【読書】文化の違いを冷静に考えて生きやすく。

こんにちは!はるかしです。

今日は2021年の最初に読了した本と、少し似たジャンルの本について、備忘録がてらシェアいたします。


1冊目は、日本で感じる生きにくさについて、マレーシアの視点で捉えた本です。

2冊めは、多国籍・異文化での仕事における考え方について細かくの分析された本です。

2冊とも、海外で暮らしたり、海外の方と働く機会が多い方にはおすすめかなと思います。

(わたしは日本で暮らし、海外との取引がない日系企業の部署で働いていますが‥w)


日本人は「やめる練習」がたりてない


Twitterで話題になってから、ずっと気になっていた本です。やっと読めました!


部活は3年間続けなくてはならない
仕事はすぐに辞めたら甘ったれ、最低でも3年勤めるべき
一度決めたらやめたらいけない


日本で生まれ育って、今まで”当たり前”だけど窮屈だった出来事は、マレーシアの視点では”当たり前ではない”とのこと。

心の奥底では、わかっています。

別に部活を、会社を、何かをやめたところで、それがどうした?だから何?というくらいのことだと、なんとなく、わかっています。

薄々気がついていても、日本にいると後ろめたさがあったり、なんとなくダメな気がする‥というマイナスな気持ちに引っ張られてしまう。


本書では、そんなモヤモヤをわかりやすい内容でスッキリさせてくれます。


ただ、「日本はなかなかやめられないシステムだからダメ!」という一方的なメッセージだけではなく、一長一短があるよね。という内容もしっかり書いてあります。


個人的に、もちろん日本の「やめたら終了!なんとしてもやめるな!」精神はすごく苦手なのですが、すべてが悪いわけではないと思うのです。捉え方によるのかなと。


日本では、どうしても多角的に物事を捉えることが少なくなりがちです。自分と違うとダメ、世間一般的なルールと外れているとダメ。そんな風潮にある気がします。

わたし自身も、一部しか見ないで判断してしまうことがあります。


マレーシアは多国籍&たくさんの宗教が共存しているので、自分と相手が違っても認めることができるのかなぁと感じました。


2021年最初の本として、すごくよかったです!

前向きになれたし、窮屈で辛かった気持ちが和らいだ気がします。




異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養


こちらは多国籍チームや、海外で働く方、海外とのやり取りが多い方にオススメな本です。

わたしは人事系コンサルの人がおすすめだと仰っていたので読んでみました。


著者のエリン氏の経験や、様々な国の人達の経験談を交えつつ展開されます。書籍としては、まぁまぁボリューミーです。


仕事のチームメンバーが多国籍である場合、国の特徴によって適切なマネジメントや接し方が変わってくるよ‥という内容です。


わたしとしては、勝手に「アジアだから●●で、ヨーロッパだから▲▲…」と考えていましたが、そんな単純なものではない!!!という、こと細やかな説明が本書に載っております。


日本の例も載っていて、中でも稟議についてはすごく納得しました。

本書では、日本の会議では事前の根回しや稟議での意思決定が、集団の意思となる。また、一度根回しや稟議などで決定したことは確固たるものとなる。的なことが記載されていました。


わ…わかるぅぅぅ…!!!!!


わたしが勤める会社は、日本らしい…古い体質の会社なので稟議書はとても重要だし、根回しはすごく重要になってきます。

今までの会社では考えられないくらい、稟議が多い…


●●を公表してもいいですか?→稟議

▲▲を作成してもいいですか?→稟議


毎日、常に稟議書が社内を駆け回っています。

(ちなみに、弊社は紙をバインダーに挟んで、関係役職員に印鑑を貰います)


海外ではあまり考えられないとのことで、海外の人がこのシステムを知ったときにびっくりしたそうな。


日本だけではなく、国によって様々な特色があるので、マネジメント、会議の進め方、日頃のコミュニケーションに至るまで、国の特色に合った対応をすると良い…とのことでした。


わたしは仕事では殆ど海外とのやり取りはないのですが、プライベートでやり取りが多々あるので参考にします。


日本人との仕事においても、客観的に日本企業の特色が記載されているので関心することが多かったです。プロジェクトの進め方などに悩んでいたのですが、「まぁ、日本企業のこういう特色が出ているからこうなってるんだな。」と、勝手に納得しました。


他の国についても、細かく説明されているので読んでいてとても楽しかったです。


以上、ざっくり読書感想文でした!


備忘録として、また何かあれば読書感想文を書きます。

それでは!


▼ヒンディー語の学習ブログなんぞやっております。


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