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愛犬の健康な体づくり・・・その3


犬に必要な睡眠時間と安眠場所とは?

犬に必要な睡眠時間

犬も人と同じで、年齢や生活環境によって睡眠時間が変わってきます。

成犬の1日の平均睡眠時間は12時間〜15時間といわれてます。

子犬は成犬と比べると長く、18時間以上は必要だと考えられており、睡眠時間が短いと身心の成長に影響を及ぼすなど病気の原因になることもあります。人も犬も寝る子は育つとはこのことですね。

子犬の時期は特に可愛いですが、構い過ぎは睡眠不足になりますので、ゆっくり眠れる環境で無理に起こさず、そっとしておいてあげてください。

シニア犬になると体力も落ち、疲れやすくなるため、眠って過ごす時間が長くなります。

健康状態によっては食事と排泄以外は寝て過ごす犬もいるでしょう。

睡眠は大切ですが、高齢だからといって家の中だけで過ごしていると、運動機能が低下し、さらに体力も落ち、老化のスピードを早めてしまいますので、動けるようであればゆっくりでいいので、家の周りを歩いたり、歩行困難な場合はカートに乗せて外の風や匂いを嗅いだりすることが良い刺激になります。

犬は浅い睡眠をたくさんするので「すぐに起きてしまう」と心配しなくても、トータルで睡眠時間が取れていれば大丈夫です。

また、犬の問題行動の多くは睡眠不足が原因と言われていますので、犬がしっかりと安眠できる環境を整えてあげることが大切です。


犬の安眠に必要なのは家族の気配

私のサロンでもほとんどの飼い主さんから「犬と同じ布団で寝てるのですが、いいですか?」とよく聞かれますが、私は犬にとって安心できる場所が安眠できる場所だと思いますので「飼い主さんと一緒に寝てもいいですよ」と伝えます。

犬がケージの中で落ち着いて寝れるなら、同じ布団で飼い主さんに踏まれることによる事故防止、人と犬が別に寝ることで感染症予防、災害時の搬出など、やはりケージで寝るのが1番安全でおすすめですので、室温管理ができて、薄暗く静かで、家族の気配が感じられる場所にケージを設置して寝かせてあげましょう。

ただ、ケージの中でご飯も食べて、排泄もして1日のほとんどをケージの中で過ごさせるのはおすすめしません。

特にリビングでは家族団欒で過ごしているのに、自分だけケージに閉じ込められて行きたいけど行けない状況は犬にとても強いストレスを与え問題行動に発展する可能性もあります。

先ほども述べたように、犬と寝食をともにして家族の絆を深めることでオキシトシンが分泌され、健康寿命を延ばすことにつながります。

また、ケージの中にトイレがある『一体型』のサークルも販売されていますが、臭覚が鋭い犬にとって、トイレの近くで寝たり食べたりするのは相当なストレスだと思います。

犬は習性上、とてもきれい好きなので、寝る場所と食べる場所とトイレはできるだけ離してあげましょう。

犬が自分からケージに入っていって寝るのか、飼い主さんの後をついていって寝るのか、落ち着ける場所、安眠できる場所は犬に選ばせてあげればいいと思っています。

ただし、人間の赤ちゃんと同じで子犬の頃に一緒に寝るのは危険です。

ある程度の距離とガードがないとつぶしてしまう可能性があるからです。

一緒に寝るのは、犬が自分で食事や排泄ができるようになってからがよいでしょう。

一緒に寝る、寝ないよりも大切なのは『家族の気配』です。

たとえ別々の場所で寝ていても「ここに飼い主さんがいる」という気配がわかれば犬は不安にならず安心して眠れます。

また、うるさい環境だと眠れないのは人も犬も同じです。

特に犬は音に敏感なので、寝るときはできるだけ静かな環境にしてあげましょう。

ママの催眠術にかかる虎鉄ちゃん♪めちゃくちゃ可愛いです。
しかし飼い主さんも眠くなりますのでそれでも良ければ観てくださいね〜。


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