マガジンのカバー画像

トピックス(旅行記)

4,629
旅行記です。
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

「逃げ出したくなるほど熱いです!」

今朝は気分がよかった。 6月中、仕事がハードな日が続き、締切後は人と連続で会って遊んでいたら、やはり2日間ほど使い物にならなくなってしまった。 正確に言えば、本当に使い物にならなかったのは1日だけで、昨日の午後は少し回復し、急ぎの修正にもスピーディーに対応できたし、夕方はひじきと大豆を炊いたり、夏野菜のマリネを作ったりすることができた。 そして、今朝は完全復活!! 2日ぶりに布団をあげることができた。(私はベッドではなく和室に布団を敷いて寝ている) 鍼灸が効いている。それも

先にご褒美を決めちゃいました

いまめっちゃがんばってドレスつくってるんで、先にご褒美を決めちゃいました。 ご褒美は、旅です。 ひさびさの、『いとへんの旅』です。 ほんとうは息子が留学に行っている間に、わたし・夫・娘の3人で家族旅行しようか、と言っていたんです。 そうしたら娘が、 「う〜ん、2人(わたしと夫)で行っておいでよ」 というのです。 夫に、そしたらわたしはここに行きたいの、とプレゼンしたら、 「俺はそこ(正確にはその地域イベント)にはあんまり魅力感じひんからひとりで行ってきたら」

日記 「人生最高の日は一瞬で」

   まだ、そわそわした感じが抜けません。  大勢の友人に囲まれていたからでしょうか、主役として普段浴びることのない拍手と祝福をたくさんいただけたからでしょうか、これまで多くの時間を割いてきた一大イベントが終わってしまったからでしょうか。それとも、新たな日常が始まることへの武者震いでしょうか。  家を見渡せば、メインテーブルを彩っていた花、ブーケ、祝電で届いたバルーン、自作のウェルカムボード、前撮り写真の入ったフォトフレーム、着払いで届いた式場からの荷物。LINEを開けば、

一般人アートバーゼルへ行く■3日目③予習が役立つバーゼル市立美術館

さて、バーゼルに行ったら見に行かなくてはいけないバーゼル市立美術館。 バーゼル二日目はこちらです。 朝からバイエラー財団美術館でバスキアを見て「こんなおいしい空気はない」とか、ルソーのジャングルのかわいそうな動物の絵を見ておおはしゃぎして、ライン川ではいしゃいで、大聖堂と市庁舎を見て、というすでに盛り過ぎなんですが(アートバーゼル会場も挟んでいる)、バーゼル市立美術館は必須。 ちょっと調べたら1671年に作られた世界で最も古い公共美術館のひとつと言われている。 1670年

有料
300
+12

菖蒲華・あやめはなさく 「6月26日~6月30日頃」

一般人アートバーゼルへ行く■4日目、電車に乗ってザンクトガレンからのチューリッヒ

バーゼルに二日間滞在して(泊まったのはドイツだけど)、チューリッヒに戻るかバーゼルで1日使うかと思っていたところ、事前に「なんかザンクトガレンというかなり古い修道院図書館の世界遺産がある」というのをガイドブックで見つけて、今までスイス観光をほとんどしていないという案内人が「ここはどうです」みたいなことになり、調べたらチューリッヒ経由でほぼ一直線に電車でいけることが分かった。 ということで、4日目はバーゼルを離れ、朝から電車に乗ってザンクトガレンへ。 これも事前に電車の予約を

有料
300

ポントルモが生み出した 【マニエリスト】

前回、【マニエリスト】の画家ヤコポ・ダ・ポントルモ(1494-1557年)が1554年から1556年(60-62歳)にかけて遺した『日記』について投稿しました。 異常なまでに死を恐れた60歳のポントルモが、自分の健康を厳しく管理する必要から記録し始めたとも考えられる奇妙な『日記』。 そこから見えてきたのは、「孤独な変人」「奇人」、用心深くて人付き合いが苦手な画家の姿でした。 そして彼の代表作品とされるのがこちら。 私にはその「素晴らしさ」が今ひとつ理解できない作品です💦。

