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あの東北大震災の大津波から11年、次は100m超の津波がくる?

政府はたまに東北の復興復興と言うが彼らにはそんな気も、頭もない。

復興なんてさっぱりで瓦礫の片付けが済んだだけ。沿岸には適当に新たな堤防がずーっと続いているが、津波を防ぐ目的ではなく単にゼネコンに金を分配する目的。

別に批判している気はない。俺は当時、施工管理で世話役・現場代理人として4年福島県・宮城県で復興事業の監督・指揮にあたったが、ほんと日本は金金金金金金金金金金金金金金金...汚い動機でしか動いていないのをよく見てきて理解しているだけ。

誰しも死ぬし、あの世に金は持っていけないって昔から言われてんのに愚か者ばかりな訳さ現代は。

どのみち津波は防げないし、沿岸の瓦礫の片付けが済んでも昔のように近寄る人は少ないから何か建てろと言う気もない。

だから批判する意図はなく事実を言っただけ。

【さらさらな更地】

まあ地元の人間は今でも沿岸に住みたがらないので更地なまんまなのは仕方ないってことだw

亘理町荒浜の鳥の海漁港。昔は釣り人で賑わっていた港内は今でもガラガラ。子どもの頃は父に連れられて、釣りでカレイを狙っていた。

あの津波の後に食事処を開業する人もいたが、あまり人が近寄らなくなったのですぐ閉まってしまった。近年コロナまで重なってガランガラーン。

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でもまあ人がいなくても命の賑わいは変わらない。

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彼らは日本列島ぐるりと沿岸の住民として暮らしている。まあ陸では空から鳥が、海中ではフグやチヌやらが彼らを狙っているので沿岸の岩場に隠れ住むしかないんだが。

パートナー(元妻でもある)の家からは仙台沿岸、仙台港、遠くの石巻方面にある島々が見渡せる。

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この松林が並んでいる海岸。

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そうこれ。まあここはもう少し南。

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まあこの瓦礫は片付いた。それだけだ。

当時の動画→【地震】被災地上空リポート 仙台・若林区(11/03/13) https://youtu.be/NKyhWnEgwSQ @YouTubeより

復興事業は思い出すだけでウンザリだ。今でも。

何せ福島県って広いのよ。俺は福島市中心部から沿岸にかけて12か13市町村の宅地、道路、山林の除染事業を主に監督したんだが、地元の人より隅々まで自分の脚で歩いた訳。

だって工程を練らないといけないから、あの業者に任せたらどんな手順でやれば何日くらいで施工完了まで行くかなあと下見しないと、その職長に指示しにくいでしょ。

まだ除染に入る前の、藪だらけの山の中に入って遭難しかけ、変な遺跡まで見つけたくらい。遺跡というか年号に永がつくわからない時代の石碑があって、昔は福島県の山の中の至る所を街道が通っていたそう、その痕跡らしい。

葛尾村、ジャニーズの誰だかのダッシュ村があった村もやったけど、人がいなくなるとあっという間に植物が人工物を覆っていくの。そんで昼間っからイノシシとかが道路を我が物顔で闊歩するようになる。車で近寄ると逃げるどころか前脚で地面を蹴って「やんのか?おう!」みたいな感じで威嚇するの。逃げねーの。作業中にイノシシに遭遇し、草刈り機で対峙するも、吹っ飛ばされて太腿を縫う大怪我した作業員もいた。他の事業区では忙しいのにホームセンターで万引きして新聞に載るやつまでいて、責任者として俺が警察署に面会に行ったりなんだり、とにかく話しが止まらない上にそういう事ばっかだからウンザリ!!普段は一切語らない。

たまに福島県を通ると必ずため息ばかりつくのでパートナーが笑う。

思い出すとね、俺は二度と土建業界に戻るもんかと思う。まあまた震災あったら志願して行っちゃいそうだが、なるべくなら起きて欲しくない。

PTSDはその被害を見回るだけでもなる人がいるしね。復興事業開始当初はそりゃ酷い有り様だった訳で。感情移入し過ぎると虚しくなるよ。一生懸命何代もかけ開拓し自前で作った農地や畜産施設が使い物にならなくなる人だっているし、大切な人を失って茫然自失な人も見かけるし。良いことないよ。

【2027年から2032年までに100mの大津波がくる】

地元の有名な爺さんに大津波を予測して浅野史郎知事に嘆願を出したり、震災7日前に名取市長に津波対策を嘆願した飯沼勇義さんがいる。

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この本を読むにこの爺さん霊感があるの。本人は自覚がないけれども、霊感がある人ってのは自分自身の無意識にもしばしば感づくんだよ。

あれ、また津波くるのにこんなところに植林しても根付く前に流されるじゃん。自分何やってんだろ...と、ふと感じるとかさ。

まあこの爺さんはそこらの予言だ予知だとかみたいな人ではなく、地質調査と歴史調査で予測したんだけど。

で、この爺さん曰く予測が外れたらいろいろ言われるんだろうが、それでもと「2027年〜2032年までに東京や仙台に大津波が来る。それに次は東北震災の3倍、100メートル超の可能性がある」という。

100メートル超なんて誰も予測していない想定外な訳だが、そもそも想定外、想定外と言われまくった前回の震災からしても、大災害っていつも想定外な訳で。

で、紀元前に東北地方をそういう巨大な津波がきて地形が変わったような疑わしい地形、地質が各所にあるのが爺さんにそう思わせた根拠の一つなんだそう。

まあ紀元前って言ったらノアの大洪水とか神話に大洪水の話しは世界中にあるけれども。

眉唾だー!自分だけは大丈夫なんて備えをしない人が真っ先に被災するんだよ。

震災の教訓は早め早め事前に備えてリスクを軽減しておくに越した事はないだし、津波を予測していた一般人はこの爺さんの他にも複数いる。例えば、チリ津波の教訓から高台に避難場所になる小屋を作って備蓄していた爺さんとかさ。

【太平洋沿岸は津波、火山、隕石の危険地帯】

そもそもコレね。太平洋沿岸って危ないのよ普通に。火山、海底火山がめちゃくちゃ多いし、地殻の亀裂だらけ。地殻自体が不安定というか崩壊中なのか。めったくそ深い亀裂である海溝がずーっと走ってたりさ。広いからデカい隕石が太平洋に堕ちても大津波だし。リングオブファイア全体から溶岩が噴き出す大噴火が起きて沿岸の都市をあっという間に焼き尽くすような事がないとは言い切れない訳で。

せめて常に3日3晩は家から出なくても火を使わずとも飲み食いできる食料・飲水の備蓄、電気を使わなくても暖が取れる備えをして置いた方が良いですよ。


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