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言葉ひとつひとつに意識を向けて詩に生命を宿らせる

とあるアーティスト H氏の想いを
詩に変換する取り組みをしているが
課題になるのは
僕の意図を含ませないこと
これがなかなか難しい

僕とH氏の付き合いは
もう6、7年になるので
シンクロしやすい反面
僕の意図も含ませやすくなる感覚がある

昨夜
実際にH氏とシンクロを試み
H氏になりきって
詩を綴ってみた

そこに出来上がったのは
H氏の書いたであろう詩
それなりにはできてる
だけど
H氏が書いたかもしれない詩
になっているのだ
まさにH氏が書いた詩
ではない

書いていて湧いてきたのは
「H氏は本当にこの言葉遣いをするか?」
という疑問だ
現時点でしていなくてもいい
この先の未来
H氏がその言葉遣いを
人生に組み込んでいく意思があるかどうか
ということが
すごく重要で
もしH氏に活用も意思もないのであれば
その部分は
僕が書いたことになる

恐らく
ニュアンスとしては
大きく外れていないだろう
しかし
言葉遣いが違ってくると
その詩から発生するエネルギーの質は
大きく変わってくる
それこそ
H氏の想いにノイズが入った状態になるのだ

だから
言葉の一つ一つをチェックして
H氏の詩として
練り上げていかなければいけない

これは僕にとって
それ以上にH氏にとって
大変な作業になるだろうが
こうした重箱の隅をつつくような
細かい作業をし続けるからこそ
人を魅了することができる

神々は細部に宿るというが
まさに神が宿ったかのような
神聖で大きなエネルギーが沸き立ち
まだ詩を読んでもないのに
詩が輝いてみえる

それは詩に
生命が宿っている
と言えるかもしれない

それだけでなく
H氏の想いにも
生命が宿っていく
そんな感覚があるんだ

作業としては
細かくて大変な取り組み
だけど
プロセスも結果も
すごく面白くなるだろう

こう書いていて
いま気が付いたが
僕は
詩人っぽくなってきた^^



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