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大旗白河越え石巻入り 仙台育英優勝の巡回展 あすは女川町役場で

 仙台育英学園高校硬式野球部が「第104回全国高校野球選手権大会」で初優勝したことを記念した巡回企画展が17日、石巻グランドホテルで開かれた。東北の悲願だった深紅の大優勝旗をはじめ、育英ナインの激闘を振り返るパネル写真が展示された。

 企画展(県高野連など主催)は、東北初の甲子園優勝の喜びを東日本大震災被災地で共有するもの。登米市での展示を終え、石巻市での開催となった。

白河の関を越えた大優勝旗が展示された

 会場には決勝七回裏の満塁本塁打後、ベンチ前で選手と抱き合う須江航監督の様子など各試合の名場面を厳選したパネル写真、選手ユニホームなど約70点が並ぶ。甲子園でのブラバン演奏の音源も流され、夏の戦いを回顧できた。

 目玉は深紅の大優勝旗と盾。白河の関越えを果たした優勝旗は第100回大会を機に新調され、現在優勝校を記した帯は育英を含む4本のみ。その先頭に仙台育英の名が刻まれている。

 同校OBで美里町の庄司貴志さん(54)は「母校の活躍は卒業してからもテレビでチェックしていた。準優勝止まりの状態が長く続いていたため、優勝は喜びもひとしお。決勝での本塁打は、あまりの感動に体が震えた」と語った。

 18日は女川町生涯学習センターで展示される。時間は午前10時―午後4時。入場無料。【横井康彦、泉野帆薫】





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