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【小説】『マルチェロ・フォスカリーニのカーニヴァルの最悪な一週間』前書き

お読みいただく前に

この物語は18世紀末のヴェネツィア共和国を舞台としていますが、登場人物の名前は架空であり、実在した人物とは一切関係ありません。
また作中で、ある職業や身分についての理不尽な差別や、偏見のある描写が出てきますが、作者自身の主義とは異なるものですのでご了承ください。

ヴェネツィアの用語一覧

カーニヴァル:謝肉祭のこと。四旬節前のお祭り。
ゴンドラ:小さな小舟。
タバッロ:マント。
バウタ:黒い絹の頭巾。
フェルツェ:ゴンドラの上に付いている屋根付きの空間。
ピオンボ:共和国にある牢獄のうちの一つ。
ポルテゴ:屋敷内の玄関から1階の階段を上がった先にある2階や3階のロビーのような空間。

四旬節:復活祭の前の日曜を抜いた40日間のこと。節制をする期間とされる。
慈善院:孤児院。女子には歌や楽器が教育された。
総督:ヴェネツィア共和国の元首。
十人委員会:ヴェネツィア共和国の統治機構の一つ。


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