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イーロン・マスクから学ぶ開発の進め方

イーロン・マスクほどの功績を21世期に残している人間はいないと思います。マスクは48年の人生の中で、Zip 2、X.com(PayPal)、Tesla、Space X、Solar Cityと数々のスタートアップを生み育てました。超人的な情熱と執念で多くの人が不可能だと思っていたことを可能にしてきました。

イーロン・マスクが開発を早く進める方法について語ったインタビューがあります。これから彼のアドバイスを紹介したいと思います。

はじめに彼が重要視しているのがデザインです。もしデザインに時間がかかりすぎていたとしたらは、デザインを変えるべきと彼は考えています。複雑なデザインに執着するのは開発を遅らせる大きな要因だそうです。また、重要ではない部品や機能を容赦無く切り捨てる勇気も必要だと話しています。サンクコストなどは考えないらしいです。もし未来にその機能が使われていなければ、どんどん排除していくスタンスです。SpaceXの場合、炭素繊維の準備に時間がかかりすぎていたため、すぐ調達できるステレンスを使ったデザインに作り変えるなどしています。

また、製品の弱点は組織の弱点の鏡だと語っています。各部署やチームの方針や要件に従う必要はない。なぜなら、他のチームが提示した要件が100%合っていることの方がありえないからだ。だから、他のチームや部署と協力する時は相手の要件を疑う必要性があると語っています。

さらに、賢いエンジニアが陥りやすい最大の罠についても話していました。その最大の落とし穴は、必要ない物を効率化することに時間を使うだそうです。大学では、教授が問題を決めて生徒がその問題を解く。その問題自体が正しいものか大学生は考える必要はない。しかし、現実世界は大学の授業と違ってどの問題を解決するべきかをまず決めなくてはなりません。なので、イーロン・マスクと彼の率いるチームは問題定義にとてつもない時間を費やします。問題定義をしっかりすれば、答えは問題と比べて簡単だそうです。

以上がイーロン・マスクが語っていた開発を早く進める方法でした。シンプルなコンセプトですが実行するのは中々難しいかもしれないですね。それでも、皆さんがこの記事を読んで仕事や人生の効率化するカギを見つけるきっかけになれたら幸いです。

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