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仕事・育児・プライベートのバランス

ここ15年ほどの間に、社会人になって、色々なことを経験して、家族ができて、ライフステージが変化し、それに伴い自分のマインドセットもたくさん変化してきた。毎回変化の時期を迎えると、「私にとって大事なものは?プライオリティは何?」と自分に問いかけることになる。その度頭の中のバランスが変わっていったので、それをまとめてみた。

※パイチャートにまとめているのは時間の使い方とイコールではなく、頭の中のシェアというイメージ。(時間を表しているなら、仕事の%はこれより高くなるはずだから)そしてこれはあくまでも私の場合であって、これが正解と言っている訳ではない笑

20代前半〜後半

どんな時期だったか:社会人になってまだフレッシュな時期。人間関係も広がり、お給料ももらえるようになるから自由度がアップし、毎日が刺激的で楽しかった。たくさん働き、たくさん遊んでいた!

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この時期は仕事が60%くらいで多めのシェア。ビギナーからのスタートだからどんどん学べるし、自分でも伸びているのを実感できるからもっと頑張れる。そして評価も簡単にそれに伴う。だから遅くまで働いても、すごく忙しい時期があっても大丈夫だった。

プライベートは40%くらいで、彼氏+友達と過ごすことがプライオリティ。家から出たばかりだから家族は一旦プライオリティが低めになる。

アラサー〜子供が生まれる前

どんな時期だったか:仕事も慣れてきて上手にまわせるようになったのを経て、管理職になり部下を持つようになった。チームを持つと、ただがむしゃらに自分ひとりが頑張るのが正解ではないことを知り、それまでとは違う仕事の難しさを知った。

彼氏(現在の夫)と将来どうしたいかの真面目な話もするようになった。結婚はしていなかったものの、将来的に求めるものが同じ方向性だねと確認し、よりパートナーシップの意識がこの辺から強まる。

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仕事は60%→50%くらいまで少し落ち着いた気がする。この頃になると会社を辞めて違うチャレンジをする人が出てきたり、昇進したい人/まったり働きたい人に枝分かれしていったり、分岐点をみんな迎えていた。「自分はどうなっていきたいか?自分にとっての幸せは何か」を真面目に考え始めた時期。

その分プライベートの割合は40%→50%までやや増える。交友関係も自然に狭く深くなっていった。30歳頃になったらもうすぐ子供がいてもいいかもねと話し始め、じゃあ結婚しますかねとなった。

子供が誕生〜育休中

どんな時期だったか:出産予定日の6週間前までハードに働いて、その後産休に入った。妊娠出産の経験は私に新しい出会いをもたらしてくれたり(同時期に妊娠していたいわゆるママ友の関係も少しできた)、平日の専業主婦の生活を初めて知ることができたり、孫の誕生で大喜びする両家族を見て家族の絆が強まるのを感じた。

初めての育児は「これで合ってるの?!」と日々疑問を持ちながらとりあえず一生懸命赤ちゃんのお世話と主婦生活を頑張った。

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当たり前だけど、このときは100%プライベートに集中。赤ちゃんがいる生活のリズムがつかめるまで、自分のシャワーの時間も確保できないくらいバタバタと忙しかったし、計画通りに1日を過ごせないことにストレスともどかしさを感じながら毎日過ごした。

それと同時に会社や友達と一時的に距離が生まれたから、FOMO(fear of missing out=何か楽しいことを逃しているようなそわそわする気持ち)を感じたり、自分の居場所を失ってしまったような孤独感を感じた。

仕事復帰〜子供1人のワーキングペアレンツライフ

どんな時期だったか:第1子のときは生後8ヶ月で復帰した。(その時の話はこちらにてまとめた。)産前と同じポジションと仕事内容で戻ったから、成果も同じレベルが求められ、それまで以上に効率アップすることが必要だった。

そして仕事と育児の両立は嵐のような忙しさだった!朝の出かける準備→保育園へのドロップオフ→出社→18時すぎに退社→19時までにピックアップ→家でご飯と寝かせる準備、この一連の流れに慣れるまでちょっと時間がかかった。でも、仕事は人生の中で一番楽しい時期でもあった。

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仕事は50%→40%まで減る。しかし子供のお迎えという絶対守らなくていけないタイムリミットがあるため、仕事への集中力がアップし、なんと自分のキャパ自体がアップした。(それまでもサボっていたわけじゃないからこれには自分でもびっくり笑)だから%として仕事が減っても、嬉しいことにパイチャートの面積は保たれるイメージ=成果物は同じだけ出せた。

子供が生まれる前と大きく変化するのは、プライベートの部分。昔は50%あった部分が30%くらいまで減る。だから一時的に友達と遊ぶ時間、夫婦だけの時間、自分のための時間を確保するのが難しくなる。育休中の赤ちゃんへ付きっきり期間を経て、このときは「友達と会いたい!出かけたい!」という欲が強まる時期なのに、時間が全然ないと気付く。わずか30%のプライベートの満足いく使い方を見つけるのが難しかった。

複数子供がいるワーキングペアレンツライフ(今ここ)

どんな時期だったか:平日の過ごし方は子供1人の時と大幅に変わらないけど、子供が増えた分家にいる時間や週末の体力がもっと必要になる笑 私たちはそこをシンガポールならではの住み込みヘルパーさんを雇うことで解決した。それについての記事はこちら

第1子のときはパイ自体の面積がアップしたけど、それも限度があるからもうなかなか自分のキャパ拡大はできない。だからプライベートの時間はさらに圧迫され、さらに工夫する必要が出てくる。

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仕事は40%でキープ。キャリアでステップアップしながらこの40%レベルを保ちたいなら、働き方をつねに見直し、効率をいつでも最大限にし続ける必要がある。

子供+プライベートは60%なのは変わらないけど、子供が増えるたび1人に与えられる%が減る。もっと子供に集中したいならどこかをカットし、その分を子供に配分する必要がある。オプションとしては仕事をカットするか、プライベートをカットするかのどちらかになる。仕事は内容を変えるか、もっとプレッシャーの少ないポジションに異動すること。プライベートは、友達付き合いをまるごとカットするのはメンタルヘルス的によろしくないから、家事の部分を見直す方が良い。例えば家事を外注したり、タスクの頻度を見直したり。

まとめ

人生経験を積んでスキルアップしていくことと、できる限り効率の良さを目指していくことで、仕事・育児・プライベートを全部充実させることは可能。社会人になったばかりの自分には子供がいて(しかも3人)、仕事を続けていることなんて想像することさえできなかったと思う。頑張り続けている自分を褒めてあげたい笑

私のプライオリティだと大体頭の中のバランスはこのようになるが、もちろん時期によって推移するもの。時には子供の部分が増えたり、仕事の部分が増えたりもする。でもやっぱり1日の時間は24時間で決まっているし、それ以上に増やすことはできないから、最終的には自分にとってベストなバランスを意識して、それを目指して行動していくことが大切だと思う。

ついに来週から3回目の職場復帰となる。頑張る!

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