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ハロハロラボある参加者の声①(2022/4)

ハロハロラボは、子ども達の、そして子育て世代のオンラインでの居場所になれたらと思っています。学校に様々な事情で登校していない・できないお子さん達はもちろん、学校に登校しているいないに関わらず、好きな事を、多世代で繋がる場を目指しています。

今回はハロハロラボの参加者で、ハロハロラボに参加してのお声と2022年4月の様子を記録するものとしてご紹介したいと思います。

ー---小学中学年のお子さんをもつ保護者からのお声ー----
感染症対策から現在は学校のオンライン授業に参加させてもらっており、ハロハロラボと学校からの配信授業の両立で毎日を過ごしています。

先日学校との先生のやり取りがありました。そこで我が子の成長を実感しました。先生とオンラインでのやりとりをしている中で感じた成長は、わが子が「お母さんの横にいる人」「お母さんが連絡してくれて自分はいわれたことだけやればいいんだーのポジションから変化したこと!」です。
自分の気持ち(宿題やってきました、みてください!とか繋がらない時はみんな何してたの?)と飲み込みがちだった意見をはっきりと先生に伝えるようになってきたことだなと思います。
ZOOMのチャットやFANTSに自分の意見を打って伝えることをハロハロラボでやってきていた積み重ねなのかな?
自分が投稿したことに誰かからお返事をもらえる体験がこの成長に繋がってきたのだという嬉しい気づきでした。
いろんな人から関わっていただいて刺激を受けることの大事さを毎日感謝している3年目です。
特に選択肢を考える状況になく決められた集団に預けてるだけの時はこんなに人と関わることを大切とも思わずに過ごしていただろうなと感じています。
ハロハロラボのみなさん、毎日いろんな温かい関わりをしてくださりありがとうございます。

私の住んでいる地域はおかげさまでオンライン授業が進んでいます。学校の先生方が努力しつづけてくださっていることに深く感謝しています。ただ、先生方は大変お忙しいこともやりとりの中で感じます。
そんな中で折角撮っていただいた黒板の板書をデジカメのデータが取り込めなかったという理由で送付ができなかったり、先生がパソコンをつけ忘れてオンライン授業に繋がれない時間ができてしまってそこに関わった方すべてが謝罪をされたりと、先生方を苦しめたり謝罪させたいわけではないのにお互いに苦しくなってしまうのが今の現状です。

私の地域は隣のクラスの先生が、感染して休んだ先生のクラスの授業もまとめて配信して下さったりしています。コロナ禍においても学校現場の全部を引き受けるという万能有能人材の求めすぎだと感じています。
子どもたちのことを日々想ってより良い環境を整えてくださろうとする中で、体を悪くされたり疲れ果てたら離職されてしまうようなこの状況を大きく変えないと、せっかくオンライン授業の導入環境が整った地域であっても年単位で負荷がかかり続けている現場が耐えられなくなり頓挫してしまうと危惧しています。

また、感染不安の子たちだけに限らずいわゆる不登校の子ども達や病院に頻繁に入院する子ども達も含めていろんな環境の子ども達に一律に学びの門が開かれてほしいとも思っています。
今も子どもが希望してもオンライン授業ができない地域が多々あると聞いています。我が家は繋がれる環境が整いましたが、今よりもっと良い形に変化して友達との心の交流面と学習面のどちらも体験していけるような形の学び方が認められて、地域格差がなくなればいいと思います。

子どもの学びを止めないと配信がはじまったその先に、子の個性を見守り支え続けていける持続可能なつながり方の新たな仕組みづくりを保護者として望みます。
集団学習で人の意見をたくさん聞き交流することによって多くを学ぶ教科もあれば、科目によって個々の子どもの育ちの速度に合わせて学習を進めていくほうが理解が進む教科もあるでしょう。
子どもたちが登校できない都合や体調の時にも、学習や子どもの体と心の育ちを学校と家で見守り続けられる時代になってほしいと願います。

先生が足りないという時代。手厚い支援のいる子の多い時代。
一人一台端末の使い方次第で現場の負担が軽減する形が作り上げられるためには各学校任せより、大きな仕組みの変革が必要と感じます。
現場に負担が増えることなく、子ども達に教育の機会が公平に与えられるような環境になればと思っています。

個人ではどうにも立ち行かないので、ハロハロラボで、また団体が繋がるなどして現状を変えられたらと願っています。
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オンライン授業や授業動画のアーカイブなど、各自治体で格差があるのが現状です。その格差がなくなり、たまたま登校できなかったときに授業の振り返りができるような授業動画があるとどんな状況であっても学びは止まらない環境ができるのではと考えています。
私自身が望んでいるのは、担任の先生一人にクラス運営を任すのではなく、3人ほどの担任チームでのクラス運営が一般化することです。
「担任ガチャ」という悲しい言葉がありますが、これは子どもにとっても先生にとっても不幸な言葉だと思っています。一人で3,40人プラスその保護者の対応、たくさんの雑用の中では、限られた時間で子どもに向き合うこと、楽しい授業内容を練る事などが難しくなってしまうなんて、本末転倒だし、現状はとても無理なことを先生は強いてしまっていて、そこを熱意で乗り切ろうとしてくださっていると考えています。
例えば、固定担任制が廃止されるなどの取り組みがあったり(末尾参考資料添付)、先生方の中でも働き方改革なども進められていますが、社会全体が改善を支えていけたらと願っています。

ハロハロラボでも、保護者の声、現場で働く先生方の声を聞き、自治体や他の団体とも連携しよりより教育環境づくりのためにできることをやっていきたいと思っています。
(文責 ハロハロラボ広報チーム 智)

参考資料





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