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2回目以降の転職方法

こんにちは、Hi_Kickです。
本日はより良いキャリア、より面白い仕事を探している人向けの記事です。

勝手なイメージですが、初めての転職はメジャーどころの転職サービスに
登録して仕事を紹介してもらう形式が多いのではないかなと思います。

「年収を上げたい」「ワークライフバランスを改善したい」等々、
軸がハッキリし、候補となる企業も複数あがるのではないでしょうか。

徐々に転職を重ねていくにつれて、
そろそろ、この会社は卒業すべき」という考えてが出てくる一方で、
行きたい会社がみつからない」といった状態になると体感しています。
何回目の転職からかはその人次第かと思いますが、、

何故、転職を重ねると、選択が難しくなるか?
キャリアを重ねていくと、得るものだけでなく失うものも出てくるからだと思っております。

良いとこ取りの転職はないのか?
私の経験を交えてお話しできればと思います。
私の場合は3回目の転職から頭を悩ませました。。

私の経験

私自身の経験を簡単にまとめると
・1回目:アパレル・営業 ⇒ 食品・営業(年収目的、25%UP)
・2回目:食品・営業 ⇒ コンサル(年収目的、20%UP)
・3回目:コンサル ⇒ 小売・社内コンサル(WLB目的、年収維持)
・4回目:小売・社内コンサル ⇒ コンサル(当座の異動、年収維持)

1回目:アパレル・営業 ⇒ 食品・営業(年収目的、25%UP)
1社目のアパレル会社はとにかく忙しく、加えて薄給でした。。

ストレスフルだが仕事は面白く、邁進していたものの、課長の年収を聞いた時に世の平均年収以下だったことに衝撃を受け転職を考えました。

使ったサービスはリクナビNEXT、DODA等の一般的なサービス。
Web登録して、面談の後に案件を紹介されるスタイルです。

ここが主ではないので割愛しますが、
「1回の面接で内定が出て、年収が上がる会社」という条件で選びました。

2回目:食品・営業 ⇒ コンサル(年収目的、20%UP)
2社目は9~17時残業なし、年収は1社目の課長レベル以上でした。

1年経った頃、ビジネスで自信を持てない自分に気付きました。。
異業種交流会に呼ばれた際、同年代の人が「数億円のプロジェクトに関わっている」「海外主張が多い」等々話している姿に危機感を感じたのです。
(その時の私は社用車で1日中、得意先回りしかしない日々・・・)

使ったサービスは1回目と同じく一般的なサービス。
結局1回目と同じエージェントからの紹介でした。

ここでの私の転職条件は、
「30歳で1,000万円を稼げるところ、忙しくてもOK」でした。
2回目の転職も目的がはっきりしており、複数の中からコンサル会社に絞り、内定をもらいました。

3回目:コンサル ⇒ 流通・社内コンサル(WLB目的、年収維持)
3社目のコンサルはやっぱり激務、でも面白い様に年収が上がる。

ちょうど30歳で年収1,000万円を超え、以降もグングン伸びました。
一方で子供もおらず。平日は妻と会話する時間もありませんでした。
その折、兄弟同然の愛犬の死、親の病気、頭が真っ白になったのを覚えています。

「ワークライフバランスが必要、でも年収は急に落とせない」
コンサル出身者にありがちな場面ですが、選べる会社は限られていました。一般的な転職サービスではカバーしきれず、コンサル専門エージェント5~6社とコンタクトを取りやっとのこと探し当てたのが4社目でした。

今思えばですが、この頃から転職、会社員としてのキャリアに限界が見えていたのかなと思います。

4回目:小売・社内コンサル ⇒ コンサル(当座の異動)
4社目はまた9~17時残業なし、年収微増。

5年は残ろう、その間に起業を頑張ろうなどと考えていた矢先、落とし穴がありました。
年収が高すぎて昇給しない、昇進するにはかなりの社内政治を要する。
加えて会社が不安定であり、数年先が見えない状況。

古い会社で、改革が進まないもどかしさと相まり転職を決断しました。
消去法の様な決め方で、今でも正しかったか分かりません。

「前回同様の条件で、将来的な昇給/昇進が見込めるところ」
前回のコンサル専門エージェントと会話しましたが、どこも空振り。
LikedInやダイレクトメールも含めて計50社以上の方々とディスカッションし、外資専門エージェント経由で内定をもらいました。

