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トピックス(旅行記)

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2020年12月の記事一覧

冬の金沢旅(アートとホテル編)

こんばんは。ちーぼー(@hiilagram)です。 写真がもりもりになりそうなので早速目次を。 おおよそスケジュール先日、金沢に行ってきたのでアート・ホテル編と女子旅(旅する写真教室)編に分けて旅の記録を。きっかけはこちら wacameraさんの記事を読んで 「金沢...すき!行きたい、でも行くならHyattcentricの金沢にも行きたい... あとせっかくなら富山の美術館も行きたい...」が第一印象でした。 ※私は昨年度Hyattcentringinzaのアンバサダー

大変な思考。

『2020年は、大変な一年だったね』 こんな言葉を耳にすることが多い。 たしかに、一年前とは思ってもみなかった世界になり変わってしまったことは言うまでもないし、これほど季節感の無い一年もなかなかない。淡々と、しかし目まぐるしい変化に晒されて、上手く思い出せない一年になってしまった。基本振り返らない人だけど、今日だけは過去に書いたものを読んで、自分の言葉の海を、泳いでみる。 『大変』とは、一大事。重大。大きく変わること。大きな変化。良くも悪くも何かが、大きく変わってしまうこ

146 冬のサイダー

ゆるやかな年末。 12月はきんと冷たい日が何日かあって、やさしい雨が紅葉とともに何日か降って、そして今年が終わろうとしています。お天気は上々。空の青さに惹かれて、お散歩に出ました。 プラネタリウムは、もちろん休館日でした。 周りに人もいないので、まぁるいドームを抱えて静かに佇んでいます。 ふと見上げると、3階の窓が開いていました。 お休みなのに?と思いましたが、よく見ると電気もついているようです。 プラネタリウムもきっと仕事納め。 中の人が来年を気持ちよく始められるように

(今日の1シーン)なりにけり なりにけり迄 年の暮

なりにけり なりにけり迄 年の暮  松尾芭蕉 関口芭蕉庵 松尾芭蕉 年の瀬の句 2020.12月の初めの関口芭蕉庵です。都心ですのに小鳥の声が良いですね・・ 今年も多々ありがとうございました。どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。

雑貨・家具店 「ライノ・インタレストハウス」 | 加賀市のおすすめスポット

石川県加賀市大聖寺町にある雑貨、家具店「ライノ・インタレストハウス」さんにおじゃましてきました。 「ライノ・インタレストハウス」は主にイタリア・フランス等の有名インポート家具を直販価格で販売していたり。オーダーメイド家具・アウトレット家具も扱っていり、カワイイ・カッコイイ雑貨もいろいろです。 ガレージ風のワクワクする店内開けた店内には、雑多のように見えて洗練された空間演出がいっぱい。広い店内はいくつかの区画に分かれて、それぞれ世界観が変化しつつも全体性がとれているので何時

出雲と大和展 2020前半 東博

9月30日からnoteを始めて3ヶ月になる。観に行った展覧会の記録として書き出したが、観に行ったきりで終わらせるよりも案外楽しかった。(たいていは、うまくまとまらないけれど) さて、今年最後のnoteは今年始めに見た「出雲と大和展」東京国立博物館の展示だ。会場の写真は残っていないが、思い出す範囲で書こうと思う。 展示室に入ってすぐ、両脇から圧倒されるような朽ちかけた巨木の一部が迫ってくる。出雲大社の巨大本殿に使われたと言われる宇豆柱と心御柱。3本で1束の柱ができ、それが9

肉で麺が見えない! 支那そば「ラーメン元祖」 | 小松市のおすすめスポット

この冬、小松空港近くにオープンした支那そば「ラーメン元祖」に行ってまいりました。 ザ・肉で埋め尽くされた「肉そば」が目玉メニュー。空港近くなので見晴らしが良いひらけた立地なので、小松の近辺に観光に来た際にはお勧めのワンチ場所です。 醤油ベース、太めのちじれ麺基本は醤油ベースで魚介豚骨などの種類があります。チャーシューは厚切りですが見た目の割にあっさりしていました。 辛ネギラーメンネギと肉!清々しいほどシンプルですがスープはあっさりしつつもコクがあります。縮れ麺にスープが

