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トピックス(旅行記)

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旅行記です。
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2022年12月の記事一覧

路傍のすずめと空模様

路傍にすずめが5、6羽ほど集まっていた。すずめが集まって暖をとっているように見えて大変微笑ましい。 おそらく対面からやってきた眼鏡のかけた男性も同じようなことを考えていたようだ。すずめの集合を一瞥した後、マスクの上に乗った目が笑っていたように見えた。 しかしすずめというのは人が近寄るとすぐにどこかへ飛んで行ってしまう。 今回の場合も例にもれず、私がすぐ隣を通りかかるタイミングですずめのおしくらまんじゅうはあっという間に離散し、彼方へ消えてしまった。 さて次に何を考えるだ

ゴダールの短編を考える

ゴダールの短編 ゴダールの視点の1つとして、今回は、30secで、人生を語れるのか(?) その疑問も払拭するが如くのショートムービーを、ただ、羅列した。 「全員が練り歩いた」(On s'est tous défilé)1987 「全員が練り歩いた」(On s'est tous défilé)1987-Jean-Luc Godard 1987年(昭和62年)、パリのファッションデザイナーチームマリテ+フランソワ・ジルボーとのコラボレーションで製作された。スローモーション

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横浜グランドサンホテルにて

#1)ピューリツァー賞(Feature Photography-2022):Adnan Abid/Sanna Irshad Mattoo

#1)ピューリツァー賞(Feature Photography-2022):Adnan Abid/Sanna Irshad Mattoo 「インドの新型コロナウィルス大流行の惨状」ロイター通信-2022 メンバーは、ロイター通信のAdnan Abidi、Sanna Irshad Mattoo、Amit Dave、そして、danish siddiquiが、コロンビア大学のリー・ボリンジャー学長から 2022 年ピューリッツァー賞長編写真賞を受賞した。(Eileen Barr

Yunnan Golden Needles(ユンナン ゴールデン ニードルズ) ―良いお茶で新年の幕開けを。

 24日間に渡って毎日更新していたアドベントカレンダーも終わり、TWGのNoel! Noel! Tea(ノエル!ノエル!ティー)も掲載して、今年のクリスマスシーズンは紅茶の意味で充実していたと言える。さて、目の前に迫ってきたのは正月だ。今回は新たな年を迎えるのにぴったりな、ちょっと高い茶葉Yunnan Golden Needlesを紹介する。余談だが、以前取り上げたYunnan FOP(ユンナン エフオーピー)と同じ雲南省の紅茶だ。  袋を開けると、細長い茶葉が入っていた

文学フリマ京都、作品紹介

文学フリマ京都の準備を少しずつ進めています。 ちょっと宣伝多めになりますが、ご容赦を。 作品の紹介をさせていただきますね。 ソナチネ こちらは8つの短編集。83ページ。 目次・・・・・・・・ ・雪解け ・たんぽぽ幻想曲 ・雨の日の子守歌 ・ひぐらしのカノン ・哀歌 ・無題 ・風のロンド ・空色のピアノ 最後の2作は童話です。これは2,3年前に書いたものを加筆、修正したものです。 残りの6作は書き下ろしです。 それぞれ3000字程度のごく短い短編で、季節を織り込んで書きまし

#2)ピューリツァー賞(Feature Photography-2022):Amit Dave/danish siddiqui

#2)ピューリツァー賞(Feature Photography-2022):Amit Dave/danish siddiqui 「インドの新型コロナウィルス大流行の惨状」ロイター通信-2022 メンバーは、ロイター通信のAdnan Abidi、Sanna Irshad Mattoo、Amit Dave、そして、danish siddiquiが、コロンビア大学のリー・ボリンジャー学長から 2022 年ピューリッツァー賞長編写真賞を受賞した。(Eileen Barroso/コ

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麋角解・さわしかのつのおつる「12月27日~12月31日」

『冨樫義博展-PUZZLE-』に行ってきた!【体験レポート】

10月28日から東京の森アーツセンターギャラリーで開催している『冨樫義博展-PUZZLE-』に行ってきた。 情報が公開された時から楽しみにしていた展示会。残念ながら自分の県は巡回予定になかったので、今回東京まで遠征してきた。ちなみにこうした展示で遠征するのは初めてのこと。 来場したのは12月23日の10時~11時の回。 10時半くらいに会場入り口に到着したが、平日ということもあってか待機列の数も少なく、すんなりと入場することができる。 客層は老若男女という感じ。下は大学

リメル・ネファティの写真-不完全な美

リメル・ネファティの写真-不完全な美 リメル・ネファティ(Rimel Neffati/フランスのビジュアル・アーティスト/写真家) 美しさの世界にあなたを引き込む肖像画を作るフランス出身の独学アーティスト。 その世界には、ピンナップ、サーカス(circus)、スカル(頭蓋骨)、多様な表現が・・・ リメル・ネファティは、 2008 年末に写真を撮り始めた。 ショートスパンで、リメル・ネファティの作品は、彼女は白黒写真で無数の息をのむような芸術作品の完璧な要素になり得た、そう

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ひょうこ長崎帰る

【いとへんの旅】ジャパン・ブルーを求めて 青森・津軽の国の紺屋で藍染を

ジャパン・ブルーと呼ばれる美しい藍の色に、最近とても惹かれてしまいます。 さて、日本全国(旧国名)の布や服をめぐる「いとへんの旅」今回は青森・津軽の国。江戸時代から続く紺屋で藍染体験をしてきました。 藍染とは江戸時代から続く紺屋今回訪れたのは江戸時代からの歴史ある紺屋である「津軽天然藍染 川﨑染工場」さん。この建物は天明、寛政あるいはそれ以前の建物とされているそうです。この建物そのものも、当時の暮らしぶりを知ることのできる貴重なものらしいのです。建物については後ほどくわし

有料
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インドに来たら壊れてたインカメラが直ったらしい

一生に一度は行ってみたかったインド。まさか仕事で来れるとは思ってもみなかった。3日前からある撮影でインドにやってきた。しかもキャストは私一人。お腹壊したらすべてが終わる。そんな多少のプレッシャーを感じつつも、念願のインドは楽しむしかない。 目に入ってくる景色、耳に入ってくる音、すべてが知らない世界だった。すべてが絵になる景色で、ずっと写真を撮っていた。 私の携帯のインカメは画面の3分の1がぼやけてしまうため、来年あたり新しく変えようと思っていた。なのでインカメで撮らなかっ

【レビュー】"僕らの写真展"を終えて

はじめに 12.17-18に開催された"僕らの写真展"が終わりました。 国内外出張と写真展とで駆けずり回ったので、疲れ果ててしまって10日も経ってしまいました。色んな方の多大なご協力で無事に開催できたお礼も含めて書きたいと思います。 写真展の詳細はこちらから 2つのストーリー "僕らの写真展"は3回目になります。前回も福井市美術館で、3階の講堂で開催されましたが、今回は面積が3倍以上ある2階の企画展示室であり、勝負の写真展になると思いました。もはや2回目(3階の講堂)