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#ほんの一瞬の物語

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この街のどこかで、ほんの一瞬で終わってしまう物語の破片を集めました。
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#歩く

WalKing

WalKing

僕はどうやらまっすぐ歩けないようで
真っ直ぐに歩いているつもりなのに歩けていないようで

人ごみを歩くとすぐに誰かにぶつかってしまう

「ごめんなさい」

そういう僕に、自分の道を乱されたことに 少しむっとした人たちは
すぐに軌道修正して真っ直ぐ歩いていく

そんな人を見送りながら僕はまた歩き始める

「なんで僕はまっすぐ歩けないんだろう」

そんな事をぼんやりと考えながら歩いていく

するとまた

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