僕は不純でしょうか (140文字小説)

 今日も同じ顔が並んでいる。

 6:55。停留所の光景は固定だ。

 学生服の男子。スーツの男性。

 そして、彼女。

 今日も、彼女はシトラスだ。

 爽やかで酸味のある香りが、今日も僕の鼻をくすぐる。

 凛とする彼女の仕事はなんだろう。

 彼女の職場に就職したいと思う僕は、動機が不純でしょうか。

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