見出し画像

こたつなのに寒かった

週末に屋外でこたつイベントを開催するというので主人と偵察に行ってきた。高崎線と東武野田線アーバンパークラインと東武伊勢崎線スカイツリーライン急行と東武伊勢崎線スカイツリーラインを経由して向かった先へ。

久しぶりの乗り換え&乗り換え&乗り換えで目的地に到着。
駅のすぐそばで開催らしいけど改札を降りて目印は特になく、どこだろうとうろうろしていたら、・・・「あそこだ」と主人が会場を発見。

・・・・あ、ここ?・・・・あ、ここだぁ。

出かける時は晴れていたのでぽかぽかと日差しが温かく感じたけれど目的地に到着するや否や天気が急変し厚い雲に覆われて北風が吹き、外でのイベントでこたつがあるというのになかなか入ることができない。
うろうろとしながらアウェイ感を感じる、私の心はいち早く帰りたいモードになってしまった。

参加者としてイベントに参加してみて感じたことをまとめました。


なぜ楽しめなかったのか

こたつイベントに来ていた人たちが仲間意識が高かったから。

よそ者の私たちが飛び込んだ先は、なかなか打ち解けることができない場所だった。北風が冷たいよりも人と関わることができない冷たさを感じてしまったからだろう。

いつもは開催側、主催者側であることが多く、うちわで行うイベントが多いためこのように感じることがあまりありませんでした。イベントを主催する立場では感じられないこの気持ちを今回は痛いほど感じた日になりました。

自分たちが主催した時、新しい人がはじめましての人が入りやすく馴染める工夫はどんなところにあるのか、そのイベントに参加したことで見えたこと。


こたつと言えば・・・

飲食物の販売はないので自由に持参してくださいというので、おにぎりを持参してこたつで食べながらおしゃべりを…と思っていたけど、そもそもいくつかあるこたつに入ることができない。

私たちが行った時は、こたつが満席状態で受付などはなく、みんな自由な感じでこたつに入って食べたり飲んだり喋ったりしていた。そしてずっとその場から離れず、そうかと思えば何かを買い出しに行った人たちが混ざる様子で仲間内で飲んでいるという光景でした。お花見ではないけど市の公共の広場でこたつを広げて知り合い同士が楽し気に飲んでいるようにしか見えない。
私たちが馴染める様子ではありませんでした。


これはどういうことなのか

私たち夫婦がどこのこたつにも入ることができずベンチに座ったり、うろうろしながら。

私は早くここから立ち去りたかった。

主人はそれでも果敢にチャレンジして、誰もいなくなったこたつに座ってみる。しかしだれも来ない。イベントの関係者すら入ってこない。
その場に居るけど孤立感を感じずにはいられなかった。
主人が見かねて【おいでよ】のサインでわたしもこたつに入ったけれど凍り付くほど寒かった。
それはイベントに参加しても楽しめないこと。輪の中に入っているけどはつけ(仲間外れ)のような感覚だったから。

若い女子二人に対しては、関係者がすぐに声をかけてしかも→肉まん←を差し出している。
人を選ぶのか。

そしてその後関係者の人が近寄ってきて、よかったらこれどうぞと言いながらお菓子を手渡し、すぐにどこかにいってしまった。


モルックというフィンランドで開発されたスポーツの体験ができるスペースがあったが、阿吽の呼吸というのか終わっても次に誰がやるか決まっている感じで飛び入りで参加できるような雰囲気ではありませんでした。

その奥でサッカーのボールをパスする人がいたり、ドーベルマンのような大きな犬が入り口付近にいて近寄り堅かった。

フリーコーヒーと書いてある看板の上にはカンパするための瓶が目立つように置いてある。どんな風にコーヒーを淹れるのかを見守ることが精いっぱいだった。


自分から飛び込む勇気

初めてのイベントに、参加していることが飛び込んでいる。これだけで自分から十分に飛び込んでいる状態だ。

しかし、仲間意識の高いイベントにどうやって話しかけたらいいのかわからなかった。

しばらく様子を伺ってみたけどお酒を飲んで盛り上がっているこたつや話し込んでいるこたつや若い人同士で盛り上がるこたつに割って入る勇気がなかった。自分たちのペースで楽しんでいる人ばかり。なおのことその場に入ることが難しかった。

主人はあれくらいなんともないレベルだと言っていたけど、私はお腹が痛くなるほどいられなかった。

どこから持ってきたのかわからないこたつ。キレイとは程遠いこたつに入る勇気が必要だったことに気づいた。暖かくする工夫はあったかもしれない。しかしそれ以上に寒くて冷たい人との関わりや交流がないこたつはとても寒かった。

こたつイベントに求めているものの違いを感じながら。


目的はなにか

イベントを運営する側なら、こたつを通して何を目的とするのか。

★うちわでわちゃわちゃしているところに初めましての人も入って個別に楽しんでいってくださいなのか。

★運営側と参加者が分け隔てなく交流できる場としてこたつを通して楽しんでもらう場なのか。

どんなことを目的としてイベントを行うのか。
今回のイベントに行ったことで工夫する点や課題や改善点などが見えました。

知っている人と作り上げるイベントは楽しい。しかしそこに参加する人たちも楽しめるイベントを作りたい。参加者とともに楽しめる、これこそが私が目指している目的。

うちわでわちゃわちゃはどんな場所でも楽しめるのは当たり前。そこに知らない人が入ることでお互いが楽しめるエッセンスという名の工夫や施策を盛り込みたい。

主催者側であり参加者でもある。

立場によって感じることが違い、今回久しぶりに感じたアウェイ感。その場から立ち去りたいキモチをグッと堪えて、はじめましての人でもなじめる、楽しめる場づくりをしていきたい。


リアルでもオンラインでも参加者が孤立しない、安全で安心できる場づくり。そしてうずうずしてわくわくして話したくなる言葉のかけ方やみんなと満遍なく交流できるような働きかけが大事だと思いました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?