マガジンのカバー画像

トピックス(旅行記)

4,630
旅行記です。
運営しているクリエイター

2021年3月の記事一覧

+10

小江戸のレトロな洋風カフェ - アートカフェ エレバート (川越)

さくらさくら、空と大地がはんたいになる

近所の桜は盛りを過ぎてあとは散るばかりとなりました。散り始めた桜の花びらが大地をおおい、薄紅色のじゅうたんを広げています。 最初は薄かったじゅうたんも、だんだんと厚みをましじゅうたんを踏めば足が沈みそうです。踏んでしまうのはもったいないので、できるだけ避けて通っています。 仰ぎ見れば薄紅色の空、桜並木の遠くを見やれば薄紅色の靄、下に視線を向ければ薄紅色のじゅうたんです。 さらに頬にあたるのは、散ったばかりのやわらかい花びら。お花見をするのは難しい時期ですので、贅沢だな~

(今日の一枚)テネリフェ島のテヒタビーチで難民を助ける観光客

テネリフェ島のテヒタビーチで難民を助ける観光客- 2006年7月30日(日) Arturo Rodríguez(AP) カナリア諸島は、アフリカ移民の主要な目的地の1つであった。 この段階までに、ボートは、モーリタニアやセネガルから出発することがよくあった。 これは、大西洋の1,000kmの危険な旅だった。多くの人が飢えて脱水症状で到着している。 テネリフェ島のテヒタビーチで、撮影されたこの写真は、観光客が少年を助けようとしているところだ。 2006年7月30日(日曜

山の旅

 どうも旅行中毒になったのか週末になると遠くに行きたくなり(現実逃避)今週もまた鈍行電車に乗って長野県の温泉へ行った。  別にどこでもよかった。ただ遠くに。それだけだった。鈍行電車はなんというか各駅停車なので停まっては、何分か待ち、停まっては、また何分か待ちの繰り返し。  3時間くらい乗って到着した駅から予約してあった旅館まで徒歩で40分となっており、まあそれくらいなら歩けるだろうとおもいつつ小さな歩幅で歩くことにした。駅前のお土産売り場にふらっと入ると、この地域の地酒が美味

(今日のアート)リチャード・タトルのWire Piece とは

Wire Piece:「美術史への彼の最も特徴的な貢献」と言われている作品だ。 リチャード・タトル ( Richard Dean Tuttle, 1941- /US -*ポストミニマリスト) Wire Piece- Richard Tuttle 解説 Wire Pieceは、ドローイングと彫刻の関係についてのリチャード・タトルの考えを反映した一連のワイヤー作品です。 作品を設置するために、まず、タトルは瞑想状態に入り、与えられた作品を作成するために必要な線の長さと幅を思

桜のじゅうたんが広がり始めました

まだ薄暗い明け方ですが、強い雨風の音で目が覚めました。春の嵐を思わせる暴れっぷりに、今日の電車は遅れてしまうのではないかと心配になりました。 強い雨風が気になったものの、まだ早い明け方でしたので二度目の眠りにつきました。再度目が覚めれば暴れていた雨風は、すっかり大人しくなっていました。 ほっとした私は、外出した時に、桜並木と桜の木が植えてある公園をぐるりとめぐることにしました。 やっぱり散っちゃってるな。 雨風の強さに耐えかねて枝から離れた花びらが地面に散り、薄紅色の

《桜、出逢い.》

 このご時世だから。いろいろなことが閉ざされているように感じられていた。そのせいで叶わないことばかりのような気もしていた。  旅行も、夢も、新しい出逢いも。  そんな一月のある日。彼女からふいに連絡が来た。拙いわたしの文章を読んで、「ドキュメンタリー番組の取材に協力していただける方を探している」とメールをくださったのだ。テレビの制作会社でディレクターをしているという女性だった。  文面から伝わる誠実さ。お電話でお話しするとそこに穏やかさも加わり、お逢いするとさらに優しさ

