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犬の長寿の秘訣は油のバランス?

今回は、ワンコと油の話を知っているか知らないかで、食事に対する考え方が大きく変わるほどの大切な知識です。
きっと愛犬の健康だけでなく、みなさま自身の健康にも役立つと思います。

油はカロリーが高いので、肥満に関連する病気のときは量に気をつけるのが基本ですが、油の中には必須脂肪酸と呼ばれるどうして摂らなくてはいけない油があります。

ですので極端な油抜きをすることで、むしろ病気を誘発してしまう心配があります。
ペットフードの場合は油ゼロになる心配はいりませんが、手作りご飯を与えている場合は少し気をつけたほうが良いかもしれません。

その大切な必須脂肪酸の中でも特に欠かさないでほしいと思っている油がEPAとDHAと呼ばれる油です。

私もサロンに来ていただく飼い主様に食事アドバイスさせていただく際は、必ずと言っていいほどこれらの油を提案にお話させていただきます。

EPAとDHAは皆様も頭が良くなる油、魚に入っている油として聞いたことがあるのではないでしょうか?

このEPAやDHAはオメガ3オイルという種類に分類される必須脂肪酸で、魚に多く含まれ、逆に肉類にはほとんど入っておりません

また、オメガ3オイルとして最近人気の亜麻仁油やエゴマオイルには、実はEPAやDHAが含まれておらず、それらに含まれるのはαリノレン酸というEPAやDHAになる前の油です。

人間はうまく体の中で変換できるのですが、ワンちゃん、猫ちゃんたちには少し苦手です。

ペットフーディストの私がこのEPAとDHAをおすすめしている最大の理由は、なんと言ってもその抗炎症作用にあります。

特に、フィラリア予防薬を服用されているワンちゃんは肝臓に負担がかかるため、肝臓が炎症性疾患になる可能性もあります。
それらの予防及び治療のサポートとして与えることを私はとても良い方法だと考えています。

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また、慢性炎症は肝炎やガンだけではなく、ひどい皮膚炎やアレルギー、自己免疫疾患なども原因となります。

現在は、多くのペットフードにもオメガ3オイルのバランスで考えて作られていますが、ごく少量だったりしますので、たまに魚をトッピングしたり、おすすめのEPA・DHA含有のオメガ3オイルを使ってみたり、すこし工夫すると良いですね。

なおEPAやDHAは、酸化して悪くなりやすいとてもデリケートな油です。

調理するときに焼きすぎないほうが良いので、お食事にそのまま適量をかけるくらいがおすすめです。

お魚の中でも空気中の酸素に長く触れてしまうので、干物はおすすめしません。

やはり生のお刺し身が一番と思いますが、お刺身も切り身になると酸化防止剤などの添加物が含まれるため、柵で購入し、是非飼い主さんも一緒に食べて愛犬と共に健康な体を維持したいですね。

※ワンちゃんに与える際は、生のお刺身ではなく茹でてスープごと与えてあげてくださいね。

最後までご拝読いただきありがとうございます。

また次回も一緒に、長生きワンコのお役立ち知識を学んでいきましょう!


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