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hiderina

拘束されるの嫌いなんだ


君は不思議な女の子だった。

時間を共有するし、体も共有するけど、
君は僕の彼女じゃなかった。

「私は誰の所有物にもなりたくないの。」

そう言って微笑む君。

「だから心はいらないから温もりをちょうだい。」

何度も君を独占するけど、心だけはくれないんだ。

だから僕は未だに君がつかめない。

それでも僕たちは"別れる"ことはない。
別に付き合っているわけでもないから。

でもこのままの関係が続くかもわからない。

君は、君の未来を僕にはくれないんだろう?

本当は拘束したいのかもしれない。
僕は君を僕だけのものにしたいのかもしれない。

けど、君は拘束を嫌うから。
君が離れていくのが怖いから。

僕は君の心を欲することができないんだ。

無邪気に隣で笑う君。
それだけで十分だったはずなのに。

欲深いのは僕なのか。
罪深いのは君なのか。

hiderina

君の陰に隠れて見えない。

hiderina

その部分を僕に見せて。

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