東洋医学講座 114
▽『東医宝鑑』にみる爪の見方『東医宝鑑』に「爪甲白きものは治せず」とありますが、ここでいう「白」とは、肺の色をさします。したがって、爪が白いということは、肺機能が亢進しているので、金剋木で肝臓に問題が起こります。ここでは肺の剋作用が強くなっていることを示しています。だいたい肺機能が亢進している人は、耳が白くなります。耳が白いのは、耳は腎が司るので、肺の力が腎に影響しているということです。耳が白いうちはいいのですが、爪が白くなるのは、それが肝にまで及んでいる証拠です。こうなると