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影響しあっているママと子供。

小さな子が初めて整体指導を受けに来るときは

大人とは異なって自発的に来室するわけじゃない。

すべからくママに連れられて来る。


整体指導を受けてもらうときは

最初、ぼくの前でうつ伏せになってもらう。


初対面のこのおじさんだれ?

いったいこのおじさんわたしに何をするんだろう?

お医者さんなの?


大人の場合、うつ伏せになったときに顔をこちらに向けて

ぼくの挙動を凝視する方は、まぁいない。

だけど親に連れてこられちゃった子は

おもいっきりぼくの挙動を監視する。


けれども背中に手を当てられて愉気をされていると

どうやらお医者さんとは異なる種族の人間らしいと感じ始める。


全身を観察しているときに痛かったりすると

なかなか警戒が解除されない。

それでもふれるときは愉気をしているから

愉気を重ねていくほどに警戒は解除されていく。


こんな小さな子がなぜ自律神経を緊張させて

喘息みたいな咳や、花粉症を表現していたり

さまざまな変動を起こしているんだろう。


小学校は楽しい?の問いかけにも素直に反応する。

ママの人相も悪くないし、

目つきも険しくない。


ママとは言葉を交わしただけで触れて観察していないので

断言はまだできないけれども

子供への影響力がもっともあるのはママ。

ママの緊張が子供に影響している可能性が大きい。


家族全員がデルタ株に感染した時に

旦那さんが死にかけたらしい。

以来、家族のカラダにちょっとした異変が生じても

不安が止まらなくて日々こころが休まらないんだそう。


問題が起こっているのは子供の心身なんだけど

本当はママに整体指導を受けていただいた方がよさそうなんだよね。


ママが息深く、穏やかに過ごせるようになると

子供の変動が収まってくる可能性が高い。


最初はぼくの挙動を視線で追っていた子も

愉気を受けているうちに深い眠りに落ちてしまった。

体勢を変えてもらっても

愉気をするとすぐに寝落ちしてしまう。

緩められなくなっている硬直が久々に緩んだので

揺すぶっても目を覚まさなくなるほどに寝入ってしまった。

寝ていてもよく愉気に感応してくれる。


気が付くと横で見ていたママもうとうとされていた。


ひとは二人集まれば影響しあう。

とくに同じ空間で過ごす時間が長いと影響は大きい。

そしてもっとも影響が大きい関係はママと子供。

ひとつ屋根の下で一番大切なことは

ママが心地いい状態で過ごしていること。

ママが自愛できるようになるとひとつ屋根の下に心地よさが拡がっていく。




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