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緑の子 (Twitter140文字小説)

 緑だ。

 一面の真緑の絨毯のうえで、磊落な彼女は草汚れもお構い無しに大の字になっている。

 陽光は目映く、蝶も『はな』違いで彼女の上で羽を休めている。

 よく寝息をたてている。

 ふと好奇心が湧き、艶のある頬に指を沈める。

「そこよりこっちがいいな」

 人差し指で輝く唇をそっと示唆する。

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