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触れたら気を失ってしまった女性。

整体指導を受けている方が寝てしまうことはよくある。

とくにカラダを緩めた後などに

頭やお腹に気を通していくと眠りに落ちてしまうことが多い。


先日の整体指導において

肩を緩めた後に「仰向けになってください」と声をかけたら

応答がなかった。

あれっ?

つい直前まで会話をしていたのに。

揺すぶっても応答がない。

しかもカラダがずるっと崩れてきた。

えっ?


とっさに呼吸を確認する。

ダイジョウブ、息はしている。

カラダも脈動している。


トントントントン

カラダを叩いて呼びかけると

しばらくして返事が返ってきた。


まさかの気を失っておられた。


ちょうどその前に背中で気がつかえている場所を調整したあと

カラダが熱くなってきました~

猛烈に眠くなってきたんですけど~

意識が遠のいてきたんですけど~

と発言しておられたので気を失うような前兆はあった。


以前、ふたりで行う活元運動を立姿で行ったときのこと。

初めて活元運動を体験しに来たというヨガの先生と組んだら

ぼくが後ろ側に立って

その方の肩に両手を当てると同時に

後ろに倒れてきた。

えっ?


そのまま支えながら仰向けに寝かせると

その方は完全に気を失っていた。


家電製品のアースのような働きを

ぼくが触れることで起こしちゃったみたい。

あとにも先にも

触れた人が気を失った唯一の体験だった。

今回は2回目?の出来事だった。


意識が戻った後も若干、朦朧とされていた。

くわえてカラダがとっても熱いんですと何度も繰り返されていた。

滞っていた気が流れ出して

カラダ内部でいろんなものが流れ出した影響だった。


特別な調整を行ったわけじゃないので

あくまでも受け手のカラダの感受性によって

ひきおこされるカラダの反応は異なってくる。


オーガズムを感じた女性が意識を失ってしまっても

カラダが力強く脈動しているから

こちらが不安に感じることはない。

女性のエクスタシーで生じたエネルギーが流れ込んでくることを全身で感じとっているからね。


今回は意識を失った人のカラダがずるっと

まるで物体のように崩れてこられて

ちょっと驚かされた。


確かに自分で緩めることのできない不随意緊張が緩まると

猛烈にカラダの緩みを感じることができる。

それは大抵は猛烈な眠気や怠さとして感じられるんだけど

極度に緊張しているカラダを緩めえると

気を失ってしまうこともあるのだと知った貴重な体験だった。


最大緊張から弛緩へ。

変化のふり幅が大きければカラダを否応なく感じざるえない。

カラダを感じることで思考が静まるんだけど

緊張から弛緩へのふり幅が大きいと意識が飛んでしまう。


整体指導で意識を失った彼女は帰りの電車で

無事に寝過ごさずに降りることが出来んだろうか?



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