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秋も旬! 旨味が凝縮した「水切りトマト」を飛騨高山から直送でお届け

こんにちは、「飛騨高山 橋本農園」です。橋本農園では、岐阜県の自然豊かな飛騨高山で無農薬野菜を25年以上つくり続けています。

今日は、トマトのちょっとした裏話をお届けしたいと思います。11月に入り、飛騨高山も寒くなってきましたが、橋本農園では夏野菜のイメージが強いトマトをこの時期でも美味しく出荷できるようにしているんです。

スーパーなどでは1年を通して手に入れることができるトマトですが、涼しい季節のトマトは酸っぱくて美味しくないのでは? なんて思われる方もいらっしゃるかもしません。ですが実は、トマトは夏よりも「涼しい季節」の方が美味しいんです。

冷蔵庫で保存するときはヘタを取り平らに並べると湿気と雑菌から守れます◎

旬は夏じゃなかったミニトマト。涼しい季節こそ食べてほしい

トマトは高温多湿の環境に弱く、春や秋など比較的乾燥した時期が味的に旬と言えます。原産地は南米のアンデス山脈と言われていて、日差しの強さや朝晩の寒暖差、そして乾燥によって美味しくなる野菜なので、1度夏前に旬が訪れ、また9月頃から甘みの強いトマトが出荷されるようになるんです。

トマトの栽培に適した温度に合わせて露地栽培からハウス栽培に移ったり、出荷できる地域も季節によって南や北に変わったり、そうやって美味しいトマトが1年中食卓に届けられるよう工夫されているんです。

肌寒い11月でもハウス内は夏を感じる暖かさ

11月現在、橋本農園でもハウスでミニトマトを育てています。最低気温は1度になる日もある冬の気配を感じる飛騨高山ですが、ハウスの中は暖かく、ビニールをあけると初夏のようにいきいきとした植物の香りが広がります。しかも高さは2m超えでミニトマトたちはまだまだ元気。

旨味・甘味が自慢の秋ミニトマトの秘訣は「水」の量

トマトは高温多湿に弱く、乾燥を好む野菜とお伝えしましたが、なぜ11月に入っても橋本農園では美味しいミニトマトを収穫できるのか? というお話について少しだけ秘訣をお教えします。

まず「水」の量を大幅に制限するんです。10月に入ってから1ヶ月以上水をあげておらず、乾燥を好むトマトの性質に合わせていきます。もちろん急に水を与えなくなるのではなく、外気温に合わせて少しずつ水を減らしていくんです。枯れない程度に与える水の量を制限して栽培したトマトのことを「水切りトマト」と言います。

枯れないギリギリまで水を制限し生きる本能を引き出します

水を欲した極限状態のトマトたちは根を強く張り、伸ばすようになり、そして栄養を実に蓄えようと働いた結果、甘味や旨味がぎゅうっと閉じ込められた美味しいミニトマトができあがります。

さらに結露にも注意をしなくてはいけません。実の表面についた水分はそのままにしておくと、割れる原因となってしまうんです。ハウス内の湿度を調整するために午前中にハウスのビニールをあけ、また午後には閉じるという作業を毎日繰り返し、綺麗な実を皆さんに食べていただけるよう手をかけています。農業は、それぞれの作物の特徴に合わせた細かい作業が欠かせないんですね。

毎日朝10時にビニールをあけて15時には閉めます

秋は空気が乾燥しているので、皮はしっかりとしていて噛むと食感が楽しめて、そして凝縮した旨味と甘味を感じられる橋本農園の「水切りミニトマト」。

11月中旬くらいまで収穫を続け、その後は冬支度のためにハウスを畳みます。あと少しの間ですが、秋の美味しいミニトマトが食べチョクセットに入ることもありますので、ぜひお試しください。

■「飛騨高山 橋本農園」の食べチョクはこちらから!
https://www.tabechoku.com/producers/27475/products
■WEBサイトはこちらから!
https://hashimoto-nouen.studio.site/

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