みしけ

元ひきこもり生活をおくっていました。 独身ですが長年付き合っている彼女がいます。 彼女…

みしけ

元ひきこもり生活をおくっていました。 独身ですが長年付き合っている彼女がいます。 彼女は難病にかかり、現在車いすユーザーです。 30を超えてから、なぜこのような苦難がおこるのだろうと感じ、自分の生き方は間違っていたのだと思い直しました。それから模索しながら生きています。

最近の記事

ひきこもりとお坊さん。

突如体が動かなくなってから私のひきこもり生活は始まりました。 この時期の嫉妬心は凄まじく、内面上では誰にでも噛み付くスタイルをとっていました(本質的に気が小さいので実際には噛み付かない)。 当時の顔写真を見てみると、目が吊り上って1ミリも顔に優しさというものがありません。 人が嫌いだと思っていながらも、女の子にモテたい。一人は寂しい。こんちくしょーと内心思っていたのですが、顔写真を見ると、そりゃ〜誰も近づいて来ないよ・・・と納得のお顔をされていました。 ひきこもり真っ

    • 元ひきこもり。人の優しさと厳しさを感じる。

      私の彼女、いや元彼女は車いすユーザーでした。 現在彼女とは疎遠になってしまい、月一の通院などを手伝う仲になりました。 まだお付き合いをしている関係を解消して日が浅いので消化してきれていない部分はありますが、理由としては彼女は結婚して一緒に同居したいと思っている。私としては結婚は難しいと思っている。このように2人の思いが噛み合わず、最終的に彼女が「別れる」という言葉を切り出すことで、私の緊張の糸が切れてしまい元に戻る気が私にも無くなってしまいました。 14年間の付き合いで

      • ひきこもり時代の心象風景。

        基本的にひきこもり時代は暇なのです。 当時はスマホなどはなく、ネットは姉が持っているパソコンのみしか見るこことができません。 調子に乗ってネットからエロサイトに侵入していると、アフリカのシオラレオネという国のサーバーにいつの間にか飛ばされており、結果的に3万円取られてしまう羽目になりました。 お金は取られ、姉にエロサイトをみていたことがバレるわで、私は完全にビビってしまいました。 しかし、それが結果的に良かったと思います。 スマホをいじっている時の体感時間は半端なく

        • 元ひきこもり、普段の振る舞いに気を付ける

          週末とあるホテルの日帰りサウナに行ってきました。 私はサウナ→水風呂→露天に出て涼むというパターンを好んでおり、時間があるときにはボーッとしながら涼むことを目的にサウナに足を運ぶことがあります。 それはともかく、露天風呂スペースに置いてある椅子に座ってぼーっとしていると、外から人の気配を感じました。 目を開けると扉の向こうに小さい子供が扉を必死になって引っ張っているのです。 生憎扉は重く、子供が簡単に開けらるものではありませんでした。 おまけに扉は押さないと開かない構

        ひきこもりとお坊さん。

          社会的ひきこもり予備校に通う。

          今から二十五年前、中学時代の幼馴染みが浪人生活を送っていました。 彼は代々医者の家系であり、その流れに乗って彼も医学部を目指して奮闘中でした。 たまに彼に誘われることがありました。対人恐怖症の気があった私は、ビビりながらもひきこもり生活を中断して彼と遊ぶことがありました。 すでに私たちは二十歳になっていました。 三浪目となった幼馴染みは鬱々とした生活を送り続けているせいか、ぶっ飛んだことを言う時がありました。 幼馴染み「日本シリーズ観た?俺は感動したんよね〜。俺もプロ

          社会的ひきこもり予備校に通う。

          元ひきこもり。セルフイメージを変えていく。

          YouTubeでNBA選手のレブロン・ジェームスが、毎年1億5000万円かけて体づくりに勤しんでいるという動画を観ました。 レブロン・ジェームスだけではなく、プロスポーツ選手はトレーナーや動作解析を行うチームや調理師などを雇って毎年シーズンに望んでいるわけです。 世界的なプロバスケットボール選手を始めアスリートたちが、それだけ自分に投資をしているのに、特筆した才能が見出せない一般人の私が自己投資を本ぐらいにしか使っていません。 いかにお金をかけずに自分を変えていくかばか

          元ひきこもり。セルフイメージを変えていく。

          社会的ひきこもり、森田療法の勉強会に参加する。

          森田療法というものをご存知でしょうか? 森田療法は森田正馬が作り出したメソッドです。 その内容は不安があってもその不安な感情を「あるがまま」にして行動を続けていくと、不安は自然と消失していくというものです。 私は不安があるとその感情に囚われてしまい、「あるがまま」に行動できずに何年もひきこもり生活を送ってしまいました。 ひきこもり生活から立ち直る過程で目を付けたのが森田療法だったのです。 私はひきこもり 改めて不安で行動が止まってしまった出来事を説明すると、私は今

          社会的ひきこもり、森田療法の勉強会に参加する。

          元ひきこもり。開運のため徳を積む。

          私は元ひきこもり。 三十を超えた時点では非正規社員の身でした。 このとき人生はどう考えてもうまくいっているように思えませんでした。 二十代の頃はまだ余裕もあったのですが、三十代になってくるとなりふり構っていられません。 このままではうだつが上がらないまま人生が終わってしまう・・。そんな可能性が見えていました。 子供の頃の私は自分の人生は素晴らしいものになり、自分は特別な存在だと思っていました。 それが単なる幻想になりそうです。ゾッとしてきました。 自分の人生が少し

