誰かに何かを教えること
社会人になり、早12年にもなるのか、と時の流れのはやさをしみじみ感じる今日この頃。
先日、インスタグラムで「ライバルを増やしたい」という投稿をしたところ、多くの反響をいただきました。同業種の方や業種は違えど独立起業されている方、会社員の方、学生で後輩がいる方・・・たくさんの方からコメントやメッセージをいただき「同じ気持ちでいてくれる人がこんなにいるんだな!」とうれしくなりました。
今日は、その中でもちょこっとだけ触れた、後輩指導を苦手だと思っていた私がもらった「魔法の言葉」について書こうと思います。
突然ですが、みなさんは後輩指導や誰かに何かを教えることって得意ですか??
実はこの質問、私の周りのいろんな人にしてみたことがあるのですが、「苦手」と思っている人が意外と多いんです。
理由はさまざま
「自分がやってしまったほうがはやい」「何をどう教えたらいいかわからない」「そもそもなぜ自分が教えなきゃならないのかわからない」「年齢差がありすぎて言葉が伝わらない」「相手にやる気がない」「教えるのが面倒」「教えてもすぐにやめてしまう」などなど・・・
かくいう私も、後輩指導がとっても苦手でした。理由は簡単。
「私が、苦手だ、と思っているから」
このことに気づいたのは、ある先輩からのひとことでした。
この先輩に、後輩指導について、何気なく話していました。「〇〇(後輩)はどう?」と聞かれ、いろいろ話している中で「でも私、本当に後輩指導が苦手で、私がトレーナーでいいんですかね。」と。後輩がうまく成長できないのは自分のせいだと思うことが立て続き、自信がないうえに、向いていない私よりも向いている人がやったほうがいいのに、と思っていたんです。
するとその先輩は「ええええ!!!??夏樹は後輩指導、とっても上手だよ!得意なんだと思ってた!」と言われたんです。
その先輩は「そんなの自分で勝手に苦手って思ってるだけでしょ。お客様だろうが、後輩だろうが、目の前にいる人という点ではおんなじこと。プランナーとしてお客様にベクトルがまっすぐに向いているから、お客様からこんなに好かれている。だから、そのベクトルをまっすぐに〇〇(後輩)に向ければいいだけのことじゃん!」と。。。
私は自分自身で「自分は後輩指導が苦手」というレッテルを背中にぺったりと貼り付けて、その上で「後輩としっかりと向かいあうことを避け、ベクトルを向けていなかった」ということに、その言葉で気づきました。
気づいたらあとは簡単。苦手のレッテルをはずして、ベクトルをしっかりと向ける。ただそれだけ。
それからは「後輩指導」や「誰かに何かを教える」ということが、苦手だと思うことはなくなりました。
「目の前の誰かを笑顔にしたい」というのが、私のプランナーの原点なのだから、それが「お客様」だろうと「後輩」だろうと、同じことだと気づけたから。
ちなみに・・・
「レッテル」って自分で貼り付けていることが多いってことに最近よく気づきます。逆手をとって、自分で自分に「こうなりたい自分レッテル」を貼ることが最近のマイブームです。