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<vol.16>親に送るおかずはたんぱく質を意識する

母が体調を崩したことをきっかけに始まった『手作り宅配ごはん』。
メニューを決めるとき、一番に意識したのは「たんぱく質」です。
高齢になればなるほど、食欲が落ちる傾向にあるため、
自然と栄養素の摂取量も少なくなり、
健康を保つための必要量がとれなくなっていきます。

母親が体調を崩した頃に実家を訪れた際、
あまりに食事量が少ないことに愕然としました。


どんなものを、どのぐらい食べているのかを把握する

ずっと離れて暮らしていたため、
どんなものを、どのぐらい食べているか?
ということが見えにくい状況だったんですね。

そして、帰省していたとしても、
まじまじと親の食べているものをじっくり見ることもなかったので、
今回の母の一件で、意識を向けることができたのかもしれません。

体重が減ってきたと聞いて、
何か大きな病気をしているのかと心配しましたが、
その前に、食事量が足りていなかったことも大きかったようです。

ちゃ、茶色い…笑。豆、納豆、豆腐、かまぼこで何とかたんぱく質を盛り込んでいるようです。

写真は最近帰省したときの母の朝ごはん。
母が体調を崩していた頃は、この1/2〜2/3量ぐらいでした。

現在も、THE 茶色!というリアルな地味ごはんではありますが笑、
母なりにたんぱく質を摂るように意識しているようです。

少し気にしてあげたいフレイルのこと

食べられる量しか食べないと、体重だけでなく、
体力も落ちてしまいがちです。
普通にしていても、加齢とともに、心身が老い衰えてしまうんですね。

そこで最近言われているのが「フレイル」のこと。

フレイルとは、高齢者の心身の活力、すなわち、
筋力や認知機能、社会とのつながりなどが低下している状態のことで
そのまま進行すると寝たきりなどの要介護状態を
引き起こすことになります。

その予防に役立つのが「食事」や「運動」などの生活習慣の改善。
適切な改善を試みることで、フレイルの進行を止めることができることも
最近の研究でわかってきています。

総合栄養食品と手作り宅配ごはんで体重が徐々に増加

フレイル予防の一環として、
総合栄養食品と手作り宅配ごはんを続けてみた結果、
母の体にはあっていたのか、5kg減った母の体重は徐々に増えていき、
半年後にはすっかり元に戻りました。

本当は喜ばしいことなのに、当の本人は、
私が電話をするたびに「太った太った」とブツブツ呟くわけです笑。

帰省したときには「お腹も出てきた!」と
寝ている私の目の前でタルタルのお腹を見せられたこともあります笑笑。

ま〜、ブツブツ呟くのは元気になった証拠かな?と
明るく捉えることにしました。

たんぱく質は動物性と植物性をバランスよく

たんぱく質には動物性と植物性があります。
肉、魚介、卵、乳製品の動物性食品に含まれる「動物性たんぱく質」と
大豆、豆腐、豆乳、納豆、きなこ、そばやスパゲッティなどの
植物性食品に含まれる「植物性たんぱく質」。

これらのたんぱく質をバランスよく意識して食べることによって、
筋肉量をキープすることができ、フレイル予防にもつながります。

たんぱく質を意識した宅配ごはんを送ることで、
離れていても親の健康維持のサポートができそうです!


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