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好きなことを仕事に。旅好き大学生しおんさんが叶えたい夢
今回インタビューしたのは、旅が大好きで、教師として働くことを目標にする大学生のしおんさん。しおんさんが「世界一周あさごはん」をはじめたきっかけや旅に興味を持った理由、教師としての理想像を伺いました。
旅する教師を目指す教育学部生。TABIPPO21東京。noteやInstagramにて「世界一周あさごはん」の投稿が話題となった。
Twitter:@soundof_solt
note:https://note.com/shion11
Instagram:https://www.instagram.com/soundof_solt
https://www.instagram.com/shion_no_asagohan
あさごはんで世界一周
ーーまずは簡単に、自己紹介をお願いします。
教育学部に通っている大学4年生です。次の春からは学校の教師として働き始めます。旅が大好きで、今は旅好きの人が集まるシェアハウスで暮らしています。
noteでは「世界一周あさごはん」の投稿をしていて、最近たくさんの人に知られるようになりました。今が人生で1番楽しいんじゃないかと思うくらい毎日が楽しいです。
ーー「世界一周あさごはん」私も拝見させていただきました!どんなきっかけではじめられたのですか?
もともと大学を休学して世界一周しようと思っていました。でも、コロナが流行り海外にいけなくなってしまって。代わりになにかやりたいなと。
そこで、私自身食べることが好きなので「世界一周」と「ごはん」の両方を一緒にしてなにかできないかと思い、「世界一周あさごはん」をはじめました。
楽しめることをやりたいと思ったんです。「できないなら自分が作っちゃえばいいじゃん!」って感じでしたね。
たまたま今住んでいるシェアハウスにカメラマンの方がいて「せっかくだから写真も投稿してみたら?」と言われたのがきっかけでSNSに投稿し始めました。
ーーもともと料理は好きでしたか?
全然(笑)。実家にいたときはずっと両親が作ったごはんを食べていました。シェアハウスに住みはじめたのがきっかけで自分で料理を作るようになりましたね。
ーー今まで作って1番おいしかった国のごはんはどこですか?
ジャマイカのあさごはんが美味しかったです。ジャークチキンサンドを作ったんですけど、すごいおいしくて。スパイスを使う料理だったので異国感溢れた味の料理になりました。
ーー各国の料理はどうやって選んでいらっしゃるのですか?
ネットで調べています。例えばジャマイカだったら「ジャマイカ 朝ごはん」でヒットした料理のレシピを検索して作っています。作り方はクックパッドを参考にすることが多いですね。
意外と身近な食材でできるので、近所のスーパーで買ってきた食材を使って作ります。たまにカルディに行かないと手に入らない食材もありますが。ほとんどの料理は検索して調べると作り方が出てきます。
きっかけは好きだった社会
ーー教師を目指した背景をお伺いしてよろしいでしょうか?
教師に興味をもったのは、小学生のときに給食を一生食べ続けたいと思ったのがきっかけです(笑)。
ちゃんと目指そうと思いはじめたのは中学生ですね。社会が好きだったんですけど、まわりはそうでもなくて。もっとみんなに社会の時間を楽しんでもらいたいなと思っていたんです。
自分が教える立場になれば楽しいと感じる人を増やせるのかな?と思ったのがきっかけで目指しはじめました。
ーー社会に興味をもったきっかけは?
得意な教科だったのもあるんですけど、教科書を読んでいるだけで楽しかったんです。当時は歴史が好きだったのですが、歴史ってパズルみたいになっているなあと。組み合わせていくと別のところで起きていたところがつながる瞬間があって。
その瞬間がすごい好きで、ただただ楽しいと感じていました。自分のなかでは暗記科目ではなく物語のストーリーを読んでいる感覚だったんです。
ーーなるほど。世界を旅することに興味をもちはじめたのはいつ頃でしょうか?
興味をもったのは大学の社会の授業がきっかけです。入学してから地理や世界史など幅広く学ぶうちに、実物を見てみたいと思い始めました。史跡めぐりにも興味があったんです。
授業ではスライドショーや本に載っている部分しか見えません。でも、現地に行ったら生で体感することができます。その魅力を知ったのがきっかけで、世界の国々に興味をもちはじめ海外で旅をするようになりました。
ーー訪れた国のなかでおすすめの国はありますか?