+10

石垣島にて

40年来の親友と、紫陽花を見に行った日

「善峯寺へ紫陽花を見に行かない?」 親友のKちゃんからそんなメールが届いた。 Kちゃんは私にとって1番古い友だ。小学5年生からの付き合いだから、もう40年になる。 家から5分のところに住んでいるのに、会うのはなんと2年半ぶり! なぜなら、彼女が介護の仕事をしているからだ。コロナ禍はこちらから誘いにくく、元々マメな人間ではないKちゃんから誘ってくることもなかった。 時々メールはしていた。 そして、コロナも落ち着いた今、ようやく会えることになったのだ。 お酒が好きで、いつも夜

一般人アートバーゼルへ行く■3日目②アートバーゼル一般公開、ライン川と大聖堂と市庁舎(市内観光)

さて、バイエラー財団美術館でおいしい空気を吸った後、トラムで市街地に引き返してもう一度アートバーゼル会場に向かう。 案内人が「昨日出したメールがなんかうまく届かないから、もう一回あって挨拶だけしてくる。10分程度なので待っててもらってもいいですよ」というので、せっかくなら初日の様子もみたいから会場を一周しようということになった。 なんのために来たのかって、この会場に入り込むために来たのだから、何度でもチャンスがあれば行きます。 二日目、正確には一般公開初日は、ちょっと昨

有料
300

【マニエリスト】の画家 ポントルモの『日記』

古本屋さんで 『ポントルモの日記』という薄い本を見つけました。 「ポントルモ」という名前は美術本で見たことがあるような…気がします。 実は。 3年前に入手したジョルジョ・ヴァザーリ『芸術家列伝』を読んで、 「後世の人が過去の出来事、過去の人、過去の作品に評価を与えることは簡単だけど、その当時生きていた人の言葉によって、当時の人々がどんなふうに感じていたのか を知ることって、面白い!」と興味を持ったのです。 さらに古本屋さんで 1951-1954年の雑誌『国際文化画報』を購入

ねつ

あなたの矛盾と、私の矛盾が似ていたら良いな。 朝を永遠に失ったような、声の重さと、あなたの正直すぎる眉、誰かの泣き声に重なる、早くなった鼓動だけが、身体の、私達の記憶になる。 本当に助けが必要なのは、捕まったあの人と違うかもしれない。“信じないで“と抱きしめた熱が、輪郭をぼやけさせ、遠のいてく、バカの血が笑う、聞きたくないことばかりが聞こえる、もう許されたい。 楽しかった、偽名の温度も恋だから、きっと、明日には忘れて、ずっと先に思い出す。 あの痛みを待ち続ける、"どこにも

一般人アートバーゼルへ行く■2日目後半・アート社交とドイツの半地下部屋

アートバーゼルの会場は広くて、途中でお腹が空いたので、カフェコーナーでサンドイッチを食べた。 本日2回目のハムとチーズのサンドイッチ。 今度はパンがちょっとブリオッシュっぽい感じで、これもまたおいしい。 電車で食べた時と同じで、とにかくおいしいおいしいと言いまくるので、案内人が「そんなにか?」という感じなってくる。 他の会場を見て回って、中庭で休憩となった。 「アイスクリーム食べます?」と言われたけど、冷たいものを食べて体調が崩れるといけないので、味見だけにした。 とてもお

有料
300

一般人アートバーゼルへ行く■3日目①ヨーロッパで見るバスキアほどの贅沢、または本物のルソージャングル

空気が美味しい、という言い回しをよく聞く。最近はあまり言わないかも。でもその昔はよく言った。 高い山などで、「空気が澄んでて美味しい」というのだ。 私は山育ちなのでいまいち空気のおいしさなど感じたことはなかった。 味覚で表現するようなことか?と思っていた。 しかし。 バイエラー財団美術館にて、初めてバスキアを見た時に、とにかく空気がおいしかった。 とても空気がおいしかった。 バーゼル滞在2日目は、ドイツの半地下から最寄り駅に行って、そこから電車でバーゼルに向かう。9分。

有料
300