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冬の足音 (Twitter140文字小説)

 視界を行き交う車灯の群れ。

 最近はすっかりと灯る時間が早まった。

 イヤホンが奏でる音に合わせ、指でリズムを取る。

 団地へ流れるバスはまだ姿を現さない。

 ふいに吐息のような、かすかな風がふっとうなじを通り抜ける。

 そろそろポニーテールも終わりかな。

 明日から、下ろして登校しよ。

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