これはまた別の機会に致しますが、5社目に転職してすぐ、親の病気が悪化した事を聞かされました。。
今は少しの休みを貰って親の看病をしつつ、将来を再考しています。

転職で得るもの、失うもの

楽しくて、年収が良くて、WLBが良い会社。
そんな夢のような会社もあるのでしょうが、私には縁がありませんでした。
どこかで自分に嘘を付いていた事で二極対立の様な状況でした。

WLB vs 年収
1社目アパレル時代に、4社目を見たらパラダイスの様に感じると思います。
一方で3社目のコンサル時代の感覚でみると、4社目はかなり不安でした。

キャリアを重ねるに連れて年収が上がり、生活水準も変わる。
それと共に会社からの要求レベルも等しく上がってくる。

前回記事でも書きましたが、結局のところ収入が増えれば相応に忙しくなる、といったところなのだと思います。

楽しさ vs 年収
学生の頃の夢は「お客様の心を魅了するマーケター」でした。
お金に流され、全く触ってこなかったのが現実です。

初めからマーケティング注力していれば専門性が活き、年収と天秤になることはありませんでしたが、未経験30半ばを雇ってくれる会社はありません。

私の様に体力だけが売りの転職を家で表すと、
高い年収だけ先に貰って(屋根)、後から激務に耐えて(部屋)、理想の家にすると。

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私の転職歴を当てはめると、こんな感じでしょうか。
・1社目:部屋ばかり多い
・2社目:屋根だけデカい
・3社目:理想の家(?)
・4社目:屋根だけデカい
・5社目:結局また理想の家(?)

前回記事の王道ルートをたどらなかったことで、早い時期から年収を上げれたもののやりたい事が見つからず、高稼働に悩まされるのかなと。。

将来やりたいことに真摯に向き合い、スキル(土地)を耕してから理想の家へと転職することを強くお勧めしたいと思います。

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得るものだけの転職を行う為には

そのままの書き方になるが、
「絶対に失いたくないものを見定め、一度の転職でも放棄しないこと」

若い頃の私には”高い年収”はとても魅力的でした。
その代わりに”WLB””やりたいこと”を放棄してきました。
(”やりたいこと”を得て、”WLB”、”年収”を放棄する人もいるでしょう)

一度、バーターの関係性を作ってしまうとそれは簡単に崩れません。
特に”理想の家”までキャリアを進めた人には軌道修正は困難です。

一回目の転職で本当の”理想の家”を実現できた人は問題ないですが、
”屋根がデカい”、”土地だけ広い”など途中段階の人は気を付けることができます。

その方法とは、単純ですが「色んな人の話を聞くこと」
転職に際しては色んな人が無料で話を聞いてくれます。

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一般的な転職サービス・専門的なエージェント
一般的な転職サービスや専門エージェントは、結局のところ「効率的に転職を斡旋すること」を目的にしています。

それ故、「何を第一優先にするか ≒ 何を犠牲にするか」を問うてきます。
転職を決める最終局面では重要な問いになりますが、答えを急ぐ問いでもあります。

独立系エージェント
対して独立系エージェントの方々は「理想する仕事は何か?」を問うてくることが多いと感じております。
生い立ちから、自身の信条など人柄を把握することで大手エージェントとの差別化を図っているのかなと思います。

直接的に転職を斡旋していただいた経験はありませんが、彼らとのディスカッションを通じて自身の人生を見つめなおすことができました。
(うち数名の方はプライベートでもお付き合い頂けております)

フリーで独立起業する方法、副業として投資を行う方法など彼らからアイデアを貰い、自身のオプションを増やすことに活かされています。

「知らない会社で怪しいかも・・・」という気持ちも理解できます。
が、怪しかったら二度と連絡しなければ良い、彼らも暇ではないはずです。
一時期、私はLinkedInのDM全てに返信しておりました。

友達・先輩など
当然ながら交友関係の方々と話してみるのもいいと思います。

私の場合は似た境遇の友人もおらず、転職経験がない人が多かったので避けましたが、腹を割って話せるのはとても良いことです。

将来なにがしたいか、大事にしている信条は何か、4社目の小売会社で同僚だった仲間と「将来の起業家」会として飲むのが密かな楽しみです。


複数転職を重ね、向かうべき方向性に迷いが生じた方の一助となればと書かせていただきました。主観だらけの内容ですが、少しでも参考になれればと思います。

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