「イメージと文化」に於けるカルロ・ロヴェッリ「時間は存在しない」解釈

「イメージと文化」に於けるカルロ・ロヴェッリ「時間は存在しない」解釈カルロ・ロヴェッリ著「時間は存在しない」NHK出版 カルロ・ロヴェッリ(Carlo Rovelli,1956- /イタリア-物理学者) ・The Order of Time英訳版は「The Order of Time」、表題から、本来は「時間の順序」、それは、時間の流れる向きが、どのように生じるかが、表題だろう。 かんたんに言うと、時間に順序はなく、その時間ベクトルは、過去・現在・未来とはならないのだ。

春の武蔵野 桜の風景

桜が満開で気温もあがり、気持ちも浮かれてくる。こちらに越してきて、東京や郊外にはこんなに桜が植えられているのだと驚いた。 公園や神社、川や用水路沿いはもちろん、都市の中のちょっとした隙間にも植えられていて、そこに花見を楽しむ人がいる。ソメイヨシノは都市の中で最も生存に成功した植物なのかもしれない(クローンだけど)。 季節があって救われることもある。ソーシャルディスタンスのなかでも、季節は巡るし人の営みは続いてるのだなと思うと。 去年はこんな余裕はなかったのかもしれないけ

だれかを待つ余白

 どうも雲行きが怪しいと思っていたら、しばらくして猛烈な雨が降り始めた。    雨の音は、好き。雨が屋根に打ち付けるバチバチという音は、どこか心を落ち着かせる効果があるような気がしている。そして、その激しい雨音はなぜか昔読んだあだち充さん著作の『H2』のワンシーンを思い起こさせた。  『H2』は、あだち充さんが1992年から少年サンデーで連載を始めた野球漫画。読んだことある人もいると思うけど、知らない方もいるかと思うのでさらっとあらすじを書くとこんな感じ。 親友でありそし

森の中にあるカフェ〜基牛舎(宇治市)

森のカフェに行きました。 森のカフェは車で行くと、案外早く着きました。 そこは田舎というよりも「山の真ん中」って感じがしました。 中は見た目以上にオシャレでぬくもりのある内装で全体的に穏やかな雰囲気を放っていました。 部屋は大きく分けて2部屋に分かれていて、一つはガラスやトウキのお皿、カッティングボードなどの食器が並べられていてカフェに来た人も簡単に買うことができるようにしてありました。 そしてどれも実用性があり、オシャレでした。 もう一部屋は、カウンター席が4席ほど、2

読書が苦手なので本棚オーナーになってみた

「みんなの図書館さんかく」が沼津に! 桜満開の今日、一箱本棚オーナーとして10冊の本を置いてきました。いよいよ4月からオープンです。 私は、昔からなかなか本を一冊読みきることが出来ないのですが、本を手に取ったりパラパラと読んだりするのはとても好き。 読書出来るようになりたいな~!という思いはずっとあるのだけど、その手前にあるのは、読書をする人達の豊かさへの憧れのような感覚。 もう少し、人生で「本」との関わりを増やしたい。 という感覚なのかも。 そんな風にぼんやりと感

リチャード・タトルとアメリカ・ポストミニマリズム

リチャード・タトル(リチャード・ディーン・タトル/Richard Dean Tuttle,1941- /US-アーティスト) *ポストミニマリストとして、絵画、版画、ドローイング、そして、彫刻、インスタレーションの制作を行っている。近年は、テキスタイル(MoMA)までも・・ 1960年代から、異形な塗装された木製のレリーフ、亜鉛メッキされた錫(Sn)で作られた表意文字と、独特な色に染められた帆布等々がある。 また、1971-1972年のタトルの「Wire pieces」は、「

晴天、満開の桜は今日限り

今日はよく晴れた良いお天気でした。明日から雨だと天気予報で聞いていたので、桜並木を歩くお花見散歩を決行しました。 家の近くには歩行者専用の道がありますが、桜並木がずっと続いています。途中には公園があり、トイレや自販機、ベンチがあるため気軽に休憩ができます。 小学校、中学校、大学もあるため、子どもや学生の姿も普段からよく見かけます。 今日は天気が良いだけでなく、桜にとって最高の姿を見せてくれました。咲き誇る桜のせいで枝が重そうです。ちらちら降りしきる花びらが頬にあたり、す