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文学イベント東北 参加サークル紹介:居酒屋くろいねこ

文学イベント東北 文学イベント東京Vol.2 に参加のサークル様を紹介いたします。

文学イベント東北 文学イベント東京Vol.2
第一会場 透明書店 
2024年8月25日 12:00~19:00 透明書店
会場:東京都台東区寿3丁目13−14
第二会場 岩瀬書店 富久山店 プラスゲオ
2024年8月31日 12:00~20:00 岩瀬書店 富久山店 プラスゲオ
会場:福島県郡山市富久山町八山田字大森新田36-1
入場無料

サークル名:居酒屋くろいねこ
作家名:居酒屋くろいねこ


販売予定の作品「潮風ふわり」は、現在、宮城県の名取トレイルセンターで販売されております。(あとは作者様のBOOTHで)


みちのくトレイルクラブの記事より

この記事を読んでくださっている方の中にはきっと、「潮風ふわり」のファンがいらっしゃるのではないでしょうか。かくいう私(みちのくトレイルクラブ)も間違いなくそのうちの一人です。開設されて間もない2015年頃から熱心にこのブログを読んでいました。

当時のみちのく潮風トレイルは環境省が地域の方々の力をお借りしながら区間開通を少しずつ重ねていた頃で、全線開通はまだまだ先。ハイカーも今とは比べ物にならないほど少ない人数でした。そんな9年前にこのブログを見つけた私は、「実際にトレイルを歩いてブログを書いてくれている人がいるんだ!」とそれはもう高揚感に包まれ、あたかも自分の手柄のように得意満面でトレイル関係者に紹介しておりました。今それを回顧すると恥かしさで少し赤面してしまいます。

東北太平洋沿岸部は復興工事の真っただ中、まだ大型ダンプが土埃をあげてひっきりなしに砂利道を行き交い、部分的に開通はしたものの「トレイルを歩く際は工事車両に十分気を付けてください」というアナウンスが必要だった時期。歩いた方から厳しいご意見をいただくことも少なくはありませんでした。

(歩く人、本当に増えるかな・・・)なんて後ろ向きな気持ちになったことも幾度かありました。

ブログ「潮風ふわり」には東北が大好きな著者がゆっくりとした歩みでその時々のみちのくの「いま」を見つめ、地域の人と出会い、自然と対峙する姿などが丁寧で繊細な表現で綴られています。その根底に流れているのは行く先々の土地と人への揺るがない敬意と愛情。お年寄りがかけてくれたという言葉にホロリときたり、一人で山道を歩く時の心細さに共感したり、時にはニヤリとさせられたり。等身大の女性ハイカーの体験や感情に心をわしづかみにされた私は、首を長くして次の更新を待ち望んだものでした。

名取トレイルセンターで働き始めた翌年の2020年。たまたま施設を訪れたハイカーさんとお話をした際に、私の心に何か引っかかる不思議なものがありました。

「もしかして、潮風ふわりさんではないですか?」不躾ながらどうしても今ここで聞かなければいけない、そんな気持ちになったのです。


■文学イベント東北 文学イベント東京Vol.2 参加チケット


よろしければ、作品の自費出版の費用にさせていただきます。