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求めるから始まる 求めるから遠のく

宝箱にお宝が眠っていて、開けてみたら空っぽで、ところが空っぽが最高の宝物だったというお話です。
禅問答みたいだね😂

欲しい!とか、そうなりたい!から始まって、どんどん近づいていくんだけど、最終的には求めるほどに遠ざかる。みたいな。
個人的に、ここ最近で一番ホットな話題なので頑張って言語化します。

あ、そういえばnote毎日投稿100日目です。おめでとう、俺🤗


求めるから始まる

求めよ、さらば与えられん。
尋ねよ、さらば見出さん。
門を叩け、さらば開かれん。
すべて求むる者は得、尋ぬる者は見出し、門を叩く者は開かるるなり。

新約聖書「マタイによる福音書」7章

強くなりたい!最速になりたい!お金持ちになりたい!モテたい!チヤホヤされたい!PNSEになりたい!

などなど、まずは求める事から始まります。
不足を感じるからそれが欲しいんですよね。分かります。
ちなみに上記、ぜんぶ私が持っていた願望😂

手放せとは言いますが、まず求めなければ進まないし、求めるものが無ければ手放すもなにもありません。
結局、全て欠乏感からきている欲求なので。
あれ、欠乏感が無ければ求めることも無い。
ここにヒントがあるんじゃないの?


求めたから近付く

とはいえ、欲しいがあるから自分の世界に顕れるわけでして、例えば武術の世界。世に轟く達人の逸話、武勇伝。それらに心を動かされます。
その他にも負けたくない!とか大切な人を守りたい!とか、そういった願望があるじゃないですか。それらが混ざり合って、よし!武術だ!達人になって望みを果たそう!と、修行を始めるわけです。
オラ、ワクワクすっぞ!🐵

そうして修行を進めるうちに自分より強い武術家に敗北したり、切磋琢磨するライバルと出会ったり、本物の達人と出会ったり、他の流派の教えを取り入れたりと創意工夫を行います。
そうこうしているうちに上達していって、まあまあ良い感じに強くなりました。気分も上々です。
でもね、なんか違う。自分の目指していたところに到達しない。
もっともっと強くなりたいのに、今のやり方だとここが天井な気がする。
どうしても憧れの達人みたいな感じにならない。
どぼじで???


最後の最後は手放す。諦める。

諦めましょう。それが良いです。
手放すってのはそういう事みたい。
求めるってのは「そうじゃない」と同義でした。
求めている自分は、まだ「成っていない」から求める。
「成っている」から「成る」し、「成っている」
なんたるパラドックス😂
禅問答じゃねーの🤣

武術の世界では、達人ともなると目に見える技の動きを捨ててしまうそうです。日常動作、それそのものが「武」になるといいます。
また、最終的には求める事をやめることが達人への手掛かりになるという教えもあるようです。
言いかえると、欠乏感から解放されている。
だから、求めない。「成って」いる。

そういえば、どんな道でも到達した人たちは求めてない😂
求めず、ただただ続けるだけ。そういう事ですね。
二律背反、マッチポンプ。笑えてくる🤣
まだまだと思い続ける限りまだまだで、全部手放して求めないから「成る」「成っている」。

難しいこと言ってそうですが、ある程度進むとなんとなくわかるんだと思います。それまでは、大いに求めるのが良いんじゃないかな。
求める気持ちが強いほど、速く真っ直ぐ突き進みますから。
手放すのは最後の最後。いまはそんな風に思ってます。


今回はここまで。最後までお読み頂き有難うございました。

1たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、わたしは騒がしいどら、やかましいシンバル。
2たとえ、預言する賜物を持ち、あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、たとえ、山を動かすほどの完全な信仰を持っていようとも、愛がなければ、無に等しい。
3全財産を貧しい人々のために使い尽くそうとも、誇ろうとしてわが身を死に引き渡そうとも、愛がなければ、わたしに何の益もない。
4愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。 5礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。
6不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
7すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。
8愛は決して滅びない。預言は廃れ、異言はやみ、知識は廃れよう、
9わたしたちの知識は一部分、預言も一部分だから。
10完全なものが来たときには、部分的なものは廃れよう。
11幼子だったとき、わたしは幼子のように話し、幼子のように思い、幼子のように考えていた。成人した今、幼子のことを棄てた。
12わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。だがそのときには、顔と顔とを合わせて見ることになる。わたしは、今は一部しか知らなくとも、そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる。
13それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。

新約聖書「コリント人への第一の手紙」13章

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