「命が大事か」

 おっちゃんは、夜回りのスタッフに言った。  ホームレスの命が大事か――  今月から週に一度、ホームレス支援のNPO、Homedoor(ホームドア)でボランティアをしている。  大阪市北区にあるホームドアの事務所横には、家がない人や家があってもDV等々の理由で帰れない人のための一時宿泊施設があり、無料で最長2週間宿泊できる。その間に支援を受けながら、住まいや仕事を探すわけだ。  私は少しでも宿泊者に快適な生活を送ってもらえたらと思い、そこの共用キッチンの掃除や石鹸類の補充な

イメージと文化「テレビ放送という時代の終焉」:2020年のマスコミを考える

・イメージと文化から、2020年の事象を考える(私的覚書) 「放送という時代から、Netの時代へ」 今年(2020年前半)、広告収入の上で、通信(Net)が、ついに放送を追い越した。それを決定づけるのは、スポンサーは広告だろう、そして、大手、電通の800億を超える赤字化へとなった。 そして、サイマル放送に、NHKに次いで、ついに民放も今年の後期から参入した。 それは、長くつづいた放送の時代の終焉と言われる。まず、その余波は、地方の放送局からだろうと言われるのだが・・ テレ

2020年ふり返り

いろいろあった2020年。自分のためにやったこととか印象的だったことを書き留めておきます。 1月 Podcast「YMKラジオ」をはじめる 昨年の12月から自分の本の宣伝でTwitterをガンガン使っていて、この頃すっかりTwitterに疲れてしまった。佐々木に相談してみたら、じゃあラジオやろうよと誘ってくれてPodcastをはじめてみた。最初は照れくさいような気持ちもあったけど、人の声って文字では伝わりきらないたくさんの情報を含んでいて、限られた文字数でひとり歩きする情

(#2)アウトサイダー・アート(アール・ブリュット)の定義の周辺(アウトサイダーアートとインサイダーアート)

(#2)アウトサイダー・アート(アール・ブリュット)に定義の周辺。 それは、社会的には、「アウトサイダー」であっても、芸術と創造に於いては「インサイダー」かも知れないのだ。 そして、重要なことは、作家の個人的な人生と「作品」を混同してはならないと言うことだ。 そして、ルイ・ステー(ルイ・ステール/Louis Soutter, 1871 - 1941/スイス-アーティスト・ヴァイオリニスト)のような人物もいるのだ。 ニューヨークでは、その捉え方だが、アウトサイダーアート、

有り余まる富 / 2020note

先日、noteから私の1年をまとめたお知らせメールが届きました。 2000年代の中学生のプリクラみたいなコラージュだな。 どうやらこれが2020年の私のnoteに蓄積された記録のようです。改めて並んだ数字を見てみるとさすがに「おお」と思ってしまいます。「多い」「少ない」という感想は他の人との比較から生まれるものであるのでそれはしないでおきたいし、これは、相対化して見るものではなく絶対値として見るべき数字だと思います。これは、私だけの数字。 まずはじめに、もし、noteを

(#1)アウトサイダー・アート(アール・ブリュット)の定義とは。(アウトサイダーアートとインサイダーアート)

(#1)アウトサイダー・アート(アール・ブリュット)の定義とは。 アウトサイダー・アート(アール・ブリュット)に定義はない。 語源は、ジャン・デュビュッフェ(Jean Philippe Arthur Dubuffet, 1901-1985/仏/画家・評論)が「アール・ブリュット」と言う造語を、ジャン・デュビュッフェが造ったことからはじまるのだ。 しかし、それ以前から、必然として、それ(アウトサイダーアート)はあったのだ。 (ただ、その資料を探すのは、至難の業だ) そこには

風景写真 | Somewhere not here

時折二人は、誰にも告げず山に登った。朽ちた丸太が打ち付けられた階段を登り、夜露に濡れた石は少し滑る。ロープを手繰り寄せ、力を入れて岩を一つ一つ乗り越えて進む。汗が、首にいくつもの筋を作る。 近くに巣があるのだろうか。時折、偵察係のスズメバチが二人を威嚇した。それはまるで近づきかけた二人の距離に、警笛を鳴らしているかのようにも思えた。木立の葉の上には、鮮やかな赤色をした幼虫がはっていた。緑の葉の上に、赤色。そのことについて二人は首を傾げながら、それぞれの考察を話す。昔は見るも