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制作日記ー森茉莉展へゆくー

10月1日

10月に入った。

今日はやっとやっとの、主人に子供を任せて一人フリーデー✨✨🙌

娘は「銀座行きたい」というので主人が今三越で開催中のアクアリウムを予約した。
娘はネットで行きたいカフェ情報を検索し、目星をつけている。


うわあ、いいなあ。。。。銀ブラ。。。。

オシャレすぎる。。。。

「わたしも行きたーい」という気持ちグッと堪える。

今日はフリーなのだ。


自分も銀座に同行すると家庭人として振る舞うのは目に見えているし、第一アクアリウム大人一人2200円が追加されるのは主人にとっても痛手であろう。。。

今日は午後2時から4時の間に、飲料水の配達がある。
この間は在宅せねばならぬ。

なので近場に出ることにした。


で、お馴染みのここ😂
寿・司🎵食いねえ〜🎵
牡蠣が美味しい‼️


朝はま寿司を一人で堪能する。

10時開店と同時に結構人は入っている。
みんなはまモーニングしてるんだなあ。

わたしが座っていた席の隣と斜め前は、両方ともお母さんと子供の二人という組み合わせだった。

ああ。。。お母さん一人で大変だなあ。。。
でも子供もちゃんという事きいて、大人しく食べているなあ。。。

と、ひとり身で気兼ねなく寿司を選び、食べ、資料のノートをとっていたりする自分を申し訳なく感じた。

む。。。
でも、この2週間頑張ったしな。。。と思い直し、寿司に集中した。

人がどんどん入ってきてくるので、早々と席を立つ。

キーズコーヒーにて引き続き資料のノート取り。

マンガ以上に好きかもしれない、資料をひたすらノートをとって頭に叩き込んでゆく。

↑こちらは4、5年前にとったノート。明治の避病院について。後に雑誌のショートでコレラを扱ったので役立った。


「政とイチ」の最終章でも避病院は出てくるので、役立つと思う。


食材の買い出しをして1時に帰宅。

配達を待っている間、ポトフを作る。

カラーの練習の下絵を仕上げる。


初めてのアルシュ紙。歩兵の軍服でも軍属という立場上、銃は持っていない。


フランス軍のエイドリアンヘルメット。歩兵のマーク。


ああ。。。。森鷗外記念館で開催中の「森茉莉展」。。。今日までやんな。。。。


なんてこと。


行きたかったなー。。。と憂いていたら、想像以上に配達が速くきた。

飲料水を受け取り、我慢できずに書き置きをして千駄木へ向かった‼️


父子への苦悶の書き置き。


千駄木駅から団子坂を上がってゆくと。。。

あった‼️


次回は鴎外と漱石展らしい。


うわあ、めっさオシャレな建物やなあ。。。。

文豪の記念館のコンクリート現代建築って流行っとるんかな。。。

と、愛媛の司馬遼太郎記念館(ここも大きく見事だった)を思い出しつつ入館。


館内で唯一の撮影OKエリア。

入館料は300円。

早速森茉莉展にいくと、ワンフロアのみの小さな展示だった。

それでも最終日もあるのか、根強い森茉莉ファンのためか、人が思ったより入っていた。

展示で一番目を惹いたのは「森茉莉全集」。

こんなに美しい装丁なんか〜✨✨と見惚れてしまった。
図書館で借りたい。

そして、茉莉さんがひとり暮らしで住んでいるアパートの中を自分で描いた絵も興味深かったし、鷗外自身が作成した子供達へのドイツ語の練習も、子煩悩ならではの愛情が感じられた。

「お茉莉は上等」というパッパ(鷗外)から何度もかけられた愛の言葉に生き、文学の道に進んだ森茉莉さんは唯一無二の存在だと思う。


次は常設展示室へ。

鷗外の生涯を追ってゆくスペースになる。

元典医だった鷗外の父、静男は明治14年郡医を辞し、北千住にて橘井(きっせい)堂医院を開く。

鷗外も父親の病院を手伝っていたそうだけど、なんとこの医院の跡地は
わたしが7年通っていた胃専門と心療を兼ねた内科のすぐ側だった‼️😳

初めて跡地を見たときは「ええ、こんなところに‼️」とビックリした。

庶民的なスーパーがある商店街近くにひっそりと跡地の碑が建っていた。

そういうことも思い出しながら、展示を丁寧にみてゆく。

鷗外はドイツ留学から帰国して、30歳で今記念館が建っている場所に、観潮楼という文学サロンを兼ねた自宅を建てる。

30歳でデカい家を。。。。

観潮楼のジオラマもあるが、思っていたより大きい。。。
。。。さすが神童。。。と思っていたら、スタッフさんがジオラマの前にある映像写真と、場所を照らし合わせて教えてくれた。

映像に残された鷗外の歩く様子やデスマスクをみて、当時でも割と小柄だったんだなあ、と思った。


そして、写真撮影の時には、大抵端っこにいますというポジションから、文学や医学での血気盛んな論争家の顔とは別の、静かな佇まいを醸すまた異なる顔を持っていることもわかった。

動く映像を見ても感じたが、けして目立つ方ではない。

鷗外の写真にも登場する大銀杏や、三人冗語の石は、戦災を逃れて今も健在。

ここにいたのかあ。。。。と感慨深い気持ち。



写真に映る館内にあるカフェも椅子同士のスペースがあり、居心地が良さそうだった。
鷗外ゆかりの大銀杏。


チケットを買うところに小さなミュージアムショップも兼ねているのですが、

明治40年の東京地図、栞、図録、一筆箋、ブックカバー。。。。

どれも欲しかった‼️

また来ます、その時にグッズ買います、という思いを持ちつつ、前回の企画展「鷗外の食」と「森家の歳時記」の図録を購入。(各860円だった気がする)






満足して帰路についた。

文学館に行くと、読書熱が出てくる。

森茉莉展の目録と、パンフ。ロゴがオシャレである。。。

夜、娘と主人の銀ブラ談義をききつつ夕食。

アクアリウムへ行って、猫ちゃんラテが楽しめる喫茶店へ行ったらしい。

「ねえねえ、ほらほら‼️」と、お父さんとのお出かけの帰宅後恒例の、撮った写真を母(わい)にみせるというパターンを今日も受け、「うわあ、綺麗だねえ〜」と、一応母らしく相槌を打つ。


わたしのは地味すぎる趣味なので共有できずぐやじい。。。。

文学とか美術とか、情報交換したり話し合える友人が欲しいなあ、と思う。

文学館の帰り千駄木もいい居場所だな〜と賃貸をチェックしたら、小さいワンルームでも足立区の2倍以上の価格でうち震えてしまった。


さ。。。さすが学都文京区。。。。ま、まぶしい。。。✨✨

文京区って個人的に23区の中で一番好きな街なんですが、(文豪の街で、昔の面影が残っているので)まあ、居住のご縁はなさそうである。。。

うん。。。足立の千住民でいいや。。。😂

寝しなに「鷗外の食」を読了。
面白かった‼️

あれは微妙やろ、と思っていた饅頭茶漬けが意外にも美味しそうだった。

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