          元ひきこもり。開運のため徳を積む。

          元ひきこもり。青春も遅れてくる。

          東京。とある若手のお笑い劇場を訪れた時のこと。 私は前もって前売り券を購入していたので、前列に座っていました。 夕方開演だったのですが、始まる頃には前から3列ほどは全て小綺麗にした若い女の子達が客席を占めていました。 芸人ってモテるんだ・・と思った。 客席にいる女の子は、ただ純粋にお笑いが好きで見に来ている雰囲気ではありません。皆身なりをキチッとしていて、客席からアピールしている風貌に見えたのです。 もし自分が十代の頃で、この事実を知っていたらモテたいという動機でお笑

          元ひきこもり。青春も遅れてくる。

          元ひきこもり。でも内心はまだひきこもり。

          職場の事務所の隣の島から噂話が聞こえてきました。 「〇〇さんと二人っきりになったときに結構あけすけに・・・・」 それは、その場にいない職員さんの話でした。 内容としては悪口の一歩手前。その職員さんと二人っきりになることが少し苦痛という内容でした。 そもそもその噂話をしている職員さんを私があまり好きではないというのもあったのですが、とにかく話をしている空気が嫌でした。「でたでた・・」って感じです。 島が離れていたので、会話の輪に入らなくて済みました。 しかし近かったら

          元ひきこもり。でも内心はまだひきこもり。

          元ひきこもり。花に救われる(スピリチュアル系)。

          昔テレビを観ていると、某男性アイドルが鳥と会話ができる云々ということを言っていました。 私はそれを観ていて鼻で笑っていたのですが、よく考えると私も似たような体験をしていました。 私は花と会話をしたのです。 花に励まされる。 スペイン巡礼をご存知でしょうか? 別名カミーノと呼ばれるもので、フランスからスペインの西の端にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラと呼ばれる街までひたすら歩き続ける巡礼道のことです。 四国のお遍路のスペイン版であり、巡礼者は世界各国から集まって

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          ひきこもり。怒りを表出する。

          中学生の頃にソフトテニス部の先輩に言われた言葉。 「お前良い奴だな〜。いつもニコニコしてるよな〜」 ニコニコしている自覚はありません。しかし、これは私からすれば自己保身のために微笑んでいたのだと思います。 小学生の頃に、自宅で母にナイフを向けたことがありました。 「お前を殺して俺はここから飛び降りちゃる!!」 母は我が子にナイフを向けられたことで涙を流していました。 家にいるときは暴君の様に振る舞い、外に出ると温厚な少年でした。というより他人にビビって感情表現が下

          ひきこもり。怒りを表出する。

          ひきこもり。教習所に通い始める

          「あんたは時間だけはたくさんあるんだから免許を取って海にでも行ってきなさい・・。」 これは母がよく私に言っていた言葉です。 原付自動車免許の取得は母からの勧めが切っ掛けでした。 はっきりとどの時期に取得に行ったかは定かではありません。 確か20歳は超えていたような気がします。 ただ書くことや読むことに私は執着していたため、それ以外に時間を使うことができず、免許取得後も相変わらず私は家にこもる生活を続けていました。 20歳を超えて原付免許だけを取りに行く人は稀有な存

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          元ひきこもりと犬。

          昔我が家では犬を飼っていました。 ゴールデンレトリバーのメス。 名前は「シータ」。 母と姉が天空の城ラピュタのヒロインから取った名前です。 外で「シータ」と呼ぶのが恥ずかしかったのですが、時間が経つとその感覚も麻痺してきて、どうでも良くなっていくのですね。 と言っても私はあまりお世話をすることがなく、ひきこもり生活とシータを飼っていた時期が被っていたため、荒んでいた私にシータがなつくことはありませんでした。 シータは大きな音が嫌いです。 ある日雷が鳴るとシータは血相

          元ひきこもりと犬。

          ひきこもり。四国のお遍路に挑戦する。

          18歳。私は四国でお遍路を行っていました。 当時私はひきこもり生活を送っており、この年の夏場にいったんお遍路に挑戦したものの、徳島市内で人の目が気になってパニックに陥り断念したのです。 このままでは年を越せないと感じた私は、その年の秋に再度お遍路に行くことにしました。 四国のお遍路の概要 その前に四国八十八ヶ所巡礼の概要を説明します。 まず四国四県に点在する八十八の札所と呼ばれるお寺を周ります。 全長は1200キロほど。歩くとだいたい1ヶ月前後かかります。 また全

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          元ひきこもり。内観を受けに行く。

          内観というものがあります。 端折った説明をすると、自分の過去を振り返る作業です。 自分と家族や兄弟などに「していただいたこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」などの3つの観点で振り返っていきます。 振り返る期間は小学校の低学年、高学年などと区切って思い返していきます。 私はひきこもりの経験者でした。 ひきこもり状態から社会人になって数年経った後でも、自分の中で苦しみが残っていました。 ひきこもり状態から脱出さえできれば全てが解決できると思っていたのですが、そう

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