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東洋医学講座 312
脾系統の病理と実邪脾実の場合
①脾実のときの症状として腹痛を挙げます。これは実でも虚でも現れる症状でありますが、腹痛を実なる症状として挙げた場合、実証タイプの人は痛みは強くなります。
なぜ痛みが強いかといいますと、実証タイプの人は体力があり、抵抗力も強いのでとても痛がります。しかし、実際には治りやすく、その反面、無理をしやすく、不摂生もしやすくなります。痛がる場合は、まだ体力が十分にある証拠で
東洋医学講座 308
脾系統の四季の病理脾病は秋に治りやすく、秋に治らなければ春に著しく悪化し、春に死ななければ長夏を待って起こる性質があります。
脾病の主症状は、代謝閉塞しがちとなり、体が重く、倦怠感が強く、体中の関節に痛みを感じます。
四季と脾系統の病理
脾経の四季の病理については、旺相死囚休を使い、五季の相生・相剋のめぐりで説明します。
病が脾にある場合は、脾は土性に属すので、土という符号に合わせますと土