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風邪の経過の過ごし方

カラダの中や、心の中に停滞していものがあると

停滞を解消させようとしてカラダは活発に動きだす。

動き出した結果を、ぼくらは風邪や発熱として認識する。


カラダが活発に動いている現象を病気だと認識してしまって

慌てたり、不安になってしまうと

せっかく動き出した働きの邪魔をしてしまう。

不安や恐怖の在り方は無意識運動が働けないように邪魔をする。

カラダが元気を動員できているのに

頭の緊張は真逆の作用として働いてしまう。


カラダが元気を動員して働いているときは

安静にしている必要はない。

むしろ自分が好きなことをしたり

好きなスポーツをしてもいい。

自発的にやりたい欲求が生じることをすればいい。

エネルギーが湧き起こることすれば

発奮しているカラダのサポートになる。



ぼくも39℃の発熱していたときに

インフルかもしれないので休みますって連絡入れたら

誰も気にしないから出ていらっしゃいと声をかけてもらった。

いつも以上に大量の汗をかきながら稽古をしていたら

周囲からは、今日の日比さんは臭いね。

なんだか大便の臭いがする。

なんて言われながら稽古をしていたら

帰路の電車の中ではスッキリしてしまった。


もし発熱が何日も続いて不安になってしまった時は

カラダが発熱で達成したい目的をまだ達成できていないから。

その場合は、後頭部を蒸しタオルで40分温める。

首と頭の繋ぎ目をタオルの下側が当たるようにして

5cm四方の小さな面積にタオルを畳んで当てる。

温度が下がったら熱湯で搾りなおす。

場合によっては電子レンジで温め直してもいい。

それを40分続ける。

目的達成のために必要な熱が出せると熱は下がっていく。

先日発熱の相談をいただいた時も

コロナの発熱が下がらないんですという相談をいただいた時も

後頭部を温めることで熱は下がった。

出したい熱のピークが出せるとカラダは熱を下げてくれます。


カラダが頑張ってくれている時は

自分がエネルギーを出してあげる。

すなわち自発的な要求に従って過ごすことが大事。


そうやってカラダが頑張ってくれて

発熱の変動を経過できると

その後に平熱以下の時期が訪れる。

ひと仕事終えたカラダがくたびれて休みたい時期。

その平熱以下の時期に休息をとってあげることが大切。

愉気ができるのであれば、休息の時期に愉気をしてあげると更にいい。


いのちのことは無意識運動が営んでいる。

不安や恐怖を煽るような自動思考を止めること。

自分が元気を奮い起こしてサポートしてあげること。

大切なことはその働き、ホメオスタシスのサポートを邪魔しないことになります。



※野口晴哉先生の名著。おすすめ。


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