見出し画像

#5 《続編》一緒に「家づくり」をしたい作り手に巡り会う方法【1】

暑さが一気に増してきた、
七十二候「腐草為螢」。
夕陽と重なる時間帯のカエルの合唱が
心地よい季節になりましたね!


さて今回は、前回の続き
『一緒に「家づくり」をしたい
 【作り手】に巡り合う方法』
の内容を細かく説明していこうと思います。

---------------------------------------------------------

まずその前に、この「出会う方法」の
前・前・前提には

『必ずリアルで会って、話をする事!!』

これが勿論、必須となりますので
その面談の前に把握して置くこと、として
こちらの内容が参考になればと思います。

----------------------------------------------------------

では、早速・・・

【1】ホームページから読み取る

に、ついて詳しく書いていきたいと思います。


ホームページも今や当たり前の時代になり、
じゃあ、それを誰が作っているか?というと
ほぼ多くの【作り手】は、恐らく専門業者に依頼して、
ということになると思います。

ということは、建築の専門ではない人が
作っているという意味で
社内の社長や代表もしくはスタッフが
どの程度関わっているか。
そこにどれだけ【作り手】としての想いがあるか。
それによりホームページの内容や作り方が
大きく変わってきます。

そこに自分が欲しい情報が
どの様に、どの程度記載されているか。
キチンと【住まい手】さんの
立場に立った情報が
丁寧に記載されているか、などを
読み取る必要があります。

なかなか全てをお伝えすことは難しいので
ポイントとなるいくつかに絞って
お話しできたらと思います。


① 社長、代表の想いがどのように記載されているか


単純にそこに書かれたことに共感できるのか、
それをしっかりと感じ取ることは大切です。
 
「家づくり」と言っても
多種多様な価値観がありますので、
一概には何が良い、悪いとは言い難いのです。

・断熱、耐震などを重視した高性能な機能性
・デザイン、スタイリッシュな見た目
・自然環境問題を意識して、地球に優しく、
 その工法や過程を重視
・アレルギーなど、体にも優しい
 自然素材を使っている
・熟練の社員大工が作る、
 伝統的な職人技術が特徴
・五感の感じる、家族と育む、
 愛着を持ってもらえる家
  ・・・等々

何を目的として、どういった家づくりを
大切にしているのか、ということの
「共通価値観」をキチンと
読み取ることがとても大切です


しかし、この業界だけではありませんが、
良くあることは、大きく誇張した内容が
記載されていることも少なくありません。
要は、そこの内容と実際の
「家づくり」の過程、現場、作られている家に
相違がないか、ということを
読み取らなければいけないのです。
ちょっとハードルが高く感じるかと思いますが
次回に詳しくお話する【2】ブログや SNS を見ると
その辺りが実際に近い形で見えてきますので、
並行して、検討材料としていきましょう。

② スタッフ全員の存在がしっかり見えるか


社長、代表以外に、どんな方がいて、
どのような仕事を分担して行っているのか。
正直、社長、代表しか姿が分からないという
企業さんも結構多いです。
これは以前#3でお話ししたように
誰が設計プランをしているのか、
ということを読み取れる部分にもなりますので、
仕事分担が分かり辛い場合は
確認すべき項目の一つとして
チェックして置くことをおススメします。

営業(土地やお金の相談も含めて)、設計、
インテリアコーディネーター、施工管理、
メンテナンス・・・。
これらの業務が全て各々の担当なのか、
もしくは、ほぼ全てに一人の担当者が
関わっているのか。
私の以前にいた会社は
3人しかいなかったので、
その分担比重はかなり偏りはあったものの
ほぼ全ての業務に関わっていました。
(※すると何が良いか・・・
 またこの部分も違う回で
 じっくりとお話しできたらと思います)

また、特に大手の住宅会社の
インテリアコーディネーターの方は、
委託業務が多いです。
そういった形でも
勿論良い提案をしてくれますが、
実際に長くお付き合いしていく、
困った時にすぐ相談できるという意味では
社内にいる方が「家づくり」に
関わっていることが前提だと思います。
それは工事が始まってから、
そして住み始めてからも
とても長いお付き合いになっていく
というのが大前提だからです。

「家づくり」は完成して終わり、
では無いですよ!
住み始めてからが本来のスタートだと
私は思っていますので!!

