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「普通に生きられない」と感じたとき安らぎをくれた一冊

「40代になったのに、想像していた未来と違う」
ということありませんか?

40代と書きましたが、
20代、30代など、その年齢ごとに
「こんな感じ」といった勝手な想像をしていて
実際に、その年齢になってみると

大して何も変わっていない。
または、実際の年齢よりも
精神的な年齢が成長していないかも…。

そんなふうに感じることが
多いなと思うことがあります。

他には、
「普通」ということが
できないことが増えていくと
「なんで私だけ…」
みたいな気持ちもでてくるんです。

そんなことを考えていたからなのか
本屋さんに行くたびに
気になっていた本があったので
読んでみました。

その本がこちら

あたしだけ何も起こらない "その年"になったあなたに捧げる日常共感書

この本の著者さんは韓国の脚本家
ハン・ソルヒさんです。

韓国ドラマに詳しい方は
わかるかもしれないのですが
長寿番組として有名な
ブッとび!ヨンエさん

個人的に、この本を読んでみよう
というきっかけになったのは
悲しき恋歌

の脚本を手がけた方です。

本のタイトル

あたしだけ何も起こらない "その年"になったあなたに捧げる日常共感書

の中の

『あたしだけ何も起こらない』

という言葉から

自分の気持ちを代弁してくれている。

と、感じたので
読んでみました。


本の表紙をめくると

”その年”で……に日々無言の焦りを感じながら生きていく私たち。

と書いてあったのですが
自分のことを言われている気がして

「あ、私だけじゃなかった」

と、ホッとしました。

本の中のいろんなエピソードに
驚いたり、共感したり
読みながらいろんな自分の気持ちに
気づけた時間でした。


「訳者あとがき」にブッとび!ヨンエさんの
ヨンエさんを演じた女優、キム・ヒョンスクさんの
出版の時に寄せたコメントが紹介されています。

そのコメントの中で

普通の人として生きたくても、普通に生きるのが難しいこの時代、慌ただしく生きるあなたに、この本が小さな安らぎをもたらしてくれるだろう。

という言葉がありました。

働き方、子供のこと、学びなど
「普通」に当てはまれないことで
「働くことも学ぶことも
何でこんなに大変なんだろう」

と思うことがよくあります。

正直にいうと、
最近、この気持ちが大きくて
ちょっと疲れていたのかもしれません。


自分自身が少数派だから
と、いつの間にか「普通」
になれないことが悪いような。
そんな気持ちになることも…あるんですよね。


今回の本を読んで
程度は違えど多かれ少なかれ
誰でも「普通」に生きるのは
難しいんだ。

だから、
「普通」に生きられないこと
を嘆き悲しむよりも
今の自分でいいし、
自分だからできることや
好きなことに
もっと素直になろう。

と思えました。


「小さな安らぎ」って
湖に小石を投げた時にできる
水の波紋みたいに
ゆっくり、じわっと広がって
穏やかにしてくれる
そんな感じかもしれないですね。


「普通」に生きられないと感じて
ちょっと落ち込んだり
ちょっと悲しくなったり
そんなときはこの本読んでみてください。

心がふわっと軽くなると思います。

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