シェア
石巻Days(石巻日日新聞社公式)
2020年9月10日 16:58
私の目の前に小室達が書いた昭和18年の日記があります。場所は、再びしばたの郷土館です。この中に英吉が亡くなった後の新聞記事という新たな発見があったわけですが、さらにまた新たな発見がありました。 2枚目の新聞記事は「血闘のガ島に刻む 悲願不動明王の像 珍しく話題に富んだ第四回新制作派美術」の見出しで始まり「新制作派四回展は去る二十三日東京都美術館に蓋をあけたが、決戦下の美術界に最もふさわしい話
2020年9月9日 17:24
私の手元に英吉作品の石こう像の写真があります。私が英吉の参考書と思っている「青春の遺作 高橋英吉 人と作品」にも写真がない新たな出会いの始まりです。 初めて幸工房を訪問した時、事前の電話で幸子さんに英吉作品の所有について聞きました。手元には残っていないということでしたが、訪問した際に「そういえば、7年ほど前に戻ってきた石こう像があるよ」と教えてくれました。 次の訪問で、微笑んだ男性が足を
2020年9月10日 15:55
私の手元に石巻を題材にした高橋幸子さんの木版画作品「大漁唄い込み」のポストカードがあります。この中には石巻の風景と「三十五反の帆を巻きあげて行くよ仙台石巻」といった歌詞が描かれています。 幸子さんとの交流や石巻市内の幸子さんのファンの方と話をする中で、以前に石巻文化センターで幸子さんの木版画教室が開かれていたことを知りました。同時に、東日本大震災以降、石巻と幸子さんの関わりが少なくなってしま
2020年9月19日 16:05
私の手元に「常在寺」の写真があります。何度か紹介している「青春の遺作」に、英吉とゆかりのある寺として写真入りで紹介されている寺で、この目で確かめたいものがあり令和元年の秋に訪問しました。 この日、英吉と達のお子さんによる「現代の初対面」に立ち会い、ほのぼのとした気分になった私は、次にJR日暮里駅(東京)で下車しました。常在寺は駅周辺の寺が立ち並ぶ地域にあります。英吉が美校時代に住んだ常在
2020年9月19日 16:11
私の手元に海の三部作(黒潮閑日、潮音、漁夫像)のポストカードがあります。 これと同じものが石巻市指定文化財旧観慶丸商店の2階にも展示されています。さらにその横には、第4話で紹介した市制施行50周年記念の潮音のレプリカ像があります。石巻文化センターにあった英吉作品が宮城県美術館に保管されている今、写真や複製ではありますが、石巻で英吉を感じることができる貴重な展示物です。旧観慶丸商店に展示し