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イングリッシュ・スコーン 本場レシピ

シンプルなのに意外に失敗が多いスコーン、膨らまなかったり、固い食感になってしまったり。

ドンマイドンマイ😊「簡単」「混ぜるだけ」レシピには載ってない色んなコツがあったのです。

英国のレシピ本でも多い基本の配合と、叔母さんたちから教えてもらった美味しく焼き上げるコツを満載にした(ちょっと小うるさい)スコーン♡レシピです。

<材料>
♣薄力粉  225g
♣ベーキングパウダー 大1弱
♣砂糖 25g
♣塩 ひとつまみ
◇バター55g(カットして1cm角のキューブ状に/包丁やカードに粉をつけると切りやすいです)
◇卵1個
◇牛乳100~150mlぐらい(脂肪分がちゃんとある牛乳のほうが美味しく作れます)
*冷蔵庫からの材料は全て冷えてる状態のまま使いましょう。

<つくりかた>

①♣を混ぜて大きめボールにふるいにかけておく。

②卵と牛乳をといておく。

③その粉類にバターを入れ、手でポロポロとバターをほぐして粉と合わせていく。仕上げに両手で粉をはさんで、手を洗うようにすり合わせ、粉チーズ状にします。

(これは「サブラージュ」といって、粉をバターでコーティングすることでグルテンの形成を阻害する目的があります。

小麦粉は性質上、触れば触るほどグルテンが出て硬くなりがちです。さっくりふんわりスコーンの場合、グルテンの少ない生地で作るのが理想です。)

④ そのボールの中央に牛乳&卵を入れて、ゴムベラなどでさっくり合わせます。生地は少し柔らかすぎるかなぐらいでOK。

粉が残る程度で、粉合わせを止め、打ち粉をした台に出し(残った粉っぽい生地も一緒に)、のばして重ねることを2~3回繰り返します。

(こねてしまうとアウトです(グルテンが形成されます)、スコーンはとにかくこねないことに限ります!)

⑤こねすぎないで、ある程度ひとまとまりになったら、生地をラップでくるみ、冷蔵庫で1時間ほど休ませましょう。

(これによって、できてしまったグルテンを壊すことができます。伸びた状態のグルテンは、冷蔵庫などで休ませておくと繊維が切れてバラバラになるらしいです。)

⑥生地を2~3cmぐらい平らにのばして型抜き。オーブンも220度に予熱し始めましょう。 

(このとき大切なのはコップなどを使って型抜きするより、断面の鋭い抜き型を使ったほうがきれいに焼きあがります。

しっかり膨らんで高さが出て、全体的に腹割れしてくれます。コップではそうはいきません。断面を手で触ってしまうと同様に高さが出ません。)

⑥艶を出すため、牛乳(または牛乳に少し砂糖を加えたもの)や、溶いた卵などを上表面に塗ります。

(このとき、決して断面にまでかかってしまわないよう注意をしましょう。同様に断面を触らないように。うまく膨らみません。)

⑧220度に予熱しておいたオーブンで10~15分ほど焼く。きれいな黄金色になるまで。

(オーブンによって温度は違いますが、スコーンがオーブンの天井に近いようなら200度のほうがいいと思います。

これ以上色を濃くしたくない!という場合や焦げそうなときはアルミホイルをかぶせてあげてください。日本のレンジについてるオーブン機能だと焼き時間が長くなるかもしれません。)

一番美味しいタイミングは、焼きたてから少し落ち着いてまだあたたかいとき。冷めてからは、横中央から上下に分かれるように切ってトーストすると美味しいです。

たっぷりクロテッドクリームと苺ジャムをはさむのが定番ですが、日本では手にはいりにくいのでバター&ジャムなどでも美味しいと思います。

シンプルなものほど、ごまかしがきかなくて意外と難しかったりするもの。

失敗してもドンマイドンマイ!美味し~いさっくりふわふわスコーンが焼きあがるまで、楽しみながら頑張りましょう♡








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