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Happy Tomorrow,Rich Future

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幸せな明日と豊かな未来に一滴のインテリジェンスを。 日本経済新聞をはじめとする各種経済メディアに掲載されている、経済、投資、お金に関する記事や情報をピックアップし、なるべく分かり… もっと読む
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2023年6月の記事一覧

今の円安は「悪い」のか

今の円安は「悪い」のか

再び円安加速

円安の勢いが止まりませんね。
ドル円相場は、1ドル144円台半ば。
昨年秋に政府が為替介入したときは、145円台でした。これに近づいています。

振り返ってみると今から40年以上前の1980年は、1ドル250円でした。
それがどんどん円高になり、1995年には100円を割るところまで来ました。
僕が記憶している相場感は、1ドル100円とか110円ぐらいだったと思います。
それが今か

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夜空を見上げれば、満天の日本株?

夜空を見上げれば、満天の日本株?

「七夕天井、天神底」

これは株式投資の相場に関係する格言です。
七夕の7月7日ごろに株価が今年の高値で天井を打ち、7月25日に開催される大阪のお祭り「天神祭」の前後で底を入れやすいことから、そう呼ばれています。

その頃は、企業の4〜6月決算の時期も重なるので、あながち間違いではないかとも思いますが、あくまでもこれはアノマリー(経験則)であり、絶対にそうなるわけではありません。

ここまで好調に

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目の前の10万円より、1年後の⚫️⚫️円?!

目の前の10万円より、1年後の⚫️⚫️円?!

どっちを選ぶ?

以前テレビを観ていたら、こんな質問をする資産運用の専門家の方がいらっしゃいました。

「あなたはどちらを選びますか?
A 今すぐ10万円もらえる
B 1年後に11万円もらえる」

あなたならどちらを選びますか?

この本質は何かというと、人間というものは楽しいこと・良いことを先延ばしにできないということ、なんですって。
今の楽しみの方を優先するそうなのです。
確かにそうかもしれま

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結婚するとはお金の価値観を共有すること

結婚するとはお金の価値観を共有すること

結婚にも、その後にもお金はかかる

6月はジューンブライド。季節がら結婚が意識されます。
かくいう私も以前は6月に結婚式を挙げました。
(その後離婚も経験しました。まあ人生いろいろです)

ところで、今政府は「異次元の少子化対策」と銘打ち、あれこれと対策を打ち出しています。
が、それらの多くはほとんどが「子育て支援対策」であり、子どもが増えることにはならないと批判されています。
少子化の最大の理由

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はじめの1000本!新NISA「成長投資枠」でセレクト

はじめの1000本!新NISA「成長投資枠」でセレクト

はじめの1000本!新NISA「成長投資枠」でセレクト

ここでも、もう何回もお伝えしている通り、来年2024年から新しいNISA(少額投資非課税制度)が始まります。
その新NISAは「成長投資枠」と「つみたて投資枠」に分かれます。
今は一般NISAと積立NISAとして存在しています。
このうち今回、「成長投資枠」の方で購入できるファンド(投資信託)がこのたび決まりました。
その数約1,000本。

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分散という投資スタイル

分散という投資スタイル

運用スタイルを考える

今回閣議決定された「骨太の方針」の中で、来年からの少額投資非課税制度(NISA)拡充が謳われました。
皆様の中でもNISAで投資信託に投資されている方が多いかと思います。
ところで、その投資信託に投資される際、運用スタイルを考えたことはありますか。
この運用スタイルとは、投資哲学、運用戦略、運用手法のことを指します。

株式投信の場合では、インデックス(日経平均株価、TOP

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インフレ時代に打ち勝つ資産形成

インフレ時代に打ち勝つ資産形成

このままインフレになっていくのか

4月の消費者物価指数は、生鮮食品とエネルギーを除く「総合」が、前年同月から4.1%上昇しています。
全体でみても物価は右肩上がりで、特に食品各社は4月に一斉に値上げに踏み切りました。
外食は6.6%、みなさんが好きな(僕も好き)チョコレートは15%値上がりしています。
その他、家庭用消耗品12.6%、通信7.8%などなど、軒並み値上がりしています。

物価上昇、

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豊かな老後を生きるための資産形成

豊かな老後を生きるための資産形成

老後資金に備える

我々が生きていく中で、3大資金といえば、教育資金・住宅資金・老後資金、と言われています。
どれ1つとっても欠かすことはできないものですが、中でも老後資金は、金額的にも大きなものになります。
命ある以上必ず「老い」はやってくるわけで、いつから老後資金が必要となるのか、若いうちから考えておかなければいけません。
会社員として働いていることを前提に考えてみると、定年を65歳とした場合

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日本株上昇に浮かれることなく、足元をみる

日本株上昇に浮かれることなく、足元をみる

まずは前日の日経平均から

6月5日、日経平均株価が先週末より3日続伸し、32,217円と33年ぶりの高値をつけました。
前日比の上げ幅も今年最大で693円高です。
日経平均は米国株式市場に引っ張られることが多いのですが、その米国もダウ工業株30種平均が前週末に前日比701ドル高となって週明けとなったことから、日本株も俄然強気に攻めました。
世界各国主要株価指数の5月上昇率では、日経平均は首位です

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教育費格差が問題ではない

教育費格差が問題ではない

教育費格差は広がるばかり

読者の皆様の中にはご家庭をお持ちの方も多く、中でも子育て世代真っ只中の皆様もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな皆様にとって、小学校、中学校など教育課程以外の教育にかける費用、例えば子供達の塾代やスポーツクラブなどなど、馬鹿になりませんよね。
私も経験があります。

この教育費ですが、高所得者層と低所得者層の塾などにかける費用の差が広がっています。
新聞記事による

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