シフォンケーキに魅せられて
ふわふわで柔らかい触感のシフォンケーキは、バターではなくサラダ油を使って作ります。サラダ油によってまんべんなく生地全体に行きわたらせることでふわふわで柔らかいケーキになります。バターを使うよりもふんわりと膨らんでくれるので軽くてボリュームのある生地に焼きあがります。
これまではシフォンケーキの型ではなく、紙コップを使って焼いてきました。
紙コップの6分目まで生地を入れてオーブンで焼くと紙コップから飛び出てくる感じがなんともかわいいシフォンケーキになります。
このまま透明な袋に入れて差し入れやプレゼントに最適。
おうちでたべるおやつにもちょうどいい大きさです。
大きくてまあるいシフォンケーキを作りたくて、シフォンケーキ型を連れて帰ってきました。シフォンケーキの型の秘密と名前の由来と歴史とスポンジケーキやパウンドケーキとの違いについてまとめました。
アメリカ生まれのシフォンケーキ
1927年に発祥し、1940年代後半~1950年代にかけてアメリカ中でブームになりました。
日本に伝来したのは1980年頃でシフォンケーキのレシピ本が数多く出版されました。
シフォン=薄い絹織物の生地のこと。
シフォンブラウスやシフォンスカートなどファッション用語としてもなじみ深いですね。
生地の様子が薄い絹織物(シフォン)のようにきめ細かいことからシフォンケーキという名前が付きました。
富澤商店さんで購入したシフォンケーキ型
真ん中に穴が開いている秘密
真ん中に穴が開いているからオーブンの熱源が遠い生地の中心部まで行きわたるようになっています。
生地が生焼けにならないように、型の中心部分に穴がある。
真ん中の穴からしっかり焼き上げる事っでシフォンケーキ独特のふわふわの食感に焼きあがります。
膨らんでくれました。
シフォンケーキは他のケーキと違い型を外す前に逆さまにして冷まします。
逆さまにして冷ます理由
シフォンケーキの型は側面にくっついてそうように生地が膨らみます。その型の側面にくっついている状態が中でふわふわ感を保つことが大切。
出来立てのまだ温かいうちにケーキを外してしまうと、くっついている支えをなくなってしまいます。
せっかくうまく膨らんだケーキがしぼんでしまうのを防ぐために、そのふくらみを保つために逆さまにして冷めるまで待ちます。
側面にバターを付けないのも逆さまにした時にケーキが外れてこないようにするためなんです。
型を手で触り、型の中の生地が冷めていたら、型から外します。
3つのケーキの違い
シフォンケーキ:サラダ油を使う。しっかりと泡立てたメレンゲをベースにして作る。生地がとても柔らかく軽い口当たりとフワフワした独特の食感のスイーツ。
スポンジケーキ:小麦粉と砂糖と卵を使う。シンプルなスポンジ状のケーキ。ショートケーキやロールケーキや様々なケーキのベースに用いられ、程よい甘さが口の中にやさしく広がるスイーツ。
パウンドケーキ:小麦粉・砂糖・卵・バターの4つの材料を使う。砂糖とバターをたっぷり入れて作るため、豊かなコクがしっかり感じられる贅沢なスイーツ。
紙コップを使ってシフォンケーキを焼くのが主流でした。
「え?これがシフォンケーキなの?」
「真ん中に穴が開いてるのはバームクーヘンだけじゃないんだね~」
「この子シフォンケーキっていうんだ~。可愛いね(⋈◍>◡<◍)。✧♡」
「このままでちぎりながら食べた~い」
「お腹いっぱいでもこれは美味しいねー♪」
作りたくて作ったシフォンケーキ。
シフォンケーキ型で作った
初めてのシフォンケーキ。
型を外すまでドキドキだけど、
やってみたことでさまざまな発見がたくさんありました。
紙コップシフォンケーキとシフォンケーキ型で焼いたシフォンケーキと。
これからもおうちでお菓子作りをたのしんでいきたい。
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