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「英語が話せない」のナゾ

私のnoteを読んでくださる方なら
薄々感じているかもしれないが、
最近英語に関する話を書くことが
が多くなった。

趣味は何かと聞かれれば昆虫飼育としか
答えられなかった私だが、
もしかすると英語を学ぶことも
私にとって趣味なのかもしれない。

今日も英語について書こうと思う。

ところで、あなたは英語を話すことが
得意だろうか。

多くの人は苦手だと感じるであろう。

TOEICを運営するIIBCが
英語を学習しているビジネスパーソンを
対象として行った調査では
52%の人が話すのが苦手と答えている。

この数字はあくまで
英語を学習しているビジネスパーソンを
対象としているデータなので、
そもそも英語に興味のない人や
学習していない人を含めると
その数字は劇的に低下するであろう。

今の時代自動翻訳があるので
そもそも学ぶ必要がないと答える人も
中にはいるかもしれない。

しかし、私たちは学生時代から
少なくとも数年間は英語を学んできたし、
基礎は知っているのだ。

それを全く活用せず、
「わたしには英語はできない」と
思い込むのはあまりに
勿体ないことではないだろうか。

相手に自分の意思を自分の言葉で
発信することができれば
心を通じ合うことができる。

自動翻訳を使うにしても
相手に自分の伝えたい意思が
適切に伝わったかを確認する術はないのだ。

しかし、そうはいっても
英語を話すことに抵抗がある人が
多いのも事実である。

これは一体なぜだろうか。

それは自分が発した英語を評価されたことが
ないからではないだろうか。

英語を読み聞きすることは
比較的簡単に評価することができる。

TOEICがまさにその代表であるし、
毎回テストのたびに多くの受験者が
会場にあふれかえっている。

しかし、自分が話した内容は
簡単に評価することはできない。

相手に何かを英語で伝えたいと思い、
Googleで調べれば
答えは色々出てくるであろう。

だが、そのうちのどれが自分が本当に
聞きたいと思っている表現なのか
本当の意味で知ることはできない。

なぜなら、それが相手にどう伝わったかは
相手次第だからである。

相手がそれを聞いて
フィードバックをくれて初めて
私たちはそれが適切に伝わったことを
知ることができるのだ。

私たちにはあまりにこの
フィードバックの機会が少ないのである。

過去に私は短期間ではあるが
英会話教室に通ったことがある。

そのレッスンの中で自分のスピーキングを
評価してもらえたことは、
今となっては非常に貴重な機会だったと
感じている。

では英語を話せるようになるために
私たちは何をすればいいのだろうか。

英会話教室に通うことは一つの
解決方法であるだろうが、
当然ながら一定のコストがかかる。

私自身この問の明確な答えには
行きついていないのだが、
一つ実践していることがある。

それは自分の話す英語を
録音して自分で聞いてみる事である。

この際、本を読むのではなく
何かテーマを決めてフリーで
自分の考えを話してみてほしい。

これは実際やってみると
最初はかなり嫌な気持ちになる。

自分の声を聞くだけでも違和感なのに
それに加えて英語だからである。

しかし、この方法で自分の英語を聞いてみると
自分が何を言いたかったのか客観的に
聞くことができるのだ。

私たちは読みや聞きは過去から
学んできて評価もされてきたので
ある程度のレベルになっているが、
話すスキルがそれに追い付いていない。

ある意味自分の話す英語を聞いて
それを評価することは
自分の話すスキルを読みや聞きに
合わせていく作業でもある。

現時点で私は実践していないが、
自分で話した内容をSNSで発信してみるのも
一つの方法であろう。

そうすれば実際に海外の方から
リアクションをもらうこともできる。

まさに自分のスピーキングを
自己からも他人からも評価してもらうことが
できるのだ。

基本的にこれらの行動には
コストはかからない。

必要なのは恥をかく勇気だけである。

私自身始めてそれほど
時間が経っているわけではないが、
自分で自分の英語を聞くことに
ようやく少し慣れてきた。

自分で聞くだけでも十分な恥を
感じたものであるが、
その恥こそ語学上達のためには
何よりも大切なものである。

英語が話したいけれど
何から始めたらいいのかわからないならば
ぜひ一度試してみてほしい。


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