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バランスが重要(売上・コスト・資産)

こんにちは、Hi_Kickです。
本日は、コンサルタントとして日々活動していく中で重要だと感じること、売上・コスト・資産のバランスについて書きたいと思います。
(プチ投資家として活動する時にも重要な指針として見ています)

これから働く人は勿論ながら、日々忙しく働く皆様にもお役に立てればと。
基本中の基本ですが、忙殺されていると忘れがちな観点だと思っています。

家を例に見る、売上・コスト・資産

お察しの良い方が見れば、ハイハイという挿絵から、

家

家ですね。家族5人は余裕で住めそうです。
屋根=売上、部屋=コスト、土地=資産、バランスが良いと人が住めます。
家は企業、または事業と捉えてもらえると幸いです。

対して、売上ばかり大きい家は、

屋根デカい

もう危なっかしくて住めないですね。
「追加コストなし、売上だけガンガン伸ばしましょう」の極論はこれです。
見かたを変えれば「売上は現状維持、コスト削りましょう」でもあります。

次にコストばかり大きい家は、

部屋多い

なんか大家族で住めそうだけど、後々の雨漏りがすごそう。
屋根は工事中ですよー、ならまだOKだと思いますが放置は良くない。
「新規事業につき、売上が付いてくるまで耐えましょう」例かと思います。
(実はこの例だと土地も増えているので資産バランスも重要)

最後に資産ばかり大きい家は、

犬小屋

犬小屋ですね。庭広いのに家狭い。ダレ得感。
住みたくないですね、むしろ住めないですね。
意外と多くないですか?会社にばかり蓄えている状態。

さて、先ほどから出てきた住人は何か?
イメージの通り会社員と言いたいですが、利益と読み替えたいと思います。
会社員は家を構成する柱や窓、みんなで分業しながら家を作っています。

「住みよい家」=売上・コスト・資産のバランスが良い
「家を作る」=会社員の日々の仕事、分業
「多くの住人が住まう」=利益を生み出していくこと

家を例に例えると上記の様なことが言えると思います。
(だいぶデフォルメしております)

現実で起きていること

恐らく会社員である方は、会社の特定機能を担うメンバとして従事していると思います。(営業部、マーケティング部、人事部などなど)

会社員

会社というのは主に分業制を採用していて、家でいうところの窓やドアなどのパーツとして、日々のノルマや目標に追われている状態だと思います。

これは偉い部長さんでも同じことで、経営者や投資家の目線になって始めて家として見えてくるもの感じています。

コンサルタントとしての経験
「Hi_Kickさん、経営会議で競合他社に比べて販管費率が多いと指摘を受けたので一緒に対策を検討できないか?」相談されることも多いです。

コンサルタントとしても「はい、喜んで!(受注できるかも!)」と勢い良く提案書を持ってくるケースがほとんどだと思います。というのも、コンサルタントも所詮は別の家を構成するパーツに過ぎないからです。。
(良いコンサルタントは「どんな家に住みたいですか?」を忘れません。)

事業会社 会社員としての経験
同じことを”業務命令”として仰せつかったこともあります。
苦しかったです。往々にしてコスト=人件費であり、何かを改善して済む話ばかりではない。会社が目指す方向が見えなくなった瞬間でもありました。

日々、なぜ仕事をしているか分からないストレスの正体は「家が見えないこと」にあると肌身で感じた経験でした。

皆さんはどんな家に住みたいですか?
率直に話し合い、相互理解しながら家を作っていけたら理想ですよね。
勢いの良い会社はこれらのコミュニケーションが活発であると感じます。

コンサルタントとして色んな企業を見て、出来ている会社も存在することは間違いなく言えます。大企業ほど難しいのも、また現実ですが。。

問いかけることを忘れない
会社員の延長線として経営者になることも一つの夢かと思います。
ある日いきなり役員に昇進した際、家の概念で見れないと幸先不安です。
若手の内からコツコツと、家を見る習慣を付けておくことはとても重要。

何より経営層と同じ視点で仕事を見れていれば、会社として必要なことを理解して、正しい行い⇒大きな成果につながってくることかと思います。

まとめ

・屋根=売上、部屋=コスト、土地=資産、住人=利益
 これらをまとめて家=企業/事業

・バランスの良い家=利益を好循環で生み出す

理想の家を見る努力=活躍の機会を得る

<悪い家の例>

悪い例

・屋根(売上)だけデカい
身の丈に合わない売上や、少なすぎるコストは家(企業/事業)自体を潰してしまい、住人(利益)を正しく住まわせられない。

・部屋(コスト)ばかり多い
一見すると沢山の住人(利益)が住めそうですが、晴れている日は良いものの次第に梅雨が訪れ、雨漏りがひどくすぐに逃げていく。
(部屋に見合った屋根を作っている最中であればOK)

・土地(資産)だけ広い
不動産としての価値は大きいが、家(企業/事業)とした時にぱっとしないし、人(利益)も望んで入ろうとしない犬小屋(ダレ得状態)

明日からの話
会社員をしていると「お上の号令」に翻弄されることも多いかと。
「降って湧いた話」だなんて言葉が日常的に使われ、ストレスですよね。
恐らくストレスの正体は「住みたい家が見えないこと」にあると思います。

自分が見えていないだけ、であれば上司や会社との対話を増やし、腹落ち感をもって仕事に取り組まれた方がヘルシーかと思います。

周囲の人も含めて見えていない場合、納得できる会社を求めて転職するのも一つの手だと思います。ある日いきなりみんなが理想の家を語り始めるのは現実として難しいと思います。

理想は自分だけでも見えている状態。周囲が見えていなくても自分だけ見えていれば活躍のチャンスが広がっています。見えていない人達を横目に、”家”として大きな成果をあげていきましょう!

最後に
私個人として理想的な家はこちら。
住むに問題なく家族を養え、庭やガレージを作れる適度な空地があること。
(現実の家は、そうもうまくいかないものですが・・・)

理想


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