滝藤英雄 / Hideo_takihuji

日本最高のクリエイターを目指しているので応援してください!! 小説を書いていますので、…

滝藤英雄 / Hideo_takihuji

日本最高のクリエイターを目指しているので応援してください!! 小説を書いていますので、好きにご購入して下さい。もしアニメ化するのであればご連絡ください!! コメントなどはお気軽にどうぞ!!あなたの応援が僕の力になります!!

最近の記事

#27 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第14話 「そこにあるのは戦い」

目の前に巨大なメイスを振るうこの男。黒いスーツ姿で広い肩幅、そして白い髭を生やしたこの男。ウイリー・べドナーと呼ばれるこの男は自らの手で部下であったはずの女性隊員をその手で殺めた。  そして再びその手で他の四人の部下の命も奪い取ろうとした瞬間、藍川竜賀と猿渡源太は身体が動いた。 竜賀「く…アンタ…自分が何しようとしてるか分かってんのか!?」 源太「アンタが今殺そうとしてるのは……アンタの仲間じゃねぇのか!!?」 ウイリー「さっきまではね……しかし、ダミアン・シーベルト

    • #26 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第13話「猿渡源太の真実」

       夜になったシカゴの都市の中、不気味な程静かな都市にゾロゾロと謎の男達が現れ始めた。その男達の中心にいたのは軍服姿をした高身長の紳士の様な男だった。 スティーブン「さあ!!これより!このシカゴシティを一気に制圧する!!都市のあらゆる場所に事件を起こし、マクシム連合の戦力は完全に分散されている!!今こそ都市を我がブルガント団の手に!!」 一同「オオオオオオオオ!!!!」  軍服の男・スティーブンが他の男達にそう言い放つと、男達は地を揺らす程の雄叫びを上げた。 スティーブ

      • #25 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第12話「マーカス・ジャッジ」

         シカゴシティから自動車で1時間以上かけて北西に向かうとジェノバ湖と言う湖に辿り着く。その湖にあるレイク・ジェニーバ・パブリック・ビーチはアメリカでも有数の観光地でもある。  当然ジェノバ湖の自然豊かなビーチを訪れる客も多くホテル・宿も沢山並んでいた。  その宿泊施設の中で焦茶色の木造建築の宿は中々珍しく、コンクリートの建造物が立ち並ぶ中かなり目を引いた。  そして、その宿の裏側にある湖を一望できるウッドデッキに二人の男が立っていた。 マーカス「頼む……Mr.ドミニク

        • #24 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第11話「もう一度だけ会わせたい」

           アメリカ・シカゴシティの春の暖かい日差しが燦々と照りつける中、花屋の現場をようやく離れ赤いジープの所まで戻って来た。三人組の親子の姿があった。 源太「そんで?」 竜賀・光男「「ん?」」 源太「二人は例の武器屋で日本刀を手に入れたって言ってたけど、どんな感じのモンなの?」  そう言われ光男は左手に握っていた刀袋を持ち上げ、紐を解いた。  袋からは美しい藍色の漆塗りの柄が顔を覗かせた。 源太「え!?めっちゃ綺麗じゃん!?」 竜賀「まだ全部見せてないよ……」  袋

        #27 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第14話 「そこにあるのは戦い」

          #23 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第10話「感謝の想いに花一輪」

           シカゴシティの武器屋の近くにある駐車場でポツンと1台だけ停まっているジープ。その車中で身を屈めて、身を潜めている褐色肌の黒髪の少年がいた。 源太「あ〜〜〜一体刀一本にどんだけ時間掛かるんだよあの二人は…」  そうぼやいていた猿渡源太は待たされる時間が長いことに徐々に飽きてきて、 源太「ちょっと外出てみようかな……」  と、完全に気の弛んだ思考に陥っていた。 源太「ちょっとだけなら…」  源太は頭を上げ車の窓から外の様子を見てみた。そして外に人の気配が無いことを確

          #23 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第10話「感謝の想いに花一輪」

          #22 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第9話「託された宝刀」

           真夜中のネオンに照らされた大都市シカゴ。しかしそんな場所とは思えないほど不気味な薄暗い石造りの狭い長いトンネルを二人の双子の男達が足を引き摺る様に歩いていた。 グレイブ「ジェイコブ?大丈夫か?」 ジェイコブ「ぅ……ああ…」 グレイブ「後少しでアジトに着く…だから頑張れ」  血が頭から滴り落ちる男の肩を担いでいるのは兄であるグレイブ・トンプソン。足も満足に動かせない方が弟のジェイコブ・トンプソン。  二人共トンネルの奥まで歩いていくと、木の扉の前に立ち扉を独特のリズ

          #22 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第9話「託された宝刀」

          #21 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第8話「思い出の場所と宝物」

           21:00の夜空に浮かぶ美しい月が光を落としている神秘的な自然の姿とは裏腹に、ネオンの光が都市を輝かせていた。  このシカゴシティのいくつかあるホテルの一つである『ホテル・ローグ』ではついさっきまで起こっていた爆発によって正面玄関のガラスが粉々に砕け散っていた。  そのガラス片を箒で黙々と掃き取っていた緑色の髪をした男と、その子供とおぼしき13歳かそこらくらいの少年が二人いた。  その3人の様子を見ながら嬉しそうな顔をしている銀髪の男、エリック・ブラウンが口を開いた。

