見出し画像

【旅行】長野旅・前編①~諏訪大社上社巡り~

 8月6日~7日の1泊2日で、長野県へ行ってきました。
長野県旅を計画したのは、①御朱印帳と御城印帳が欲しい ②おいしい蕎麦が食べたい ③雄大な自然を満喫したい という思いがあったためです。夏らしい景色をたくさん観ることができたらいいな、と何日も前から楽しみにしていました。

 1日目は諏訪大社巡り→松本城見学を予定しています。たくさん歩くし、炎天下が予想されるからたくさん朝ごはんを食べて体力を温存しなくちゃ!といつもよりたくさん食べたのがいけなかったのでしょうか。自家製レモネードを飲んだのがいけなかったのでしょうか。それとも、電車の中ではいつも読書をしているから、と今回も本を持って行ったのがいけなかったのでしょうか。

 立川駅から特急あずさに乗り、優雅に読書を始めたのですが…八王子を出て少し経ったところ(乗ってから15分くらい…序盤も序盤…)から、なんだか胸がムカムカしてきました。元々ものすごく乗り物酔いをするタイプで、小さい頃から酔い止め薬は必需品です。大人になった今でも飛行機や船に乗るときは必ず飲んでいるのですが、新幹線を含む電車では酔うことがなくなってきたので今日は飲んでいませんでした。
 だんだんムカムカが強くなってきたので「これはまずい!」と慌てて酔い止め薬を飲んで再び読書に集中したのですが、気持ちの悪さは止まらず、冷や汗が出始めました。もう読書なんてしている場合ではありません。急いでトイレに行きました。
 席に戻ってからスマホで調べてみると、「あずさ」は乗り物酔いをする人が多いこと、読書は特に酔いやすくなることが分かりました。そして、柑橘系は乗り物に乗る前は摂取しない方が良いことも知りました。これは酔うわけです。そうこうしているうちに再び気持ち悪さに襲われ、茅野駅に到着するまでにトイレと席を3往復することに…。
 乗り物酔いを甘く見てはいけない -- 今回の旅で強く心に刻みました。

 2時間ちょっとかけて、ようやく茅野駅に到着しました。ここでは、諏訪大社の前宮・本宮と博物館に行く予定です。まだ気持ちの悪さが残る身体を労わりつつ、改札を出てすぐの観光案内所へ向かいました。

●茅野市観光案内所●

 ここでは、自転車を借りることができます。1時間1000円と少し高いですが、バスで本宮まで行く場合は上諏訪駅から30分近くかかるため、こちらを選びました。
 2時間借りたいことを伝え、2000円を払うとペットボトル(茅野市の水)をもらえました。乗り物酔いした私にはありがたいサービスです!
 また、どの道を通ってどこに自転車を停めると良いのかも、地図に書きながら丁寧に教えてもらえました。

●分かりやすい地図!●

 電動自転車なのですいすい進みます。風がとても気持ち良くて、気持ち悪さが治まってきました。さらに、上川を越える橋の上で素敵な景色に出会えました。

●橋の上から●

 きれいな景色に癒されつつ、最初の目的地である諏訪大社・前宮へ向かいます。方向音痴な私でも15分かからずに到着しました。

●諏訪大社・前宮●

 鳥居をくぐれば本殿が見えてくるもの、という先入観があったため、辺りを見渡しても何もないことが不思議でした。どこでお参りするのだろう…?すると、坂をのぼった上の方で人の声が聞こえてきました。もっと先があるようです。

●さらに先に鳥居があった●

 2つ目の鳥居を目指して階段を上ると、本殿がありました。
 その隣には「水眼」と呼ばれる清流がありました。とてもきれいな水です。

●清流●

 本殿にお参りをして振り返ると、そこには素敵な景色が広がっていました。そうか、私はこんなに高いところにいたのか -- 通りで水の流れが速いわけです。

●高いところから見た景色●

 ちょうど御朱印帳が最終ページまで終わってしまったので、諏訪大社の夏限定御朱印帳を購入しようと楽しみにしていました。しかし…!なんと、前宮では取り扱っていなかったのです。本宮では取り扱いがあるとのことだったので、ここでは書置きをいただきました。

●書置きをいただいた●

 すっかり気持ち悪さが治ったところで、次の目的地である本宮へ自転車を進めます。10分かからないくらいで到着しました。

●山の入り口に鳥居がかかっているよう●

 参道から本宮を見ると、山の入り口に鳥居がかかっているようにも見えます。神秘的な光景でした。参道ではおやき、五平餅などが売っていて、食べ歩きを楽しみにしていたのですが、乗り物酔いから2時間は食べない方が良いとのことだったので今回は残念だけれど我慢です。

●諏訪大社・本宮●

 本宮に入ってびっくり!なんと土俵がありました。その隣には雷電為右衛門の像もあります。調べてみると、諏訪大社の起源となる神話に相撲が登場することが分かりました。なるほど!

●雷電為右衛門象●

 お参りをした後、前宮では取り扱いのなかった御朱印帳を購入します。諏訪湖と花火が描かれたきれいな御朱印帳でした。よく見ると、諏訪湖の端と端に2つずつ鳥居が描かれています。

●諏訪湖と花火の柄が素敵!●
●本宮の御朱印●
●お参りをしてから振り返った景色!●

 自転車を返却するまでにはまだ1時間近くあったので、本宮から歩いてすぐのところにある諏訪市博物館へ行きました。博物館でその土地の歴史を知る大切さは、前回の福岡旅で学んだことです。

●諏訪市博物館●

 博物館の入り口横に足湯がありました。ちょっと休憩をしていくことにします。

●足湯●

 足湯はとても気持ちが良かったのですが、途中から熱いお湯が出てきて「あちちっ!」となりました。適度に足をお湯から出しながら熱い足湯を楽しみます。

●私にはちょっと熱かった●

 博物館では、諏訪湖にまつわる神話や発掘された土器のことなどを詳しく学ぶことができました。諏訪大社の上社・下社がある位置が御神渡りに関係していることを知り、諏訪湖周辺に住む人たちにとって”神”は身近な存在なのだと感じました。

 自然豊かな景色をたっぷり楽しみ、そろそろ自転車を返却する時間がやってきました。駅に戻ると、電車の時間まで20分くらい余裕があったので、駅に直結している建物「ベルビア」を覗いてみます。
 駅に直結している建物なので衣料品売り場やドラッグストアなど生活に必要な物を売っているのだろうと予想していたのですが、「ベルビア」は”人と人をつなぐ”ことを目指したスペースがたくさんありました。私が気に入ったのは ”まちライブラリー” です。小さな図書館スペースのようですが、きれいな机と椅子が設置されていて、誰でも自由に使うことができます。楽しくお話をしたり、打ち合わせをしたりすることもできそうです。ワークショップも企画されていて、素敵な空間でした。本当はずーっとここにいたかったけれど、残念ながら出発時間になりました。

●こういう空間が好きだ●

 駅の改札をくぐると、”シキシマが通過するので旗を振るボランティアを募集しています” というアナウンスが流れました。敷島という特急があるのか、どうしてこの電車にだけ旗を振るんだろう?とよく分からないながらも写真をパチリ。

●四季島●

 後から調べて知ったのですが、「敷島」ではなく「四季島」でした。そして、四季島は特急ではなく寝台列車でした。こんなにおしゃれな列車が走っていたのか!と驚きです。世の中は知らないことで溢れていることに改めて気付かされました。いつか乗ってみたいです。

 ここから下諏訪駅まで電車に乗り、諏訪大社下社巡りをします。

この記事が参加している募集

#旅のフォトアルバム

38,945件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?