村上 文緒

詩に憧れて、のんびり書き続けています

村上 文緒

詩に憧れて、のんびり書き続けています

記事一覧

【御礼】うだつのあがる古本市ありがとうございました

昨日はお天気にも恵まれ、とても良い1日でした。 初めての出店を無事終えることができました。 これも、実行委員会の皆さま、お手伝いの皆さま、出店者の皆さま、お店に立…

村上 文緒
3週間前

【詩】森の喫茶店‐春‐

式の後は いつもの店で たんぽぽ珈琲を飲みましょう 花から卒業して飛んでいく前に 思い出を保温するだけでは生きてはいけないと 分かっているから 今 この時を香る 唇…

村上 文緒
1か月前
6

【お知らせ】うだつのあがる古本市出店内容−自分編−

プロフィール、イベントにお持ちする作品をご紹介します。 プロフィール(第1詩集より)村上 文緒(むらかみ ふみお) 1982年 徳島県生まれ。 18歳から、詩を中心…

村上 文緒
1か月前
1

【お知らせ】第4回「うだつのあがる古本市」について

昨年の春、家族で訪れ幸せな気持ちで帰ってきたイベントです。 今回は出店者として参加いたします。 家族それぞれの作品(詩集・法話集・漫画)とセレクト、蔵書の一部(…

村上 文緒
1か月前
2

第1詩集『緒(いとぐち)』

2023年11月、編集工房ノアより第1詩集を上梓いたしました。 新聞・文芸誌への投稿作品を含む26編の小さな詩集です。 読者の皆さまに届きますように、ご案内いたし…

村上 文緒
2か月前
2

【詩】緒(いとぐち)

絡まり合った時の糸 何を縫いたいのか 誰と編みたいのか 分からなくなる 崩れた糸玉 持ち主不在の針が立ち尽くす 雁字搦めになる前に 立ち止まってみる じっとしている…

村上 文緒
2か月前
7

【詩】九月一日?(標準語)

誰も話し相手がいなかったら 思ったことを紙に書いてみたらいいよ 顔が見えるのに わかってくれない人や のっぺらぼうの よその人たちと違って 真っ白い紙は だめって…

村上 文緒
2か月前
3

はじめまして

はじめまして、村上文緒と申します。 詩に憧れて、のんびり書き続けてまいりました。 詩歴は18年ほどです。 (18歳から書き始め、遠のいていた期間を差し引いて) 活…

村上 文緒
2か月前
12
【御礼】うだつのあがる古本市ありがとうございました

【御礼】うだつのあがる古本市ありがとうございました

昨日はお天気にも恵まれ、とても良い1日でした。
初めての出店を無事終えることができました。
これも、実行委員会の皆さま、お手伝いの皆さま、出店者の皆さま、お店に立ち寄ってくださった皆さまのおかげです。
素敵な時間を、ありがとうございました。

イベントの様子です。
歴史情緒あふれる町並みの中にある会場。
出店も来場も楽しく、おすすめです。
次回は秋に開催予定だそうです。
またの機会を楽しみにしてお

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【詩】森の喫茶店‐春‐

【詩】森の喫茶店‐春‐

式の後は いつもの店で
たんぽぽ珈琲を飲みましょう
花から卒業して飛んでいく前に

思い出を保温するだけでは生きてはいけないと
分かっているから
今 この時を香る

唇に当たるカップの縁が名残惜しくて

今 その時が来たの
綿毛のコサージュを胸に
風に乗って旅立っていく
りすの店主さんが優しく送り出す

©2024 Fumio Murakami

【お知らせ】うだつのあがる古本市出店内容−自分編−

【お知らせ】うだつのあがる古本市出店内容−自分編−

プロフィール、イベントにお持ちする作品をご紹介します。

プロフィール(第1詩集より)村上 文緒(むらかみ ふみお)
1982年 徳島県生まれ。
18歳から、詩を中心とした創作を開始。
「BUMI」のペンネームで投稿詩サイトやネット文学賞に作品を発表した。
学業、就職など日常に追われ、詩作から遠のいていたが、27歳で結婚を機に活動を再開。現在に至る。
作品「緒」で第18回徳島詩壇賞。

第1詩集『

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【お知らせ】第4回「うだつのあがる古本市」について

【お知らせ】第4回「うだつのあがる古本市」について

昨年の春、家族で訪れ幸せな気持ちで帰ってきたイベントです。
今回は出店者として参加いたします。

家族それぞれの作品(詩集・法話集・漫画)とセレクト、蔵書の一部(絵本・暮らし・子育て)をお持ちします。
出店内容詳細は、こちらに少しずつ記事をアップしますので、よろしくお願いいたします。

本と人とを繋ぎ、地域を活性化しようとする試みは徳島の新しい風です。
本と人との出会いが特別ではない普通の日を温め

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第1詩集『緒(いとぐち)』

第1詩集『緒(いとぐち)』

2023年11月、編集工房ノアより第1詩集を上梓いたしました。
新聞・文芸誌への投稿作品を含む26編の小さな詩集です。
読者の皆さまに届きますように、ご案内いたします。

購入方法は以下の通りです。
1.編集工房ノアより購入
2.書店にて購入
 まるとしかく(徳島県美馬市)
 https://marutoshikaku.jp/

収録作品の一部です。

【詩】緒(いとぐち)

【詩】緒(いとぐち)

絡まり合った時の糸
何を縫いたいのか 誰と編みたいのか
分からなくなる

崩れた糸玉
持ち主不在の針が立ち尽くす

雁字搦めになる前に
立ち止まってみる

じっとしていると
針穴越しに
片方の緒を見つけることができる
少しずつ解して
一本になったら
蝶結びして円を作ろう
内側で
美しいものたちが光を抱き始める

詩集『緒』収録
©2023 Fumio Murakami

【詩】九月一日?(標準語)

【詩】九月一日?(標準語)

誰も話し相手がいなかったら
思ったことを紙に書いてみたらいいよ

顔が見えるのに わかってくれない人や
のっぺらぼうの よその人たちと違って
真っ白い紙は だめって言わない
だいじょうぶ だいじょうぶだよ
上手に書けなくても そのままがいい

今まで 本当に よく頑張ってきたね

ここで会えた きみ
何月何日かなんて気にしないで
きょうとあした結ぼうよ
おばちゃんも一緒だよ

詩集『緒』収録
©2

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はじめまして

はじめまして

はじめまして、村上文緒と申します。
詩に憧れて、のんびり書き続けてまいりました。
詩歴は18年ほどです。
(18歳から書き始め、遠のいていた期間を差し引いて)

活動の幅が広がったため、お知らせの場としてnoteを開設するに至りました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。