また、そのスタッフ紹介に
何が記載されているかも
読み取ってみてください。
大抵は保有資格やどんな人か分かるように
その方の趣味や嗜好などが書かれている事が多いですが
そこにどのようなことが書かれているかで
何を知ってほしいと思っているかが読み取れます。

要はそこで会社としての価値観が見えてきます。
学歴や保有資格で、信頼を獲得したいのか。
趣味や嗜好で、各々のスタッフと
共通価値観を抱いてもらいたいのか。
その記載内容が「①の社長の想い」と重なるのか。
会社としての社風を捉える材料になります。


③ 施工事例の内容を確認する


多くの会社では、必ずと言って良いほど
「施工事例」がありますが、
ここでもその内容から読み取るという事が大切です。

まずは事例に採用している写真から読み取ります。
 
 ●どのような部分の写真があるか
  →・設備品や見栄えの良い箇所だけか。
   ・造作キッチンや家具が多い時は、
    細かな使い勝手や素材が分かるか。
   ・窓からの景色、外構やポスト、
    照明などの写真もあるのか。 
 ●採用している写真がどのようなレベルか
  →【作り手】のこだわりや
    センスが分かります。
 ●掲載の枚数
  →丁寧な提案や施工が
   出来ているのかが分かります。
  ・・・等 

あとは、その事例に伴う情報の内容も
確認してみて下さい。
最近では、性能的な耐震や断熱等級、
気密などの性能的な内容。
使用している仕様、設備メーカーなど。

また、その「家づくり」をした時に
どういった過程や【作り手】としての
想いがあったのか。
これらをキチンと綴っているかが、
実はとても大切です。
写真の1枚ずつにコメントが
しっかりと書かれていると
想いが伝わってきますよね。
ひとつひとつの物件に
しっかりと想いを持って、
丁寧に向かい合って作っているか
ということが、そこからも
読み取れるということなんです。

正直これまでに、かなり多くの住宅会社や
設計事務所のホームページを見てきましたが、
実はとにかく見栄え良く!
という会社さんが、結構多いのです。
この記載内容も社内の者では無く、
ホームページを作っている方や
ライターさんなどに任している会社さんも
結構いらっしゃると思いますので、
この辺りからもしっかりとその会社の想いを
感じ取って下さいね!


④ 「家づくり」の流れが分かるか


人生の中で、この「家づくり」は
新築にしても、リノベーションにしても
そう多くの回数を経験する方は少ないです。
よって、「家づくり」がどのような流れで
行われていくのか、どのように
記載されているかもチェックしてみましょう。

この辺りも、マニュアル的な流れしか
書かれていない会社。
特に細かくは書かれていない会社。
金額や掛かる時間(スケジュール)など
住まい手の立場に立った書かれ方が
されているのか読み取ってみましょう。
また自分が疑問や不安に思う部分が
記載されていなかった場合は
お会いした時にキチンと確認すると安心だと思います。


⑤ 問い合わせ時の対応


この近年は、直接電話で問い合わせることも
とても少なくはなってきましたね。
メールやその他のツールを使って
問い合わせができる形になっている事が
多いと思いますので、返信の早さや
返信されてきた時の対応、言葉遣い、
この部分でもある程度は社風的なモノが分かります。

私自身も、以前にとても気になっていた
工務店さんに、カタログ送付の依頼をした事があり、
そこにとても丁寧な感謝の言葉と
実際に施工した住宅の見学もできますのでお気軽に!
と言った言葉が書かれていました。

キチンと相手の立場に立てる方かどうかが分かるので
実際に会うべき会社、人なのか
という部分を読み取る、ファーストコンタクトとしては
とても重要な材料になると思いますので
ココで感じた直感を大切にしてほしいと思います。


以上・・・今回は結構長くなってしまいましたね。
度々、反省です。。。

でも、最後までお読みいただきまして
大変ありがとうございました!
次回からもよろしくお願いします。



◖∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥◗
よろしければInstagramも、覗いて頂けましたら励みになります。
https://www.instagram.com/hibi_cotucotu_to?igsh=eXU3d2R5cHpoNGw=
よろしくお願いいたします。
◖∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥◗


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?