理想の父親像は結局、『自分の父親』
私は理学療法士として病院で働いていて、ツイッターも「リハゴリ」としてリハビリ関係のツイートをしています。
そんな私が先日、こんなツイートをしました。
私のツイッターはフォロワーがまだ250名弱とかなり少ないのですが、珍しく「良いね」が30を超えました。
内容は図の通りなのですが、私の進路を父親に話した時の父親の行動です。
この記事を読んでくださっている方の中には「理学療法士」という職名に馴染みがない方もおられると思います。理学療法士は病院や施設などで怪我や病気になった方々の社会復帰のお手伝い、つまりリハビリテーションの仕事をする職業です。
私が高校生の時、もう15年以上も前になるのですが、理学療法士という仕事は今よりもずっと認知度がまだ低い職業でした。
そのため父親に「理学療法士になるために大学に行く」と言ってもキョトンて感じでした。父は機械いじりの技術屋でしたので医療とは遠く離れた職業についているので当然です。
「理学療法士ってなんや?」って感じだったのでしょう。
ツイートにもあるように、自分の将来について打ち明けた後、父はインターネットで理学療法士についての記事を調べてコピーをして読んだり、書籍を買って読んだりするなど、理学療法士についての勉強をしてくれました。
頭ごなしに「何やそれ、やめとけ」とは言わず、しっかりと調べて考えてくれていたのです。私は打ち明ける時に「なんて言われるかな・・・」と少々不安だったものですから、その姿を見て「父親の愛」を感じました。
その後、納得いったのか「ええ仕事や。がんばれ。でもなこの学科に入ったらつぶしがきかんぞ、覚悟はあるんか。」言いました。
その言葉で決心がつきましたね。「俺は理学療法士になる!」って。ワンピースのルフィ的な。
広島大学の受験に落ちて浪人して、予備校費もかかってしまいました。でもそんな時も「諦めるな、がんばれ。逃げるな。」と強く背中を押してくれました。1年の浪人を経て、県立広島大学に入学・卒業。理学療法士になってもう10年がたとうとしています。
このように真剣に考えてくれる父の姿が今も好きです。私も今、2歳の息子をもつ1人の父親です。
結局、理想の父親像って自分の父親なんだなと感じています。
私は、この子に父親として何をしてあげられるでしょうか。
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