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銀の肴 (Twitter140文字小説)

 スゥとつめたい風が肌を刺す。

 コートのポケットからほどよい熱さのカイロを取り出し、頬の暖を取る。

 ふと、ふわりと綿が舞う。

 違う。

 雪だ。

 鈍色の空から今年最初のプレゼント。

 高いヒールの踵を返し、近くのコンビニへ足を向ける。

 今日は熱燗かな。

 ベランダで銀に染まる街を肴にしよっと。

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