          #21 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第8話「思い出の場所と宝物」

          #20 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第7話「霊段階3・天狩鉤爪」

           アメリカ合衆国のシカゴ都市、このアメリカ有数の大都市では決して何が起きてもおかしくはない。特に伽霊能力という摩訶不思議な能力が人類のパワーバランスを完全に壊してしまった“この世界”ではーーーー    ガンッ!!  道路のド真ん中で四人の適能者達がそれぞれ1対1で闘い合っていた。  肩まで伸びている青髪をたなびかせジーンズ生地の服を着ている日本人の中学生、藍川竜賀は右手に刀の納まった鞘を持ち立ち上がった。 竜賀「ふぅ……鎖付きの鎌か…しかも2つ、二刀流とはね…」  

          #20 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第7話「霊段階3・天狩鉤爪」

          【令和の根性論】無駄に頑張り過ぎるな!“過程”は結局“結果”を踏まえて評価されるのだ!#1

           皆さん、どうもこんにちは滝藤英雄です😄  今回はちょっと変わった議題を取り扱っていきたいと思います。  それは昭和のスポ根大好きオジサンが一番大好物の単語… すなわち“根性論”です!!!😤 これを聞くと平成子はなんとかギリギリついてイケるって人がチラホラいますね?😰  そして…解っております。ちゃんと理解しております。令和子はソッコーでゲロ吐きそうになっておりますね??解ってますとも!!🤮  時代錯誤だ、パワハラだ、人権侵害だ、非効率的だ、無駄だ、無意味だ…などな

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          【令和の根性論】無駄に頑張り過ぎるな!“過程”は結局“…

          2024年1月1日あけましておめでとうございます🎍 2024年も小説の制作活動をするにあたって より充実したものにする為に マンダラチャートを作成しました。 継続は力なり!! これからも滝藤英雄をよろしくお願いします🙇🏻

          2024年1月1日あけましておめでとうございます🎍 2024年も小説の制作活動をするにあたって より充実したものにする為に マンダラチャートを作成しました。 継続は力なり!! これからも滝藤英雄をよろしくお願いします🙇🏻

          #19 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第6話「シカゴシティの夜」

           夕陽がすっかり落ち、大空に紫色に染まり始めた頃でも4時間近く走り続ける赤いジープがあった。  そのジープは右側に見えるミシガン湖に沿って数時間も止まらず運転を続けていた。その車の中でセミロングの青髪をしている少年が、運転席で運転している緑色の髪をしている父親らしき人物に話しかけていた。 竜賀「ねぇねぇ父さん?」 光男「ん?何だ?」  その少年藍川竜賀は父・光男に疑問をぶつけていた。 竜賀「この右にあるのって本当に湖なの??なんか向こう岸が全然見えないんだけど?」

          #19 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第6話「シカゴシティの夜」

          LOOP BLAKEの読者の皆様 誠に勝手ではございますが LOOP BLAKEのタイトルロゴを 勝手に変更してしまいました🙇🏻 既に第2章第5話は投稿されています。 告知できなくて申し訳ございませんでした。 引き続きLOOP BLAKEをよろしくお願いいたします。

          LOOP BLAKEの読者の皆様 誠に勝手ではございますが LOOP BLAKEのタイトルロゴを 勝手に変更してしまいました🙇🏻 既に第2章第5話は投稿されています。 告知できなくて申し訳ございませんでした。 引き続きLOOP BLAKEをよろしくお願いいたします。

          #18 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第5話「追跡者との対峙」

           ある春の早朝モートレートタウンにあるモーテル街から黄色いジープが土煙を巻き上げながら道路を走っていた。まるでそこから急いで離れようとするかのように。  車を運転していたのは多民族国家アメリカ合衆国とはいえモートレートタウンでは珍しい日本人である緑色の髪の男、藍川光男であった。  その後部座席には青色の長い髪の日本人の少年藍川竜賀と褐色の肌色をしたクシャクシャの黒髪をしている猿渡源太が身を乗り出す様に運転を見守っていた。 竜賀「父さん?」 光男「ん?何だ?」 竜賀「

          #18 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第5話「追跡者との対峙」

          学校ではあらかじめ“答え”が用意されているけど 社会では“答え”は用意されていない だから自分にもし子供ができたら 「自分がこれだって思った答えを正解にするまで諦めるな」 って教える

          学校ではあらかじめ“答え”が用意されているけど 社会では“答え”は用意されていない だから自分にもし子供ができたら 「自分がこれだって思った答えを正解にするまで諦めるな」 って教える

          #17 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第4話 「久々の帰省と奇妙な噂」

           ミシガン州のモートレートタウンの辺境付近にあるモーテルが集まる街がある。  そこはモートレートタウンの中心部から10km近く離れており、かなり静かな田舎だった。今の時期でもかなり寒い上に曇り空が広がっているので、日本の様に暖かくなる気候になるのがかなり珍しい。  デトロイトと言うスラム街の集中する都市の近くと言うことも相まって、かなり治安は悪いと評判になっている。しかしそれとは反して比較的のどかな街となっている。実際にモートレートタウンにいる日本人である藍川親子は落ち着

          #17 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第4話 「久々の帰省と奇妙な噂」

          #16 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第3話「二人の稽古開始!」

           早朝、モートレートタウンの辺境のモーテルにて朝日が昇り始めた頃、徐々に目を覚ましアメリカの太陽を浴びようとする人が窓を開け始めていたのだった。  青いセミロングほどの髪のこの少年もその1人だった。その少年藍川竜賀は大きく伸びをしながらミシガン州のカラッと照りつける太陽を身体全身に浴びていた。 竜賀「〜〜〜〜〜ッ!!……はぁぁ……よし!!今日も一日やるか!!」  竜賀は部屋から出ていくとプール付きの庭で真剣での素振りの稽古を始めた。   フォンッ!! フォンッ!! フ

          #16 LOOP BLAKE 第2章 腐れ縁 第3話「二人の稽古開始!」