モロッコです。サハラ砂漠があるのですが、国の半分を占めているんです。砂漠でラクダに乗って移動したのが新鮮でしたね。日本では経験できない体験でした。
あとはSNSで流行った「青い街」もいいですね。シャウエンというところなんですけど。建物が全部青く塗られている街なんです。すごくきれいでした。
まだ10カ国しか訪れたことはありませんが、まだまだこれからほかの国にも行きたいです。
TABIPPOが人生のターニングポイント
ーーTABIPPOではどんな活動をされていたのですか?
旅のことを広めている会社なんですけど、去年1年間その会社の学生団体として活動していました。海外に住んでいる人を呼んでオンラインイベントを企画するんです。
1番大きいイベントが2月にあったのですが、そこでは旅のゲストさんをお呼びしてトークセッションをする企画運営に携わっていました。
旅について改めて自分のなかで言語化し、旅の良さを考え直す機会になったので参加してよかったと思っています。
ーーTABIPPOにはどのような経緯で参加されたのですか?
旅をしていたときからTABIPPOの活動を目にする機会が多くありました。ある日、ネットで記事を調べているなかで「学生支部募集」の文字があったんです。
私は基本旅をするときは1人旅しかしないのですが、1人旅だと出会いが少ないんですよね。たまにゲストハウスに泊まったときに人と出会うことはありますが、同世代で旅をする人とつながりたいと思いました。
同じように旅をする人がどんな旅をしているのか知りたいと思い参加しました。TABIPPOでの活動が自分の人生のターニングポイントになったんです。
ーーターニングポイントと感じた理由をお伺いしてもよろしいですか?
TABIPPOで活動をはじめる前まではずっと教員を目指すことしか考えていませんでした。でもTABIPPOと関わったことで、多くのポジティブに生きている大人に出会いました。
みんな旅をしながら人生を楽しみに生きていて。「人生これからも楽しく生きていけるじゃん!」とわかったのが自分のなかでは大きな発見だったんです。
自分はまだまだ楽しめるんだなと学ぶことができたので、私のターニングポイントになりました。
インドネシアで新たな挑戦
ーー最近就職先が決まったとのことですが、どんなところで働かれるのですか?
春からはインドネシアにある日本人学校で働きます。働いている方々は日本人の方ばかりで、イメージとしては日本の学校が海外に移った感じです。
自分は教える立場ですが、文化や価値観の違いなどきっと私自身も学ぶことが多いんだろうなと思います。異なる生活をしているこどもたちと出会えると思うと、今からとても楽しみです。
ーー海外で働かれるのですね!就職活動はどのようにされたのでしょうか?
日本人学校が掲載されているサイトで見つけました。学校の経営方針をみて共感するところが多く、この学校で働きたいなと思ったんです。就職活動も全部日本語で、オンラインで面接をしました。
教員採用試験も並行して受けていましたが、最終的には2次試験を辞退して日本人学校一本に絞っていました。今思うと落ちていたら危なかったですね(笑)。採用が決まってほんとうによかったです。
ーー少しずつ「旅する教師」の目標に近づいていらっしゃるのですね。
学校の教師って場所に縛られているイメージが強いですが、自分の人生旅をしながら楽しんで仕事をしていきたいんです。
例えば今の時代だったら、動画を編集して海外でオンライン授業を開催することもできるのかなと。いずれ形にできたら良いですね。
目標は「世界一周した教師」
ーー最後に、今後の目標を教えてください!
来年から働きはじめますが契約が3年間になります。契約が終了するまでにお金を貯めて、そのあと1年かけて世界一周をしたいです。コロナが収まっていることを願って。
世界一周をしたあとはどこかの学校で社会を教えながら、「世界一周をした教師」として自分が今まで撮影した写真や訪れた場所をよりリアルに伝える教師になりたいです。自分が学んできたことを誰かに伝えていきたいです。
新しい世界に飛び込んだことで、旅をしながら働いている人がいることを知り多くの学びや発見を得ました。
やりたいことがあったら新しい世界に飛び込んでみたあとにもう一回考え直せば良いかなと思っています。これからもとりあえずいろいろやってみたいですね。
ーー素敵な目標ですね。本日はありがとうございました!
今回しおんさんの話を伺い、旅の魅力や楽しさを知ることができました。自分の好きなことをとことん追求し、挑戦していくしおんさんの今後のご活躍がとても楽しみです。
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