悲雨 (Twitter140文字小説)
熱い瞼に意識が克明に届く。
馴染みの天井は薄暗い。
微かに外から差し込む光は夜には明るく朝には暗い。
まどろむようにはっきりしない乏しさに苛立ち、情報を隔絶している厚い布を開き世界と対面する。
しとしとと空が泣いている。
同情なの?
世界と別れようとしてるわたしに。
あとがき
Twitterに初投稿した140文字小説です。
厳しい人生に絶望した女性へ、まだ世界の優しさを感じて欲しい。そういう思いを込めて執筆しました。
頂けましたサポートは全て執筆に必要な活動、道具などに使用させていただきます。是非、よろしくお願いいたしますm(_ _)m