるからです。
「厳しい戦いを制し、強い組織に成長する」には
少し矛盾するかもしれませんが、
この考え方は、ビジネスでも基本戦略であると言ってもよいでしょう。

高校のOB試合に参加したときのことです。
日川高校OBチームに人数が足りないので、
急遽別の高校卒の方にも出場を依頼しました。
伝統のユニフォーム「赤・黒」のジャージを渡すと、
「このユニフォームにしみ込んだ伝統が重々しくて、
とても着ることができないですよ」としばらく遠慮していました。
それでもゲーム開始直前にはユニフォームを着て、
いつもより良い動きで活躍してくれました。

ゲームが終わる直前に、やはり日川高校ユニフォームを着た他校のOBが、
「赤・黒ジャージを着た選手を見ると勝てる気がしないし、
赤・黒ジャージを着た瞬間、いつもより強くなった気分になった!」
と興奮気味に話してくれました。

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「長年にわたり伝統ある強豪チームであった」
という情報が、相手に脅威を与えます。

勝ち続けていると戦いにおける「勢い」が生まれ、
そこから更なる勢いを引き寄せます。
もちろん根底には普段からの準備が必要で、
準備を怠ればいくら目標を立てても机上の空論です。

日本のラグビーが強化された要因に、国際試合を増やし、
ゲームの経験値を高めたことが上げられます。
エディー・ジョーンズさんのマッチングするテストマッチは、
どれも強豪チームばかりでした。


エディーさんは、オーストラリアや南アフリカを世界一、
二を争うチームへと強化したことで、
世界的にも屈指のコーチとして名を轟かせました。
そのため、強豪チームとの試合交渉が優位になり、
日本はレギュラークラスと試合をすることができるようになったんです。
国際試合のゲームが増え、
厳しいゲームを経験することが成長につながります。
次第に接戦を繰り広げられるようにチームは強化されていきます。

私の高校時代・大学時代は、所属するチームが強豪でしたので、
練習試合も同じ目標を持ったチームばかりでした。
試合に負ければ、そのあとの反省練習が厳しいトレーニングに変わります。

組織・チームの強化には、最強のチームビルディングが不可欠なんです。
ビジネスでは如何に交渉を進めて、手ごわい相手に理解してもらえるか。
選挙でも地方の楽な戦いばかりを繰り返していると、
いざその階層から上がる選挙で簡単に敗北してしまったりします。

時には、ギリギリの戦い、ビジネスに自分から飛び込むことも必要です。
これを人は、勇気、覚悟、魂を磨くといいます。


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